物性評価ソリューションマガジン Vol.05

・磁場測定:ハンディガウスメータ 5180 型のご紹介
・焦電体特性評価システムリリースのご案内

平素より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

さて、新年第 1 号は、取り扱い便利なハンディタイプのガウスメータOECO(旧 F.W.BELL)社製 5180 型をご紹介させていただきます。
本製品は年度末キャンペーン対象となっており、かつ即納可能です。余り予算のお使い道に悩まれている方もこの時期多いかと思います。ぜひ、初号機として、またリピートとしての導入をご検討ください。

1.ハンディガウスメータ 5180 型のご紹介(2022年販売終了)

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5180 型は、磁場測定で長年皆さんにご愛顧いただき、現在は製造終了となっている 4048 型、5080 型の後継機種です。
本体とホール素子が埋め込まれたプローブで構成され、単三アルカリ乾電池 4 本で最長 20 時間駆動します。ご購入後すぐにご利用できるよう、本体にはトランスバースプローブ(STD18-0404 型)、ゼロガウスチェンバー、和文取扱説明書、単三乾電池、ハードキャリングケースが付属しています。
本体は、なめらかな曲線を描いたスタイリッシュなデザインで、皆さんの手のひらに優しく納まる持ちやすいフォルムとなっています。
プローブは標準品の他にもご用途に応じて数種類あり、差し替えるだけで様々な測定条件にお応えすることが可能です。トランスバース型とアキシャル型のプローブはもちろん、ハンディタイプでは珍しい低磁界プローブも長さや材質別で各種取り揃えております。
それぞれプローブには標準 1.5 メートルのケーブルが付いています。毎日使う中で重要なのは機能性です。 操作と機能の設定はとても簡単で、ストレスを感じることはありません。ON/OFF キーを押しますと、自己診断テストを行います。
合格後は自動校正へ進み測定することが可能となります。測定単位はガウス、テスラ、A/m の 3 種類、DC・AC 磁場の選択、オートレンジを含めた測定レンジの設定がキー操作で行えます。さらに最小・最大・ピーク値のホールドや、リラティブモード、BNC アナログ出力・USB ポートなどこだわりの機能を有しています。 設定と操作の手順は心のこもった和文取扱説明書が皆さんを導きますのでご安心下さい。5180 型は、モータなどの電子部品、食品・乳飲料会社の生産ラインや品質管理、医療設備の検査、学校教育関係などあらゆる業態の磁場測定でご使用いただいており、操作性含めて大変ご好評をいただいております。ぜひ、お買い求めやすいこの時期に導入してみてはいかがでしょうか。
またデモ機の準備もございますので、使用感を確認したい方はぜひお問い合わせください。

2.焦電体特性評価システムリリースのご案内

圧電体の一種で赤外線センサ等にも使用される焦電体の特性評価システムをリリースいたしました!
本装置は、強誘電体・焦電体の焦電電流について、液体窒素温度付近から 200℃までの幅広い範囲における温度変化の測定を可能にしました。電圧は最大 1kV まで印加可能、また、0.001fA の最小測定分解能を持つため、fA オーダーの微小な電流でも測定可能です。有機・無機強誘電体のご研究をされている皆さんを後押しできるシステムとなっております。
現在サンプル測定も随時承っておりますので、ぜひお声がけください。

3.おわりに

新年第 1 号では低価格でありながらも高機能で操作性も抜群なハンディガウスメータを紹介させていただきました。
物性グループでは今回紹介させていただいた磁気測定機器をはじめとして低温測定機器、データロガー、アンプ、任意発生器、ホール効果測定システム、極低温プローバー、強誘電体評価システムなど幅広い範囲の測定器を取り扱っており、
「こういう測定をしたいが何を使ったら良いかわからない」
「そもそも装置をどう使ったら良いのかわからない」
というお問い合わせを多数いただいております。
幅広い製品を取り扱っている私たちだからこそ提案できるソリューションがありますので、機器選定や装置のことでお悩みがありましたらいつでもお声がけくださいませ。
本年も、皆さんに物性評価ソリューションの最新情報をお伝えできるよう精進していく所存ですので 「こんな内容を取り扱ってほしい!」というご希望があればいつでもご連絡ください!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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