Spirent iTest 事例紹介

試験自動化の委託業務例

富士ソフト株式会社

レイヤ2/3スイッチ評価

システム概要

国内/海外の通信事業者様に向けた、レイヤ2/3スイッチ装置の評価実績があります。 汎用のテスト自動化ツール「iTest」の使用により、評価の効率化を推進しております。

L2プロトコル

LACP、STP/RSTP/MSTP、IGMPsnooping、ARP、ETHER-OAM、ETHER-RING など

L3プロトコル

OSPF、RIP、BGP、MLD、IGMP、VRRPなど
その他、レガシー(TDM、ATM)、無線に対応する多機能L2/L3スイッチについても評価実績があります。
評価専門チームとして、仕様検討段階から参加させていただき、開発当初から品質・効率を意識した評価をご提案できます。

スマートメーター評価

システム概要

電力検針自動化に向けた、スマートメーターの評価実績があります。
汎用のテスト自動化ツール「iTest」と、Windows自動化ツールを連携させ、 保守者のオペレーションを自動化することによる評価の自動化、および、解析ツールを 作成/導入することによる評価の効率化を推進しております。

開発環境

  • テスト自動化ツール(iTest)
  • Windows自動化ツール

開発言語

  • 開発言語:スクリプト
評価項目の自動化のみではなく、運用オペレーションやデモ対応時にも 自動化ツールを導入することにより、品質向上、および、効率化を意識したご提案をさせて頂いております。

SIPサーバー評価

システム概要

通信キャリア網内SIPサーバーの評価実績があります。
汎用のテスト自動化ツール「iTest」と、GUI自動化ツール、SIPプロトコル自動化ツールを連携させ、呼制御、および、保守者のオペレーションを自動化することによる評価の自動化を推進しております。

開発環境

  • テスト自動化ツール(iTest)
  • GUI自動化ツール(独自)
  • SIPプロトコル自動化ツール (独自)

開発言語

  • 開発言語:スクリプト、XML
自動化ツールを多様に連携させることで、様々な評価に対応すると共に効率化を意識した評価をご提案させて頂いております。

評価自動化(iTestソリューション)

評価の効率化

iTestを使用した自動化試験を実現することで評価を効率的に実施し、評価工数の削減および 製品の品質向上に貢献させていただいております。

【iTestの特徴】テスト自動実行用スクリプトを、テスト実施と同時に自動生成

開発環境

  • テスト自動化ツール(iTest)

開発言語

  • 開発言語:スクリプト

※記載されているロゴ、会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

試験器を含むテスト自動化

RouterのARP Reply応答性能試験

システム概要

  • 1秒間に全て応答できる最大ARPリクエストのレートを測定します。

使用セッション

  • DUT制御用セッション (例. telnet, ssh, serial, コマンドプロンプト など)
  • Wireshark
  • Spirent TestCenter, Avalanche, あるいはTCL

自動化フロー

Spirent TestCenterからARPリクエストを送信します。
1秒間で送信するARP Request Rate(fps)を変えていき、ARPリプライを全て返せるレート(fps)を求めます(バイナリサーチ方式)。
パケットの確認にはL2スイッチのモニターポートを使用したパケットキャプチャを行います。
ARPリクエスト/リプライレートをXYチャートへ描画します。

赤線:TestCenterが送信したARPリクエストレート
青線:DUTが応答したARPリプライレート

このDUTでは500ARPリクエスト/秒を実現しています。

itest_ujirei02_re1.png

ファイヤーウォール試験自動化

システム概要

  • ファイヤーウォールのアクセスリストの設定に応じて、テストトラフィックを送信します。
  • ファイヤーウォールによるトラフィックの破棄/転送が期待する動作か確認します。

使用セッション

  • DUT制御用セッション (例. telnet, ssh, serial, コマンドプロンプト など)
  • Wireshark
  • Spirent TestCenter, Avalanche, あるいはTCL

自動化フロー

iTest PCへCSVファイルを読み込みます。
ファイヤーウォールのACL設定値
使用する試験器種類やプロトコル
試験器に設定する各種アドレス情報
期待するファイヤーウォールの動作 ..etc
ファイヤーウォールの設定をします。
試験器の設定をします。
試験開始します。
キャプチャデータを解析し、Pass/Fail判定をします。

テストの自動化

インターネット通信速度測定の自動化

システム概要

  • 各拠点のPCからインターネット上の速度測定サイトへ接続し速度測定を行います。
  • 各拠点のPCから主要なウェブサイトへ接続し、ページ表示にかかる時間を測定します。

