Spirent Communications Inc(スパイレント コミュニケーションズ社)

テストベッド・オーケストレーション&テストケース・マネジメント「Spirent Velocity」

Spirent Velocityは、物理・仮想・ハイブリット環境をオーケストレーションする自動化LaaSソリューションです。複数のテストベッドにわたる継続的なテストにより、DevOpsワークフローを強化します。Velocityは、限りあるリソースの利用率を最大化し、テストベッドのセットアップ時間を短縮します。実用的な管理情報を提供し消費電力を最小化することにより、資本コストと運用コストの両方を削減します。

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特長

  • ラボリソースへのグローバルアクセス
  • 物理・仮想・ハイブリッドテストベッドの自動予約構成
  • 組み込まれた自動化ワークフローによる環境構築・テスト実行・解析
  • リソース利用率やテスト合否率など実用性の高い情報をダッシュボード
  • REST APIによる完全かつ拡張可能な自動化

ラボ運用管理: 利用状況・コスト見直し

運用管理
  • 自社製予約システムを立ち上げたことはありますか?どのように役立っていますか?
  • 物理的な設備、ケーブリングなど、機器が無秩序な状態となることはありませんか?
  • 個人が“必要な場合”に備えて、機器を保有していませんか?
  • 個人が機器の“闇取引”( 予約システムを利用しない個人間の貸し借り) をしていませんか?
時間
  • ユーザはラボ内での作業に多くの時間をとられていませんか?
  • 管理者は機器の割り当ての決定に多くの時間をとられていませんか?
コスト
  • ラボにかかるコストについて定期的に見直しをしていますか?
  • ラボにある機器の総額はどれほどになりますか?すべて有効に利用できていますか?
ラボの種類
  • ラボタイプは?構成変更の頻度は?(PoC, 技術サポートセンタ, 開発, QA/テスト, 教育, 他)
  • 多数のユーザ、複数のグループでラボを利用していますか?

Velocity によるラボオーケストレーションへ

検証環境オーケストレーションとテストケース管理を実現

  • 全ユーザ24時間365日世界中からアクセス可能なリソース集中管理システム
  • デモやテストなど目的に応じたトポロジを自動構成し作業効率を向上
  • トポロジ変更からシームレスなテスト実行・予約実行
  • 物理リソースに加え、物理・仮想トポロジやテスト資産の共有
  • テスト結果やリソース利用率などダッシュボードによるビジュアル化(ElasticSearch&Kibana)
  • Velocity 機能を100%カバーするREST API 実装による拡張性とコラボレーション

円滑なラボマネジメント・スケジューリング

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  • 物理・仮想を問わずラボ機器を統合管理しCAPEXとOPEXを削減
  • 機器の可用性と予約競合の識別と競合解決ワークフロー
  • 予約リクエストと承認ワークフロー
  • リソース利用率から適切な設備投資のための実用的なデータを提供
  • ユーザや機器のグループ化、隔離
  • 必要以上の数・期間の機器の占有、個人間の貸し借りを排除

テストケース

テストベッドオーケストレーションとテスト実行フロー

Velocity は、トポロジ生成からテストケース実行、レポーティング、トポロジのリリースをシームレスに実現します。

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Velocity 物理環境テストケースワークフロー

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Velocity ラボ管理、テストベッド・オーケストレーション、テストケース・ライブラリ、ユーザ管理
VDS
(Velocity Datastore)
テストトポロジ・リポジトリ、テストケース・リポジトリ、テストレポート・リポジトリ、ユーザ・リポジトリ
Velocity Agent テストケース実行、テスト実行結果のレポーティング
  1. テストケースとトポロジ等の準備
    iTest でテストケースを作成しVelocity のライブラリへアッ プロードします。
    - Velocity はリポジトリにアップロード(a)
  2. トポロジ生成とリリース
    Velocity からトポロジ(DUT, テスタ等) の使用を予約します。
    - Velocity はレイヤ1 スイッチ経由で物理結線を変更(b)、予約期間の終了後にトポロジをリリース(g)
  3. テストケースの実行
    Velocity のライブラリから実行するテストケースを選択します。
    - エージェントがテストケースを実行(c)、テスタやDUT か ら結果を収集(d)、テストレポートを作成しリポジトリにアッ プロード(e)
  4. テスト結果の解析
    Velocity 上でテストレポートを解析します。
    - Velocity はリポジトリからテストレポートを表示(f)

ユーザインターフェース

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テストベッドオーケストレーション

  • 物理・仮想・ハイブリッドテストベッドの作成・予約実行
  • 強力な抽象化機能によるリソース稼働率の向上

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スケジュール管理

  • 物理・仮想リソース、トポロジ予約
  • 現在・未来の予約の確認
  • 代替機器や利用可能な時間帯の検索
  • リソース予約競合解決ワークフロー
  • 予約リクエストと承認ワークフロー
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リソース利用率レポート( 予約競合カウントを含む)

