Helix Core P4コマンドリファレンス (2019.1)

構成可能変数 - アルファベット順リスト

次の表は、構成可能変数のアルファベット順のリストです。 構成可能変数の詳細を参照するには、リストのアルファベット文字と名前をクリックします。

アルファベット文字をクリック

ACDFJLMNPRSTZ

A

auth.2fa.persist
auth.autologinprompt
auth.default.method
auth.id
auth.ldap.cafile
auth.ldap.order.N
auth.ldap.pagesize
auth.ldap.ssllevel
auth.ldap.timeout
auth.tickets.nounlocked
auth.ldap.userautocreate
auth.sso.allow.passwd
auth.sso.args
auth.sso.allow.nonldap

C

client.readonly.dir
client.sendq.dir

D

db.monitor.interval
db.monitor.shared
db.peeking
db.replication
dbjournal.bufsize
dbopen.nofsync
defaultChangeType
dm.annotate.maxsize
dm.domain.accessforce
dm.domain.accessupdate
dm.grep.maxrevs
dm.info.hide
dm.integ.engine
dm.keys.hide
dm.password.minlength
dm.protects.allow.admin
dm.proxy.protects
dm.resolve.attribs
dm.rotatelogwithjnl
dm.shelve.accessupdate
dm.shelve.maxfiles
dm.shelve.maxsize
dm.shelve.promote
dm.user.accessforce
dm.user.accessupdate
dm.user.loginattempts
dm.user.allowselfupdate
dm.user.noautocreate
dm.user.resetpassword

F

filesys.binaryscan
filesys.bufsize

 


filesys.depot.min
filesys.extendlowmark
filesys.P4JOURNAL.min
filesys.P4LOG.min
filesys.P4ROOT.min
filesys.TEMP.min
filesys.windows.lfn
filetype.maxtextsize

J

journalPrefix

L

lbr.autocompress
lbr.bufsize
lbr.proxy.case
lbr.replica.notransfer
lbr.replication
lbr.retry.max
lbr.stat.interval
lbr.verify.in
lbr.verify.out
lbr.verify.script.out

M

minClient
minClientMessage
monitor
monitor.lsof

N

net.autotune
net.backlog
net.keepalive.count
net.keepalive.disable
net.keepalive.idle
net.keepalive.interval
net.maxfaultpub
net.maxwait
net.mimcheck
net.parallel.batch
net.parallel.batchsize
net.parallel.max
net.parallel.min
net.parallel.minsize
net.parallel.shelve.batch
net.parallel.shelve.min
net.parallel.shelve.threads
net.parallel.submit.batch
net.parallel.submit.min
net.parallel.submit.threads
net.parallel.sync.svrthreads
net.parallel.threads
net.reuseport
net.rfc3484
net.tcpsize

P

proxy.monitor.interval
proxy.monitor.level
pull.trigger.dir
push.unlocklocked

R
rcs.nofsync
rejectList
rpl.checksum.auto
rpl.checksum.change
rpl.checksum.table
rpl.compress
rpl.forward.login
rpl.jnlwait.adjust
rpl.jnlwait.interval
rpl.jnlwait.max
rpl.journalcopy.location
rpl.labels.global
rpl.replay.userrp
rpl.submit.nocopy
rpl.verify.cache
run.users.authorize
S
security
server
server.allowfetch
server.allowpush
server.allowremotelocking
server.allowrewrite server.commandlimits
server.depot.root
server.extensions.dir
server.global.client.views
server.locks.archive
server.locks.dir
server.locks.global
server.locks.sync
server.maxcommands
server.maxcommands.allow
serverlog.counter.N
serverlog.file.N
serverlog.maxmb.N
serverlog.retain.N
serviceUser
spec.hashbuckets
ssl.secondary.suite
ssl.tls.version.min
ssl.tls.version.max
startup.N
statefile
submit.allowbgtransfer
submit.autobgtransfer
submit.collision.check
submit.identity
submit.noretransfer
submit.unlocklocked
sys.rename.max
sys.rename.wait
sys.threading.groups
T
template.client
template.label
track
triggers.io
Z
zerosyncPrefix

A

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味 サーバの
再起動が
必須かどうか
auth.2fa.persist サーバ 1

p4 login2 -pを無効にするには、0に設定します。

p4 login -pを使用して暗黙的にp4 login2 -pを実行するには、2に設定します。

 
auth.autologinprompt サーバ 1 デフォルト値を使用すると、ログインを促すプロンプトがコマンドラインユーザに表示されます。無効にするには、0に設定します。  
auth.default.method

サーバ

perforce

新しいユーザの認証に使用するデフォルトの方法です。

  • perforceを指定すると、db.userテーブルを使用してユーザが認証されます。 これはデフォルトの設定です。

    有効なLDAPコンフィギュレーションがない場合、この設定では、新しいユーザの認証をAD/LDAPサーバに対して行い、認証トリガが存在する場合はそのトリガを使用します。

  • ldapを指定すると、認証トリガを使用することなく、AD/LDAPサーバに対してユーザを認証することができます。

    さらに、AD/LDAPサーバに対して正常に認証された場合に自動で新しいユーザを作成するには、構成可能変数auth.ldap.userautocreateにゼロ以外の値を設定します。

 
auth.id

サーバ

0

マスターへのシングルログインを実装する場合に、分散構成環境のすべてのサーバに設定する必要のある英数字の識別子。これは後からすべてのレプリカインスタンスで有効になります。

さらに、分散構成環境内のレプリカごとに、rpl.forward.loginを1に設定する必要があります。

 
auth.ldap.cafile

サーバ

なし

SSLまたはTLSを使用していてauth.ldap.ssllevelが>=1の場合に、AD/LDAPサーバによる証明書の検証に使用される、1つまたは複数のPEM形式の証明書を含むファイルへのパスです。

 
auth.ldap.order.N

サーバ

なし

認証に使用するLDAPコンフィギュレーションの名前の指定、および与えられたユーザ名を検索する順番の指定を行います。 最も小さい番号が最も高い優先度になります。

番号は、スキップすることができます。 以下に例を示します。

auth.ldap.order.1=UK_LDAP
auth.ldap.order.2=US_LDAP
auth.ldap.order.5=RU_LDAP

LDAP認証でトリガベースの認証を置き換える場合は、『Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本』の「LDAP認証」を参照してください。「LDAPコンフィギュレーションをテストして有効にする」の手順では、サーバの再起動が必要になりますのでご注意ください。

