情報処理/SIer:Uila社製 仮想基盤/VDIボトルネック可視化ツール「Uila」

~ 自社仮想環境における仮想サーバー/VDIデスクトップのトラブルの原因を特定 ~

課題背景

  • ファイルサーバーのレスポンスが遅いという問い合わせがあり、原因を特定して対策を行いたかった。
  • VDIデスクトップにおいて、レスポンスが遅いというユーザーからの問い合わせがあり、原因を特定し改善したかった。

導入のポイント

  • ストレージ環境の正常性を評価できること。
  • GUIや可視化情報が直観的であったこと。
  • エージェントレスかつオンプレだけではなく、SaaSを選択できること(オンプレでサーバを増やしたり、VMリソースを多く消費したくないため)。

導入製品

仮想基盤/VDIボトルネック可視化ツール「Uila」

Uilaはハイブリッドクラウド環境のVMの通信アプリケーションや仮想基盤(CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク)の性能を串刺しで可視化・分析し、障害一次切り分けや根本原因特定を簡単に行います。

導入効果

ストレージパス、IOPS(幅)、レイテンシ(色)を可視化

ストレージパス、IOPS(幅)、レイテンシ(色)を可視化

CPUが上がっている仮想デスクトップのアプリケーションプロセス毎のCPU/メモリ使用率トレンドを可視化

CPUが上がっている仮想デスクトップのアプリケーションプロセス毎のCPU/メモリ使用率トレンドを可視化

  • ストレージ側に問題があるということがわかったため、ストレージのリプレイスを行ったところ、レスポンスやストレージのパフォーマンスが改善されたことがUilaで確認できた。
  • 対象VDIデスクトップのCPUが上昇していること、さらにアプリケーションプロセスからChromeとExcelがCPU上昇に起因していることがわかった。ユーザーに確認したところ、Chromeでは複数のタブを立ち上げていること、Excelでは重い関数を含んだExcelを立ち上げていることが原因であることが分かった。

システム構成

システム構成図uila

今後の期待・ご要望

■期待・ご要望 ①

Uilaで可視化・分析し、大きな問題が解決した現在は、日々の運用として毎日レポートを出力して確認しています。出力しているレポートとしては、VM毎のIOPS、CPU、メモリ、ネットワーク帯域の情報です。本レポートにより、IOPSの占有者の特定、CPUやメモリをどのくらい増やしたり、減らしたりするべきかという情報を得ることができています。一方で、ネットワーク帯域のレポートでは帯域の消費割合はわかりますが、どのくらい帯域が過剰なのか、もしくは不足しているかまでUilaが判断してくれるようになることを期待します。

■期待・ご要望 ②

異常状態のときにアラートを送信する設定をしています。今後は、より適正な設定条件を見つけること、またエンハンス要求することで、本当に解析が必要な異常状態のみを検知し、アラート送信回数を減らしたいと考えています。

事例紹介に関するお問い合わせ

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