  • リソース・ポート・ユーザごとの利用率をレポート
  • 予約競合のカウント
  • 使用開始(Check-in) 機能による実稼動の把握
  • 期間やユーザグループによるフィルタリング

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テストレポート

  • ステップbyステップによるテスト結果解析
  • 各ステップのアクションやレスポンスの詳細表示
  • デバッグビュー

ダッシュボード

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一元化されたスケーラブルなデータ収集。
トレンド分析のための分析ダッシュボード、テストプロセスと結果に対するリアルタイム考察とCAPEX ROIの決定に役立ちます。

  • リソースメトリック : 可用性、利用率、競合
  • 使用メトリック : 予約&実行

動作環境・要求仕様

動作環境

ESXi あるいはKVMにVelocity VM とVDS(Velocity Datastore)をセットアップします。テストケース作成や実行エージェントとしてiTest やVelocity Agent を設定します。License Server はiTest のLicenseServer と共有可能です。

velocity動作環境

Velocity システム要件

Velocity Datastore VM

ハードウェア 最小構成
vCPU 4 vCPU
Memory 32 GB RAM
Disk space 500 GB

Velocity VM

ハードウェア Small(1~1K Resources)
vCPU 4 vCPU
Memory 32 GB RAM
Disk space 200 GB

機能

機能概要

  • 自動ラボマネジメントソリューション
  • 自動L1/L2スイッチング
  • 物理、抽象&仮想トポロジ
  • 装置の可用性と競合識別
  • 予約競合解決ワークフロー
  • 予約リクエストと承認ワークフロー
  • マニュアルケーブリングワークフロー
  • ラボインベントリの作成・管理・維持
  • VNF/SDNテスティング
  • ユーザグループ、装置グループ設置による関連付け、または隔離
  • テスト実行インテグレーション
  • REST APIによる拡張性とコラボレーション
  • ダッシュボードによるリソース利用率のレポート化と管理
  • 物理・仮想リソースのコーディネート、オーケストレート、スケジューリング、モニタリング(LaaS)
  • ラボおよび本番環境のテスト管理
  • ラボ統合を促進
  • ベンダ隔離の確保
  • エンタープライズレベルのスケーラビリティと可用性
  • CPEX/OPEXを制御する資産利用率の管理
  • レガシーツールを統合するREST API の実装

機能特長一覧

Lab Management Velocity(7.1) コメント
Topology Creation & Mgmt.
Subtopology Support 既存のトポロジーと新規トポロジーを統合できます。Subtopology のアップデートにより、親トポロジーの設定を自動的に更新することも可能です。
Physical, Virtual and Hybrid Resource management
Permissions based Reservations ユーザ・ユーザグループそれぞれに細かいロールおよび権限を設定し、リソースのアクセス、予約、承認を分けることができます。これによりシステムアドミン、テスタ、テストケース開発者、ラボ管理者、プロジェクトマネージャーそれぞれが専任すべき仕事に効率よく 従事できます。
Browser-based interface
Cabling workflow automation マニュアルのケーブリング作業の際に、Velocity がトポロジー情報や設定から自動的に最適化したワークフロー(ワークオーダー) を提供し、トポロジーやリソースの変更および関連箇所設定の更新をサポートします。
Conflict Resolution with
Escalations workflow
試験予約スケジュールがコンフリクトした際の、上位マネージャーへのエスカレーションワークフローが用意されています。
User Management
Move Port groups シャーシ、ブレード単位に、複数のポートをグループ化することができます。また、ポートグループ内のポートプロパティ及びサブグループを、一つのオブジェクトとして移動する ことができます。
Event-driven Integration
(Triggered Automation)
ユーザが定義した複数のシステムイベントをトリガーに、タスクを自動化することが可能です。
Hand-off of Reservation
(Change Reservation Owner)
Console Access Management in Reservations
Support Temporary Users テンポラリーユーザの作成や使用期限設定をサポートします。
Support for TOSCA/YAML for
topology creation
Test Execution and Reporting Velocity(7.1) コメント
Test Scheduling
Execution & tracking, support
for multiple agents
Results tracking
Web-based access
Dashboard/Web-based Analytics
Agent Capabilities Velocity 用のテスト Agent が並列試験をサポートします。また、分散処理アーキテクチャにより、試験処理とマネージメントの負荷を分散し、より効率的に試験を実施することができます。
Runlists
Customized Test Report
Python Code Execution

L1/L2トポロジ・アクティベーション

Layer1, Layer2(VLAN) マッピング変更による論理構成のリモート制御

動的アクティベーション:
レイヤ1スイッチ: NetScout, Calient, Polatis, Lepton
レイヤ2スイッチ(VLAN): Arista, Cisco, Juniper etc.
∗ドライバを作成することで多様なスイッチを利用可能です