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

auth.ldap.pagesize

サーバ

0

LDAP検索結果のページング制限を指定します。 構成可能変数は、LDAPサーバの結果制限より小さい値に設定してください。 デフォルト値は0で、ページングは無効になります。

 
auth.ldap.ssllevel

サーバ

0

SSL認証の検証レベルです。

  • 0: 検証なし。デフォルト。
  • 1: 証明書は有効であるが、共通名は未確認。
  • 2: 証明書が有効であり、証明書の共通名がAD/LDAPサーバのホスト名と一致。
 
auth.ldap.timeout

サーバ

30

接続の試行をあきらめるまでの時間を秒単位で指定します。

 
auth.sso.allow.passwd サーバ 0

auth-check-ssoトリガがサーバで使用されているとき、Perforceデータベース(LDAPなどのauthトリガではなく)を使用して認証を行うユーザがパスワード認証を行えるようにするには、1に設定します。

LDAPが有効になっている場合は、auth.sso.nonldap構成可能変数を参照してください。

管理者ガイドの「シングルサインオンとauth-check-ssoトリガ」で、「auth-check-ssoトリガを使用した場合のp4 loginの動作」を参照してください。

 
auth.sso.args サーバ 未設定

この構成可能変数はシングルサインオン(SSO)を行う際にクライアント側のデスクトップエージェントを実行するように設計されています。

auth-check-ssoトリガを使用している場合、この構成可能変数に文字列の値を設定し、クライアント側のP4LOGINSSOスクリプトに送信することができます。

クライアントの実行可能ファイルが実行されると、この文字列がP4LOGINSSO環境変数の%ssoArgs%変数の代わりに使用されます。

例えば、SAMLエージェントは次のようにIDプロバイダ(IdP)のURLを取得できます。

p4 configure set auth.sso.args=--idpUrl=yourURLforIdP

上記の

--idpUrl=yourURLforIdP

を以下で置き換えます

%ssoArgs%

 
auth.sso.nonldap   0
  • 0に設定してLDAP認証を有効にした場合、AuthMethodがperforceに設定されているユーザは、パスワードを使用してPerforceデータベースに対する認証を行います。
  • 1に設定した場合、これらのユーザはクライアント側のP4LOGINSSOスクリプトを使用して認証する必要があります。
  • 注: この構成可能変数とauth.sso.allow.passwdの両方を1に設定した場合、AuthMethodがperforceに設定されているユーザはクライアント側のP4LOGINSSOスクリプトを使用して認証することも、パスワードを使用してPerforceデータベースに対する認証を行うこともできます。

管理者ガイドの「シングルサインオンとauth-check-ssoトリガ」で、「auth-check-ssoトリガを使用した場合のp4 loginの動作」を参照してください。

 
auth.tickets.nounlocked サーバ 0

1または2に設定すると、p4 login -aを実行した場合、複数のホストが使用可能なチケットは発行されません。 つまり、1または2に設定すると、正しいIPアドレスを使用している単一ホストにのみ使用が制限されるチケットが発行されます。

1に設定すると、-aフラグは暗黙的に無視され、常にホストが制限されたチケットがユーザに発行されます。

2に設定すると、-aフラグが明示的に無効になり、ユーザがこのフラグを使用しようとするとエラーが発生します。

いずれかの値に設定している場合、p4 info

p4 -ztag info

のタグ付き出力は次のようにunlockedTicketsが無効になっていることを示します。

... unlockedTickets disabled

 
auth.ldap.userautocreate

サーバ

0

0はユーザが自動作成されないことを意味します。

1は、auth.default.methodldapに設定されている場合、ユーザがPerforceにログインし、p4 loginを使用してActive Directory (AD)/LDAPサーバに対して正常に認証が行われると、ユーザが自動作成されることを意味します。

21と似ていますが、ユーザはサーバに対する権限をプロテクションテーブルを使用して既に取得している必要があります。

 

C

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味
client.readonly.dir

サーバ

なし

読み取り専用クライアントのdb.*ファイルを配置するディレクトリのパス。

例えば、myrocという名前の読み取り専用クライアントを作成し、client.readonly.dir/perforce/1に設定したあと、このクライアントを使用してファイルを同期すると、データベース/perforce/1/server.dbs/client/hashdir/db.myrocに書き込まれます。

client.sendq.dir

サーバ

 

なし

並列同期を実行する場合は、同期中に使用されるデータベーステーブルでのロックの競合を防ぐため、client.sendq.dir構成可能変数を設定してください。 これにより、各クライアントの個別のdb.sendqテーブルを保管するディレクトリが指定されます。 client.readonly.dir構成可能変数で同じディレクトリを指定することをお勧めします。

D

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味 サーバの
再起動が
必須かどうか
db.monitor.interval

サーバ

バージョン2018.2の場合は「30」、バージョン2018.2よりも前の場合は「0

0の値は機能がオフになっていることを意味します。

0以外の値は、監視テーブル内のプロセスに終了のマークが付いているかHelixサーバが確認するまでの時間(秒単位)を示します。 クライアント側の入力を待機しているためプロセスがブロックされていると判断すると、Helixサーバはそのプロセスを終了します。

以下も参照してください。

 
db.monitor.shared

サーバ

256 K

値はdb.monitorテーブルに割り振られるメモリの最大サイズを設定します。このテーブルには、現在実行されているp4dコマンドの追跡内容が記録されます。

この構成可能変数の値を「0」に設定すると、テーブルがディスクに書き込まれます。 ただし、テーブルをメモリに書き込むとパフォーマンスが向上するため、この設定は推奨されます。

