高精度時刻同期ユースケース①

「8K/4K放送のIP配信における時刻同期の実現~Media over IP 放送用PTPプロファイルSMPTE~」

【放送と通信の融合 求められる放送用時刻同期精度とは】

TV放送は、電波による無線受信と同軸ケーブルによるCATVを経て、光ファイバを用いたFTTH網サービスへと配信技術の選択が広がってきています。そして5GやIPブロードキャストによるコンテンツ配信サービスはGame-Changerとなりうるのか、通信と放送の融合は長年議論されてきた歴史があります。
8K/4K放送のIP配信は、精度の高い時刻同期が求められます。それを実現するIP通信プロトコルがPTP(Precision Time Protocol)技術です。非同期ネットワークであるイーサネットにおいて、マイクロ秒からナノ秒レベルの時刻同期精度を実現してくれます。
PTPの放送用プロファイルはSMPTE ST-2059で規格化されています。東陽テクニカは、放送用タイムサーバーとしてAdtran社(オシロクオーツ社)のOSA54XXシリーズを提供しています。PTPグランドマスターやPTPバウンダリクロックとして配備され、映像品質、音声品質を維持するIP技術としてIP放送網の時刻同期精度を構築します。

【PTP SMPTEプロファイル対応タイムサーバー】