使用セッション

  • telnet
  • コマンドプロンプト
  • Wireshark
  • Web、あるいはSelenium

自動化フロー

速度測定
iTest PCから速度測定サイトへWebブラウザ接続します。
速度測定を行い測定結果の抽出します
測定結果が期待する通信速度を満たしているか、判定します。
主要ウェブサイトへ接続、表示時間測定
iTest PCから主要なウェブサイトへ接続しページを表示します。
キャプチャデータ取得し、キャプチャデータから(GET-200OK)時間を計算します。
計算結果が期待する時間以内か、Pass/Fail判定をします。

無線LAN APの設定自動化と接続性確認試験

システム概要

  • iTest PCから、無線LANアクセスポイントの設定を行います。
  • リモートPCの無線接続設定を行い、無線LANの接続性を確認します。

使用セッション

  • telnet
  • Web、あるいはSelenium<

自動化フロー

iTestよりAPへ接続、各種設定をします。 (有線LAN, Webブラウザセッション)
iTestよりPC1へ接続、無線LAN有効設定をします。 (有線LAN, Telnetセッション)
iTestよりPC1へ接続、PC1→AP宛にPingを実行、応答により疎通確認のPass/Fail判定をします。(有線LAN, Telnetセッション)
各設定を初期状態に戻します。

環境やセットアップ自動化

昼夜の装置設定と構成の切り替えの自動化

システム概要

  • 昼間は個別の単体試験、夜間はシステムテストや長安試験、自動切換えを行います。
  • 装置設定の一斉入れ替え
  • 試験用トポロジへの論理結線作業の自動化 ( + L1スイッチ)

使用セッション

  • DUT制御用セッション (例. telnet, ssh, serial, コマンドプロンプト など)

自動化フロー

各装置に順次/並列にアクセスし、切り替え用コマンドを実行、あるいは設定ファイルを投入します。
期待する構成が適用されたか、インターフェースの確認や疎通を確認します。
※ジョブスケジューリング機能により、自動化実行タイミングを予約することができます。

大量サーバのソフトウェアバージョン確認/Up作業

システム概要

  • 大量のサーバ端末などの装置に並列/順次アクセスし、作業を行います。
  • インストール済みアプリケーションのバージョン確認
  • 各端末へのソフトウェアダウンロード、インストール作業
  • サービス再起動、ログ収集、システムチェック、データバックアップ作業

使用セッション

  • telnet
  • コマンドプロンプト

自動化フロー

iTest PCから各端末へtelnet接続します。
コマンドラインからインストール済みアプリケーションのバージョンを確認します。
バージョン番号がX以下のとき、各端末よりファイルサーバへFTP接続しソフトウェアをダウンロードします。
ダウンロードしたソフトウェアを各端末上でインストールします。
バージョンを確認、期待値と一致により合否判定します。

データ解析とリアルタイムチャート描画

システム概要

  • 取得したデータを解析し、リアルタイムにチャート(XY, BAR, PIE)へ描画します。
  • コマンド実行により取得したレスポンスから描画
  • キャプチャデータやログデータの解析から描画
  • プロットごとの値も個別に確認、テストレポートにチャートを出力します。
  • プロット間隔のタイミング調整、複数のデータを1つのチャートへ比較描画も可能です。

使用セッション

  • DUT制御用セッション (例. telnet, ssh, serial, コマンドプロンプト など

自動化フロー

DUTへ接続し、定期的にデータを取得しiTestで解析します。
データをチャートへ描画します。

アラート検出によるログ収集とメール通知

システム概要

  • 試験中のログやアラート、コマンド実行エラーを検出します。
  • 試験中の各機器の設定やログを一斉に収集、リモートサイトにいる試験者へメール通知します。
  • 夜間、休日、長安試験
  • リモートサイトにおける試験

使用セッション

  • telnet
  • DUT制御用セッション (例. telnet, ssh, serial, コマンドプロンプト など)

自動化フロー

通常通り試験シナリオを作成します。
検知させたい障害、エラー、アラートをレスポンス判定やグローバルルールに定義、イベント発生時の動作としてログ収集やメール送信操作を設定します。