テーブルのサイズがdb.monitor.sharedの値を超えると、エラーが返されます。 コマンドは引き続き実行されますが、テーブルに記録されません。

注意

値は8キロバイトのデータベースページ数になります。 例えば、4096という値は32MBを意味します。

p4 configureコマンドのオプションも参照してください。また、「p4 configure show」コマンドを実行すると実際の最大値が表示されますが、「p4 configure show allservers」コマンドを実行すると、十分な量の空きメモリが確保されている場合にのみ適用されるマニュアルプリファレンスが表示されることに注意してください。

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

db.peeking

サーバ

2

ロックなし読み取りを有効にして設定を行います。 これを有効にすると、多くの共通コマンドが、データベースの更新を行う他のコマンドをブロックしなくなります。 『Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本』の「ロックなしの読み取りを実装しているコマンド」を参照してください。

0: ピーキングを無効にします。 動作は、2013.2以前と同じです。

1: 新しいロック方式を有効にして、ピーキングを無効にします(診断用途のみ)。

2: 新しいロック方式を有効にして、ピーキングを有効にし、hx/dx最適化をオンにします。

3: 新しいロック方式を有効にして、ピーキングを有効にし、hx/dx最適化をオフにします。

注意

2017.1リリース以降ではこの構成可能変数が動的に機能するため、サーバを再起動する必要はありません。

db.replication

サーバ

未設定

Helixサーバサーバ上のメタデータ(db.*ファイル)にアクセスするコマンドの動作を制御します。

readonly: メタデータの読み取りを行うユーザコマンドは許可し、メタデータの変更を行うコマンドは拒否します。

レプリカサーバをp4d -M readonlyオプションで起動するのと同等です。

この構成可能変数をグローバルに設定することはできません。必ずサーバIDを指定してください。

 
dbjournal.bufsize

サーバ

16K

ジャーナルとチェックポイントの読み取り/書き込み操作のためのバッファサイズ。

 
dbopen.nofsync

サーバ

0

1に設定すると、サーバがdb.*データベースファイルを閉じたときのfsync()呼び出しを無効にし、修正済みデータを書き込む時期をOSが決定できるようにします。

 
defaultChangeType

サーバ

なし

新しいチェンジリストのデフォルトのタイプ: publicまたはrestrictedのいずれかです。 未設定の場合、新しいチェンジリストはpublicになります。

 
dm.annotate.maxsize

サーバ

10M

p4 annotateでの最大リビジョンサイズです。

 
dm.domain.accessforce

サーバ

3600

サーバがロックを待機しなければならない場合でも、指定した秒数を経過していたら、アクセス時刻を強制的に更新します。

 
dm.domain.accessupdate

サーバ

300

指定した秒数が経過するまで、アクセス時刻更新のための書き込みロックを要求しません。

 
dm.grep.maxrevs

サーバ

10K

p4 grepによって検索可能な最大リビジョン数。

 
dm.info.hide

サーバ

0

1に設定しているときにユーザが認証されていない場合、p4 infoは次を非表示にします。
Server name
Server address
Server uptime
Server license ip address

また、ライセンスの文字列はnone またはLicensedになります。

 
dm.integ.engine

サーバ

3

デフォルトでは、p4 integrateで新しい反映エンジンを使用します。 (p4 mergeコマンドでは、この設定とは無関係にv3反映エンジンが常に使用されます。)

古い(2006.1)反映ロジックの使用を継続するサイトでは、p4 configure set dm.integ.engine=2を実行してこの構成可能変数を2に設定します。

 
dm.keys.hide

サーバ

0

1または2に設定すると、p4 keysadmin権限が必要になります。 2に設定すると、p4 keyadmin権限が必要になります。

 
dm.password.minlength

サーバ

8

securityがゼロ以外の値に設定されたサーバで要求される、パスワードの最小文字数のデフォルト値。

 
dm.protects.allow.admin

サーバ

0

Perforce管理者がp4 protectsコマンドに-a-g-uオプションを使用することを許可します。 デフォルトでは、スーパーユーザのみがこれらのオプションを使用できます。

 
dm.proxy.protects

サーバ

1

ユーザが与えられたIPアドレスから(プロテクションテーブルのIPアドレスの使用に従い)サーバにアクセスできるか判断します。 デフォルトでは、接続が中間サーバを通している場合、プレフィックスproxy-がクライアントのIPアドレスに追加されます。

この変数を0に設定すると、中間サーバを通した接続にproxy-のプレフィックスが付かないようにすることができます。

詳細については、p4 protectコマンドを参照してください。

 
dm.repo.noautocreate

サーバ

0

graphタイプのディポで自動リポジトリ作成の動作を制御します。

0: ユーザがgit pushをするときにそのリポジトリがグラフディポ内にない場合は、この新しいリポジトリがグラフディポに追加されます。

1: ユーザがgit pushをするときにそのリポジトリがグラフディポ内にない場合は、git pushが失敗し、リポジトリはグラフディポに追加されません。

 
dm.resolve.attribs

サーバ

1

p4 attributeによって設定される属性の衝突解決を有効にします。

 
dm.rotatelogwithjnl

サーバ

1

0に設定すると、ジャーナルローテーション後のログのローテーションを無効にします。

デフォルトでは、ジャーナルがローテーションされると構造化ログもローテーションされます。 頻繁にジャーナルローテーションが行われ、それとは別のスケジュールでログのローテーションを実施したい場合、この動作を無効にすることで可能になります。

 
dm.shelve.accessupdate

サーバ

300秒

シェルフが閲覧または編集されたときに、シェルフの最終アクセス時間が次の値で指定された制限より長かった場合は、アクセス時間を更新します。 dm.shelve.accessupdate