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Calient
光3D MEMS 技術を用いた
レイヤ1スイッチ
NETSCOUT
L2-4 インテリジェント機能も対応
レイヤ1スイッチ

仮想テストベッドオーケストレーション (オプション)

仮想リソースのオーケストレーション

VMware VSphere、またはOpenStackの仮想化基盤と連携、仮想リソースのオーケストレーションが可能です。

  • イメージの管理
  • 仮想マシン・仮想ネットワークの作成/削除
  • 仮想リソースの各種プロパティ設定

事例紹介

NTTアドバンステクノロジ株式会社様 検証の自動化・効率化を追求しラボDXを推進

Spirent Velocity 事例紹介:

各検証ラボの効率化において、環境構築の負荷が大きな課題でした。従来の表計算ソフトによるラボ資産の管理では、管理表の更新の遅れやデバイスの初期化のし忘れなどのために、新たな環境構築に長時間かかることも。NTTアドバンステクノロジ株式会社は、ラボの仮想・物理資産を登録して統合的に管理するVelocityを導入してiTestと連携させることで、60%もの工程の自動化を達成しました。管理表の作業から解放され、夜間テストを仕込めばエンジニアは帰宅することもできます。この効果から“前に戻りたくない”という現場の声もいただいています。

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CalixがSpirent Velocityを利用して複数のラボを単一の自動化ラボに集約

新しい Lab as a Service モデルでテストセットアップ時間を数日から数分に短縮、エネルギーコストと CAPEXを削減

Calix Inc.はユニファイドネットワークアクセスおよびスマートプレミスのデリバリに必要なクラウドとソフトウェアのプラットフォーム、システム、およびサービスのグローバルプロバイダです。 Calixのプラットフォームとサービスは DevOps オペレーションモデルの活用、加入者エクスペリエンスの最適化、およびスマートホームとスマートビジネスの複雑性を新しい収益源に変えることにより、顧客の次世代ネットワーク構築を支援しています。

Spirent Velocity 事例紹介:CalixがSpirent Velocityを利用して複数のラボを単一の自動化ラボに集約

 課題 

  • 企業間のNG-PON2(次世代パッシブ光ネットワーク)、WiFi6 、5Gフロントホール、IoT、および消費者向けブロードバンドのデプロイにより製品開発の複雑性と必要なテストのスケールが大きく増大していた
  • NG-PON2によりネットワークキャパシティが劇的に増大することで、地理的に分散したラボをまたがってテストをスケールアウトする従来のパラダイムに従い続けることは不経済になってしまう

 導入効果 

  • ラボからライブネットワークへのデプロイまでの製品ライフサイクルを加速
  • ラボのテストベッドセットアップを300倍高速化
  • 機器のCAPEXとエネルギーコストを大きく削減
  • Lab as a Serviceモデルと自動化によりDevOpsのCI/CDとNetOpsを実現

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ネットワークセキュリティのマーケットリーダーがグローバルラボを一新

あるエンタープライズセキュリティソリューションのマーケットリーダーは、顧客に提供しているワールドクラスの24 時間年中無休のサポートに対して、J.D.PowerとTSIAから卓越したサポートサービスに送られるアワードを受賞しました。
顧客サービスは優れていた一方、ラボ関連のOpEx およびCapEx コストは維持できないほど高く、さらに増大していました。

Spirent Velocity 事例紹介:ネットワークセキュリティのマーケットリーダーがグローバルラボを一新

 課題 

  • 素晴らしいカスタマーサポートを有していたが、関連するラボのOpEx およびCapEx は維持できない水準であり、増加し続けていた
  • 特定の顧客の環境を再現するため、デバイス、ケーブリング、および設定を常時変更する必要があった
  • 毎年多くの異なる構成をセットアップする必要があり、それぞれの構成はかなりの手作業を要求し、またリソースを共有する効率的な方法がなかったため、エンジニアはもしもの時のために機材を囲い込んでいた
  • 管理者は機材の利用パターンと実際の利用率について十分に把握することができていなかった

 導入効果 

  • Spirent のVelocity Lab asa Serviceプラットフォームはこのベンダが5つのラボを自動化されたグローバルな24時間稼働の単一のラボに集約することを可能にした
  • 世界中の多くのエンジニアがリソースインベントリ全体にアクセスできるようになった
  • 24 か月にわたって、【OpExを$5.2M削減】【CapExを$2.8M削減】という劇的な財務改善を達成した

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サービスプロバイダ、ワイヤレスサービスプロバイダの事例

詳細はこちら

最新情報

2024年4月Velocity v9.5 をリリースしましたリリースノート

2023年11月Velocity v9.4 をリリースしましたリリースノート

2023年7月Velocity v9.3 をリリースしましたリリースノート

2022年6月事例紹介を公開しました

2022年4月ホワイトペーパーを公開しました

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