削減と市場投入時間の短縮を実現

Spirent iTestの活用により、ブレードネットワークテクノロジーズが経費の削減と市場投入時間の短縮を実現

ブレードネットワークテクノロジーズ(BLADE社)は、高性能、低遅延、ロスレス、低消費電力、および低価格なイーサネットスイッチのリーディングプロバイダです。また、エンタープライズ・データセンタ向けに仮想マシンアウェアなネットワークの仮想化ソリューションと管理ソリューションも提供しています。世界の主な企業や政府機関でBLADEスイッチのポートが、800万ポート以上使用されています。Spirent iTest®のテスト自動化ソフトウェアを活用することにより、BLADE社はリソース費と設備費を500,000ドル節約し、サニティチェック時間と市場投入時間の短縮を実現しました。

高い生産性の追求と市場投入時間の短縮

2009年、BLADE社は、仮想化対応ネットワークへの高まる需要に応えるために新しい製品機能の開発に重点を置いていました。また、BLADE社の製品ラインは2003年の独立企業としての設立から大幅に増加していました。その結果、テスト要件のボリュームと複雑性が増加してBLADE社のテストサイクルが増大し、設立当時より7倍以上の時間がかかるようになりました。

iTset高い生産性の追求と市場投入時間の短縮

テスト要件のボリュームの複雑性の増大により、BLADEのテストサイクル時間は年々増えていました。
iTestの導入によりテストサイクル時間は横ばいになり、今後は短縮されるものと期待されています。

製品開発の拡大と市場投入時間の目標に対応するために、BLADE社は新しいテスターを採用し、作業を海外に外注しました。しかし、増大するリソース費を削減する手段も模索していました。

「開発工程よりもQA(品質保証)の工程がどんどん増加していました。そのため、既存のテストリソースの生産性を向上させるだけでなくより迅速に製品を市場に投入できるように、市販のテストソリューションを探す時期だと判断したのです」と、BLADE社の業務推進担当上級副社長、Clive Surfleet氏は振り返っています。

全てのスキルレベルで自動化を可能に

BLADE社は自社内で開発した自動化システムでは間に合わなくなっていました。このシステムは実績のあるテストワークフローに従っていましたが、非効率でリソースに負担を強いるものでした。テストエンジニアがテストプランを作成してマニュアルテストを実行してから、自動化チームがスクリプト言語を使用して自動化テストスイートを開発し、最終ステップとして別のチームがリグレッションテストを実行していたのです。また、文書作成ツールがなかったため、テストを容易かつ正確に反復できるように文書を作成するためにもBLADE社はiTestに注目しました。加えて、特別なエンジニアリングスキルが必要のないシステムを求めていました。「コスト効率よく品質の高い製品を市場に投入できるように、全てのスキルレベルのエンジニアが自動化プロセスに貢献できるようになるツールが必要でした。当社の評価によるとiTestテクノロジは強力ながら非常に使いやすく、現在の人材で高い生産性の目標を実現できました」と、BLADE社のソフトウェアエンジニアリング担当副社長、Tim Chao氏は説明しています。

効率と生産性の向上

iTestの使用を開始してからわずか1年で、BLADE社は、13種類にわたる製品で約3,700のテストケースを作成しました。現在、65%のテストプランが自動化されています。テストエンジニアはiTestを使用して、テスト、レポート、および文書を含む移植可能な自動化アセットを作成および共有します。お互いのアセットを活用することにより、全ての製品ラインの品質ワークフロー全体で効率的に協力してプロセスを自動化することができます。そのため、効率を向上させ、生産性を最大化すると同時に、自動化を推進できます。品質ワークフローに自動化を導入することにより、BLADE社のテストエンジニアは既存リソースを用いてより多くの作業を並行して完了することができました。

「iTestを使用することで、1人のエンジニアに1つのテストを作成させ、自動化チームに渡して自動化テストスイートを作成するという効率の悪い方法を行わずにすみます。自動化チームは元々のテストプランを活用してプロセスの早い段階で自動化に移行することで、多くの時間とサイクルを節約できます」と、Chao氏は述べます。

また、iTestによって、リグレッションテストやメンテナンスリソースサイクルなど、品質ワークフローの他の主要工程でもかなりの時間が節約されます。その上、自動化アセットを共有することで、開発エンジニアとテストエンジニアのコミュニケーションが円滑になり、決定までにかかる時間が短くなります。開発エンジニアは自身のパソコンで容易にバグを再現することができるため、両グループの時間が節約され、品質テストと開発にさらに集中できるようになります。

BLADE社様の事例紹介資料はこちらから
ダウンロード

Spirent iTest 製品ページ