保留状態のファイルのアクセス時間を表示するには、p4 -Ztag change -oコマンドを使用します。

 
dm.shelve.maxfiles

サーバ

10M

p4 shelveによって保留可能な最大ファイル数。

 
dm.shelve.maxsize

サーバ

0

保留可能なファイルの最大サイズ、または0の場合は無制限。

 
dm.shelve.promote

サーバ

0

エッジサーバが保留中のファイルをコミットサーバに昇格できるようにします(-pオプションを使用するのではなく)。 一般に、自動昇格を有効にすることはお勧めできません。共有するつもりのない保留中ファイルの不要な大量転送が発生することになります。

 
dm.user.allowselfupdate サーバ 1

(MFA): デフォルト値1を設定すると、ユーザは自身の%email%変数と%fullname%変数を設定できるようになります。

ユーザがこれらの変数を変更できないようにするには、0に設定します。

 
dm.user.accessforce

サーバ

3600

サーバがロックを待機しなければならない場合でも、指定した秒数を経過していたら、アクセス時刻を強制的に更新します。

 
dm.user.accessupdate

サーバ

300

指定した秒数が経過するまで、アクセス時刻更新のための書き込みロックを要求しません。

 
dm.user.loginattempts

サーバ

3

遅延が発生するまでのパスワード試行回数。 ログイン試行に連続して失敗し、この回数に達すると、次の試行を開始できるようになるまでに遅延が発生します。 この遅延は1秒で、連続して試行に失敗するたびに1秒加算され、最大遅延時間は10秒になります。

 
dm.user.noautocreate

サーバ

0

自動ユーザ作成の動作を制御します。

警告

デフォルトでは、Helixサーバは不明なユーザがリポジトリまたはリポジトリのメタデータを更新できるコマンドを起動するたびに新しいユーザを作成します。 ほとんどのPerforceコマンドは、存在しないユーザにより実行されると、ユーザの作成を行います。 p4 configureコマンドでdm.user.noautocreate構成可能変数を設定することにより、この動作を制御することができます。 configurable with the p4 configure 最大限の安全性を確保するには、Helixサーバスーパーユーザのみが新しいユーザを作成できるようにすることをお勧めします。

$ p4 configure set dm.user.noautocreate=2
意味

0

新しいユーザが、ディポまたはディポのメタデータを更新するいずれかのコマンドを実行するたびに、ユーザレコードが作成されます。これが、デフォルトの動作です。 こうしたコマンドとしては、多くのコマンドがあります(p4 pingコマンドなど)。

1

新しいユーザは、明示的にp4 userコマンドを実行して、自分のユーザレコードを作成する必要があります。

2

新しいユーザを作成できるのはHelixサーバスーパーユーザのみです。新しいユーザを作成するには、「p4 user -f username」コマンドを明示的に実行します。

 
dm.user.resetpassword

サーバ

0

設定すると、パスワードが与えられて作成された新規ユーザは、コマンドを実行する前にパスワードをリセットするよう強制されます。

この構成可能変数は、新しく作成されたユーザのパスワードがユーザ仕様のPassword:フィールドで設定されている場合に適用されます。 新しくユーザが作成された後、その新しいユーザが初期パスワードをp4 passwdコマンドで取得する場合のパスワードリセット動作は、この構成可能変数の設定による影響は受けません。

 

F

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味
filesys.binaryscan

クライアント

64K

p4 add実行時、バイナリデータの最初のfilesys.binaryscanバイトをスキャンします。

filesys.bufsize

クライアント、サーバ

4K

クライアント側の読み取り/書き込み操作のためのバッファサイズ。

filesys.checklinks

サーバ

0

シンボリックリンクの制御に使用します。

0はリンクの確認が行われず、ディレクトリのsymlinksが作成されることを意味します。

1p4 addの実行でディレクトリのsymlinkが作成されないようにします。

  • p4 add /path/to/a/symlinkDirectory
    は失敗します
  • p4 add /path/to/an/embeddedSymlink/readme.txt
    は失敗します

21と同じですが、-f (強制)オプションを使用してユーザがチェックをバイパスできる点が異なります。

  • p4 add -f /path/to/a/symlinkDirectory
    は成功します
  • p4 add -f /path/to/an/embeddedSymlink/ readme.txt
    は成功します

3を設定すると、パスの末端にあるディレクトリのsymlinkを-fを使用せずに作成できます。

  • p4 add /path/to/a/symlinkDirectory
    -f を使用しなくても成功します。symlinkの対象ディレクトリがパスの末端にあるからです
  • p4 add /path/to/an/embeddedSymlink/subdirectory/ readme.txt
    は失敗します。symlinkの対象ディレクトリがパスの末端にないからです
  • p4 add -f /path/to/an/embeddedSymlink/subdirectory/ readme.txt
    は成功します。-fを使用しているからです
filesys.depot.min

サーバ

250M

ディポに必要な最小ディスク空き容量。これより少なくなると、サーバはコマンドを拒否します。 (1つのディポで使用できる空き容量がfilesys.depot.minよりも少ない場合、すべてのディポに関わるトランザクションに対するコマンドが拒否されます。)

サイズを指定するには、よく知られている10進数の略語とは少し異なる、次のバイナリ略語を使用します。

テビバイトの場合、tまたはT(1Tはおよそ1.1TB)
ギガバイトの場合、gまたはG(1Gはおよそ1.07GB)
メビバイトの場合、mまたはM(1Mはおよそ1.05MB)
キビバイトの場合、kまたはK(1Kは1,024バイト)

必要なディスク空き容量の相対値をパーセンテージで指定することもできます。

filesys.extendlowmark

クライアント

32K

ファイルサイズがこの値を超えると事前割り当てが実行されます(Windows)。

filesys.P4JOURNAL.min

サーバ

250M

サーバのジャーナルファイルシステムに必要な最小ディスク空き容量。これより少なくなると、サーバはコマンドを拒否します。

サイズを指定するには、よく知られている10進数の略語とは少し異なる、次のバイナリ略語を使用します。

テビバイトの場合、tまたはT(1Tはおよそ1.1TB)
ギガバイトの場合、gまたはG(1Gはおよそ1.07GB)
メビバイトの場合、mまたはM(1Mはおよそ1.05MB)
キビバイトの場合、kまたはK(1Kは1,024バイト)

必要なディスク空き容量の相対値をパーセンテージで指定することもできます。

filesys.P4LOG.min

サーバ

250M

サーバのログファイルシステムに必要な最小ディスク空き容量。これより少なくなると、サーバはコマンドを拒否します。

サイズを指定するには、よく知られている10進数の略語とは少し異なる、次のバイナリ略語を使用します。

テビバイトの場合、tまたはT(1Tはおよそ1.1TB)
ギガバイトの場合、gまたはG(1Gはおよそ1.07GB)
メビバイトの場合、mまたはM(1Mはおよそ1.05MB)
キビバイトの場合、kまたはK(1Kは1,024バイト)

必要なディスク空き容量の相対値をパーセンテージで指定することもできます。

filesys.P4ROOT.min

サーバ

250M

サーバのルートファイルシステムに必要な最小ディスク空き容量。これより少なくなると、サーバはコマンドを拒否します。

サイズを指定するには、よく知られている10進数の略語とは少し異なる、次のバイナリ略語を使用します。

テビバイトの場合、tまたはT(1Tはおよそ1.1TB)
ギガバイトの場合、gまたはG(1Gはおよそ1.07GB)
メビバイトの場合、mまたはM(1Mはおよそ1.05MB)
キビバイトの場合、kまたはK(1Kは1,024バイト)

必要なディスク空き容量の相対値をパーセンテージで指定することもできます。

filesys.TEMP.min

サーバ

250M

一時的な処理に必要な最小ディスク空き容量。これより少なくなると、サーバはコマンドを拒否します。

サイズを指定するには、よく知られている10進数の略語とは少し異なる、次のバイナリ略語を使用します。

テビバイトの場合、tまたはT(1Tはおよそ1.1TB)
ギガバイトの場合、gまたはG(1Gはおよそ1.07GB)
メビバイトの場合、mまたはM(1Mはおよそ1.05MB)
キビバイトの場合、kまたはK(1Kは1,024バイト)

必要なディスク空き容量の相対値をパーセンテージで指定することもできます。

filesys.windows.lfn

サーバ、クライアント、プロキシ

1

1に設定すると、Windowsプラットフォームで260文字を超えるファイル名をサポートします。

ワークスペースのパスの深さによっては、この構成可能変数をクライアント、サーバ、プロキシ(クライアントとして機能している場合)にも設定する必要があります。

ファイル名の最大文字数は32,767文字です。 パスの各コンポーネントは、255文字に制限されます。 サーバルートまたはクライアントルートのパスを長いものにすることはできません。

filetype.maxtextsize

サーバ

10M

テキストタイプ検出対象とする最大ファイルサイズ。

J

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味
journalPrefix

サーバ

未設定

ローテーションされたジャーナルのプレフィックスまたはディレクトリの位置。

L

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味
lbr.autocompress

サーバ

0

この構成可能変数を有効にすると、保存方法をRCS形式のテキストではなく圧縮テキスト(ctext)に指定します。 ユーザにはまだファイルタイプはtextと表示されています。

この変数は次の場合に設定することをお勧めします。

  • コミット/エッジ構成を使用している場合
  • サーバ間でアーカイブファイルを共有している場合
  • 外部アーカイブ転送でpull-archiveトリガまたはedge-contentトリガを使用している場合
lbr.bufsize

サーバ、プロキシ

4K

サーバ上のバージョン化ファイルのアーカイブに対する読み書き操作のバッファサイズ。

lbr.proxy.case

プロキシ

1

1: ファイルパスでは常に大文字と小文字を区別しません。

2: サーバで大文字と小文字を区別しない場合、ファイルパスでは大文字と小文字を区別しません。

3: ファイルパスでは常に大文字と小文字を区別します。

lbr.replica.notransfer サーバ 0 オンデマンドのファイルフェッチを抑制します。
lbr.replication

サーバ

未設定

Helixサーバサーバ上のバージョン化ファイルにアクセスするユーザコマンドの動作を制御します。

readonly: マスター上で更新されるときにバージョンファイルを複製します。

shared: 共有ストレージ用 (『Helix Coreサーバ管理者ガイド: マルチサイト展開』の「共有アーカイブを持つレプリカサーバを設定する」を参照)。

cache: まだレプリカにない場合は、参照されたときのみバージョンファイルを複製します。

none: バージョン化ファイルへのアクセスは許容されません。

この構成可能変数をグローバルに設定することはできません。必ずサーバIDを指定してください。

この構成可能変数の動作は、次のいずれかのオプションを指定してレプリカのp4dプロセスを開始した場合と同じです: -D readonly-D shared-D ondemand-D cache-D none

lbr.retry.max

サーバ

50

転送が失敗した場合、レプリカはlbr.retry.maxの回数だけファイルの取得を試みます。

lbr.stat.interval サーバ 0

プロキシファイルステータスの間隔を設定します。 例えば、この構成可能変数の値を「30」に設定すると、サイズの大きなファイルのLbrStatusテーブルエントリが30秒間隔で更新されます。エントリが更新されれば、プロキシによるファイル転送処理が進行していることになります。 プロキシが対象ファイルのデータを30秒以内に読み込まなかった場合、エントリは更新されません。

詳細については、コマンドラインで「p4p -h」と入力して、プロキシのヘルプ情報を参照してください(P4Pがインストールされている場合)。

lbr.verify.in

サーバ

1

内容についてクライアントからサーバへの検証を行いますか? (1は行う、0は行わない)

lbr.verify.out

クライアント、サーバ

1

内容についてサーバからクライアントへの検証を行いますか? (1は行う、0は行わない)

lbr.verify.script.out

サーバ

1

0に設定すると、+Xタイプのファイルは、サーバからクライアントへの転送時にダイジェストのチェックを行いません。

反映元のウォーターマークが使用される場合、サイトは+Xアーカイブトリガスクリプトを構成して、同期中にユーザ固有の文字列をファイルの中に埋め込むため、ファイルが同期または表示されるたびに異なる結果を返します。 これにより、ファイルをディスクに送信するときに実行されるダイジェストの検証は無効化されます。 lbr.verify.script.outを設定すると、この状況でダイジェストの検証を無効にします。 その他のファイルは、lbr.verify.outの設定に従い、通常通り検証されます。

M

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味 サーバの
再起動が
必須かどうか
minClient

サーバ

なし

このサーバへの接続が許可されるクライアントソフトウェアの最も低いバージョン。 minClientバージョンは、サーババージョン以下でも使用できますが、サーババージョン以降の場合は使用できません。 この構成可能変数を設定する構文は次のとおりです。

p4 configure set minClient=version

バージョンの値はバージョン文字列

p4 configure set minClient=2017.2

またはクライアントプロトコルレベルになります。

p4 configure set minClient=83

注意

どのクライアントプロトコルバージョンが特定のP4Vバージョン文字列に対応するかを確認するには、サーバログを参照してください。 次のサーバログエントリは、P4V 2017.3がv83をプロトコルバージョンとして使用していることを示しています。

P4V/MACOSX1011X86_64/2017.3/1582486/v83

サポートナレッジベースの記事も参照してください。

ヒント

ユーザのクライアントがこの構成可能変数によってブロックされている場合、ユーザにメッセージを提供することを推奨します。 詳細については、「minClientMessage」を参照してください。

 
minClientMessage

サーバ

なし

クライアントソフトウェアが古すぎる場合に発行するメッセージは、p4 configure set minClientMessage=messageによって設定されます。

 
monitor

サーバ

0

monitor構成可能変数の有効な値は以下のとおりです。

  • 0: サーバプロセスの監視を無効にします。 (デフォルト)
  • 1: アクティブなコマンドを監視します
  • 2: アクティブなコマンドと休止中の接続を監視します
  • 3: 2と同じですが、初期化に失敗した(Init()でスタック状態になった)接続を含みます
  • 5: 2と同じですが、このコマンドにより1秒を超える間ロックされたファイルの一覧を含みます
  • 10: 5と同じですが、ロック待機時間を含みます
  • 25: 10と同じですが、このコマンドによってロックされたファイルのリストには、どのくらいの間ロックされたかを問わずロックされたファイルが含まれます

p4 monitorコマンドを参照してください。

 
monitor.lsof

サーバ

なし

Unixプラットフォームに設定される場合、p4 monitorコマンドの使用が可能となり、ロックされたファイルの一覧が表示されます。 次の値を指定します。

$ path/lsof -F pln+

pathの値は、お使いのUnixバージョンによって異なります。 以下に例を示します。

$ /usr/bin/lsof -F pln

p4 monitorコマンドを参照してください。

 

N

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味 サーバの
再起動が
必須かどうか
net.autotune

サーバ、クライアント、プロキシ、ブローカ

1

TCP接続は待ち時間が長い接続での性能が向上するように変更されます。

この動作を無効にするには、値を「0」に設定します。 クライアントを設定する場合は、p4 setまたはP4CONFIGファイルを使用します。 サーバを設定する場合は、p4 configureを使用します。

注意

Windowsベースのプラットフォームの場合、送信バッファサイズが自動的に調整されることはないため、net.tcpsize構成可能変数を使用して、手動でサイズを調整する必要があります。

バージョン2017.2、2018.1、2018.2では、この構成可能変数のデフォルト値が「0」になっていました。その理由については、サポートナレッジベースの記事「自動チューニング - TCP接続遅延の改善」を参照してください。

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

net.backlog

サーバ、プロキシ

128

待機中の接続に関する待ち行列の最大の長さ。 負荷の大きいサーバにユーザが接続できない場合は、値を大きくすることを検討してください。

 
net.keepalive.count

サーバ

0

キープアライブパケットが確認されなかった回数がこの構成可能変数に指定された数を超えると、接続失敗と判断されます。 https://linux.die.net/man/7/tcptcp_keepalive_probesに類似しています。

0の場合、デフォルトでオペレーティングシステムの動作の設定になります。

管理者ガイドの「TCPキープアライブ」セクションを参照してください。

 
net.keepalive.disable

サーバ

0

OSによって0とキープアライブ機能がサポートされている場合、キープアライブはソケットで有効になります。

1の場合、キープアライブはソケットで無効になります。

管理者ガイドの「TCPキープアライブ」セクションを参照してください。

 
net.keepalive.idle

サーバ

0

キープアライブパケットの送信を開始するまでのアイドル時間(秒)です。 https://linux.die.net/man/7/tcptcp_keepalive_timeに類似しています。

0の場合、デフォルトでオペレーティングシステムの動作の設定になります。

管理者ガイドの「TCPキープアライブ」セクションを参照してください。

 
net.keepalive.interval

サーバ

0

キープアライブパケットの送信間隔(秒)です。 https://linux.die.net/man/7/tcptcp_keepalive_intvlに類似しています。

0の場合、デフォルトでオペレーティングシステムの動作の設定になります。

管理者ガイドの「TCPキープアライブ」セクションを参照してください。

 
net.maxfaultpub

プロキシ

100

プロキシのキャッシュフォールト動作を制御する値(メガバイト単位)。 単一のp4 syncnet.maxfaultpubMBを超えるフォールトをpdb.lbrに発行しません。

この構成可能変数の値の変更を行った後は、サーバを再起動する必要があります。

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

net.maxwait

クライアント、サーバ、プロキシ

未設定

ネットワーク接続がタイムアウトするまでの時間を示した秒数。

サーバ全体には設定しないことが推奨されます。サーバに設定すると、この制限時間内にユーザがコマンドラインフォームの入力を完了しなければならないからです。 個々のユーザのP4CONFIGファイルに設定すると、そのユーザのワークステーションに適用されます(割り当てられた制限時間内にバージョニングサービスがユーザリクエストに応答することのみが要求されます)。

この構成可能変数の値の変更を行った後は、サーバを再起動する必要があります。

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

net.mimcheck

サーバ、プロキシ

1

中間者攻撃に対するネットワークセキュリティレベル: これにより、データの改編や修正(例えば、ユーザとパスワードのセットにSSHトンネルまたはその他のTCPフォワーダが使用された場合など)の有無を確認できます。

0: MitMチェックを無効にします。

1: レガシーコンテキストでのプロキシ/ブローカ接続をチェックします。

2: クライアントからの接続について、TCPフォワードの実行がチェックされます。

3: クライアント、プロキシ、およびブローカからの接続について、TCPフォワードの実行がチェックされます。

4: すべての接続がチェックされます。リリース2010.1よりも前のクライアントソフトウェアは接続できません。

5: プロキシ、ブローカ、およびすべてのPerforce中間サーバに、有効なログイン済みサービスユーザが関連付けられている必要があります。 これにより、管理者は不正なプロキシやサービスの使用を防ぐことができます。

この構成可能変数の値の変更を行った後は、サーバを再起動する必要があります。

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

net.parallel.batch

サーバ

8

1つのバッチ内のファイル数を指定します。

並列処理p4 syncを参照してください。

 
net.parallel.batchsize

サーバ

512

1つのバッチ内のバイト数を指定します。

並列処理p4 syncを参照してください。

 
net.parallel.max

サーバ

0

同時に同期するファイルのスレッドの最大数を指定します。

値が1より大きい場合は、クライアントと同期またはファイルをサブミットするときに、指定されたスレッド数までの並列処理が可能になります。

この変数を設定するのに加えて、--parallelオプションをp4 syncコマンドまたはp4 submitコマンドに使用し、要求する処理についてさらに記述します。 net.parallel.submit.*構成可能変数を使用して並列処理を自動化する場合、--parallelオプションは不要です。

値は、0100の間の範囲とします。 p4 syncコマンドまたはp4 submitコマンドを参照してください。

ヒント

並列処理を有効にするには、この構成可能変数の値をゼロより大きくし、かつnet.parallel.threadsの値(ゼロを除く)以上に設定する必要があります。

並列処理も参照してください。

 
net.parallel.min

サーバ

9

並列同期の最小ファイル数を指定します。 同期サイズが小さすぎる場合、並列ファイル転送は開始されません。

並列処理p4 syncを参照してください。

 
net.parallel.minsize

サーバ

576

並列同期の最小バイト数を指定します。 同期サイズが小さすぎる場合、並列ファイル転送は開始されません。

並列処理p4 syncを参照してください。

 
net.parallel.shelve.batch

サーバ

8

自動並列処理の場合: 1つのバッチ内のファイル数を指定します。 (net.parallel.submit.batchも参照してください。)

 
net.parallel.shelve.min

サーバ

8

自動並列処理の場合: 1つのバッチ内のファイル数を指定します。 (net.parallel.submit.minも参照してください。)

 
net.parallel.shelve.threads

サーバ

9

自動並列処理の場合: 複数ファイルの同時送信に使用するスレッド数を指定します。

指定したスレッドは作業をバッチで取得します。 バッチのサイズは、net.parallel.shelve.batch構成可能変数で指定します。

 
net.parallel.submit.batch

サーバ

0

自動並列処理の場合: 1つのバッチ内のファイル数を指定します。

並列サブミットp4 submitコマンドを参照してください。

 
net.parallel.submit.min

サーバ

8

自動並列処理の場合: 並列サブミットで送信する最小ファイル数を指定します。

並列サブミットp4 submitコマンドを参照してください。

 
net.parallel.submit.threads

サーバ

9

自動並列処理の場合、各サブミットで複数ファイルの並列送信に使用するスレッド数を指定します。

指定したスレッドは作業をバッチで取得します。 バッチのサイズは、net.parallel.submit.batch構成可能変数で指定します。

並列サブミットp4 submitコマンドを参照してください。

 
net.parallel.sync.svrthreads

サーバ

0

ネットワーク応答効率低下の防止に役立ちます。 サブミットを含む全コマンドからの並行ユーザ転送スレッドの合計数がこの構成可能変数の値を超えた時に、syncコマンドの並列送信スレッドの数を減らします。 サブミットコマンドの並行転送スレッドは削減しません。 この構成可能変数の値を決定するには、各ユーザ転送スレッドによるネットワーク使用の平均と、予備帯域幅を不定期のピーク負荷にどの程度割り当てるかを考慮します。 並列同期によりネットワークが飽和状態になる場合、p4 monitor showコマンドを使用していくつの並行転送スレッドがサーバで実行されているかを確認します。 デフォルト値0は、並列同期スレッドの数が減っていないことを意味します。 この構成可能変数を有効にするには、monitor構成可能変数を1以上に設定します。

 
net.parallel.threads

サーバ

0

同時に同期するファイルのスレッドのデフォルト数を指定します。

ヒント

並列処理を有効にするには、この構成可能変数の値を1より大きくし、かつnet.parallel.maxの値以下に設定する必要があります。

並列処理も参照してください。

指定したスレッドは作業をバッチで取得します。

 
net.reuseport

サーバ

0

SO_REUSEPORTをリッスン用ソケットに設定します。

この構成可能変数の値の変更を行った後は、サーバを再起動する必要があります。

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

net.rfc3484

クライアント、サーバ

0

1である場合、ホスト名の解決にIPv4またはIPv6のどちらを使用するかは、オペレーティングシステムによって決定されます。 これはホスト名(Fまたは非修飾)が使用されている場合にのみ該当します。

IPv4のリテラルアドレス(例: 127.0.0.1)が使用されている場合、トランスポートは常にtcp4であり、IPv6のリテラルアドレス(例: ::1)が使用されている場合、トランスポートは常にtcp6です。

この構成可能変数の値の変更を行った後は、サーバを再起動する必要があります。

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

net.tcpsize

クライアント、サーバ、プロキシ

512K

接続時に設定される、TCPの送信および受信のバッファサイズ。 プロキシなど、待ち時間の長い接続にはこれを増やすことを検討してください。 実際のバッファサイズはこの値の大きさであり、OSで定義されます。

(net.autotuneも参照してください。)

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

P

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味
proxy.monitor.interval

プロキシ

10

プロキシ監視間隔を指定します。 デフォルト値は10秒間です。

proxy.monitor.level

プロキシ

0

0: 監視機能は無効にされます(デフォルト)。

1: ファイル転送のみを監視します。

2: すべての処理を監視します。

3: すべての処理の全トラフィックを監視します。

pull.trigger.dir

サーバ

なし

代替アーカイブコピー用の一時ディレクトリ。

push.unlocklocked

サーバ

0

これを設定すると、p4 pushコマンドが失敗した場合に、ファイルのロックが解除されます。

R

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味
rcs.nofsync

サーバ

0

サーバがバージョン化ファイルをRCS形式で書き込んだときにfsync()呼び出しを無効にし、変更されたデータを書き込む時期をOSが決定できるようにするには、1に設定します。

rejectList

サーバ

なし

 

リクエストをブロックするクライアントを1つ以上指定します。 詳細については、『Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本』の「クライアントをブロックする」を参照してください。

rpl.checksum.auto

サーバ

0

ジャーナルのローテーション時に実行するデータベーステーブルチェックサム検証のレベル。 各レベルは、より大きなデータベーステーブルのセットに対応します。

0: チェックサムを無効にします。

1: 最も重要なシステムテーブルとリビジョンテーブルのみ検証します。

2: レベル1すべて、およびレプリカ間で違いのないメタデータを保持するテーブルを検証します。

3: すべてのメタデータを検証します。これにはビルドファームやエッジサーバレプリカにより異なるメタデータも含まれます。

rpl.checksum.change

サーバ

0

実行するオンザフライチェンジリスト検証のレベル。

0: 検証は実施しません。

1: サブミットの最後にジャーナルノートの書き込みを実行します。

2: レプリカによってチェンジリストのサマリが検証され、チェンジリストが一致しない場合は、integrity.csvへの書き込みが実行されます。

3: レプリカによってチェンジリストのサマリが検証され、チェンジリストが一致した場合は、integrity.csvへの書き込みが実行されます。

設定はp4 submitp4 pushp4 fetchp4 populate、およびp4 unzipコマンドに影響します。

rpl.checksum.table

サーバ

0

実行するテーブルチェックサムのレベル。

0: テーブルレベルでのチェックサムのみが実行されます。

1: テーブルアンロードおよびテーブルスキャンのジャーナルノートはレプリカによって処理され、検証処理が失敗した場合は、integrity.csvに記録されます。

2: ジャーナルノートの処理結果が一致する場合でも、その結果がログに記録されます。

rpl.compress

サーバ

0

レプリカ/マスターのネットワーク圧縮を有効にします。

0: データストリームは圧縮されません。

1: レプリカへのアーカイブ転送(p4 pull -u)に使用されるデータストリームが圧縮されます。

2: p4 pull -uおよびp4 pullに使用されるデータストリームが圧縮されます。

3: すべてのデータストリーム(p4 pull -up4 pull、およびマスターまたはコミットサーバに送られるコマンドのデータストリーム)が圧縮されます。

4: レプリカとマスター間のジャーナルプルおよびジャーナルコピーの接続のみを圧縮します。

rpl.forward.login

サーバ

0

各レプリカサーバで1に設定すると、分散構成のユーザがシングルサインオンできるようになります。 分散構成環境内のすべてのサーバに対して、auth.id構成可能変数を同じに設定する必要があります。

詳細については、『Helix Coreサーバ管理者ガイド: マルチサイト展開』の「ユーザの認証」を参照してください。

rpl.jnlwait.adjust

サーバ

25

転送レプリカに多くのユーザがいる場合に、サーバのパフォーマンスの調整に使用します。 値の調整については、Perforceサポートにご相談ください。

rpl.jnlwait.interval

サーバ

50

転送レプリカに多くのユーザがいる場合に、サーバのパフォーマンスの調整に使用します。 値の調整については、Perforceサポートにご相談ください。

rpl.jnlwait.max

サーバ

1000

転送レプリカに多くのユーザがいる場合に、サーバのパフォーマンスの調整に使用します。 値の調整については、Perforceサポートにご相談ください。

rpl.journalcopy.location

サーバ

0

0に設定することは、スタンバイサーバのjournalPrefixのプレフィックスを使用して、journalcopyスレッドがジャーナルをファイルパスに直接書き込むことを意味します。

1に設定することは、スタンバイサーバのP4JOURNALが書き込まれる場所にjournalcopyスレッドがジャーナルを書き込むことを意味します。 この後、ジャーナルはスタンバイサーバのjournalPrefixのプレフィックスを使用してファイルパスにローテーションされます。

journalcopyスレッドによって書き込まれたジャーナルは、必ずサフィックスにジャーナル番号が付けられます。

この構成可能変数に加えた変更は、スタンバイサーバがP4TARGETのジャーナルローテーションを複製すると有効になります。

rpl.labels.global

サーバ

0

分散Perforceサービスでは、ローカルラベルとグローバルラベルの両方があります。 ローカルラベルは単一のエッジサーバに限定されるため、その他のサーバに使用することはできません。 グローバルラベルは、コミットサーバ上で作成および更新されるため、すべてのサーバから見ることができます。 ただし、グローバルラベルはグローバルな(バインドされていない)クライアントワークスペースでのみ使用することができます。

2013.2リリースでは、デフォルトのラベルはローカルです。 rpl.labels.global1に設定すると、デフォルトでラベルをグローバルにします。

この構成可能変数を0に設定すると、ユーザは-gオプションをp4 labelp4 labelsync、およびp4 tagコマンドとともに使用して、グローバルラベルを作成または更新することができます。 この構成可能変数を1に設定した場合、-gオプションの意味は反対になり、ローカルラベルの更新を可能にします。

rpl.replay.userrp

サーバ

0

1に設定すると、db.user.rpテーブルのレプリカが作成されます。

db.user.rpテーブルには、直接ログインしてレプリカを使用したユーザに関する情報が格納されます。 具体的には、レプリカからユーザに発行されたチケット、およびユーザが最後にレプリカにアクセスした日時が記録されます。 このテーブルは現在ジャーナルに記録されていますが、デフォルトではそのレプリカは作成されません。

一般的には、このデータのレプリカを作成する必要はありません。 ただし、必要となる場合もあります。 例えば、フェイルオーバーに備えて、読み取り専用レプリカと別のレプリカの間にチェーンを作成してウォームスタンバイ状態にしておくには、ウォームスタンバイ用にdb.user.rpテーブルのレプリカを作成しなければならない場合があります。 これにより、db.user.rpレコードの自動フィルタリングが無効になり、レプリカがターゲットから受け取ったすべてのdb.user.rpジャーナルレコードが再生(およびジャーナルに再度記録)されます。

rpl.submit.nocopy

サーバ

0

デフォルトのサブミットアーカイブファイルコピーを無効にします

rpl.verify.cache

サーバ

0

設定された場合、レプリカサーバはユーザにファイルを渡すたびにキャッシュに格納されたファイルの整合性を確認します。ファイルが一致しない場合、アップストリームのサーバからファイルを再びフェッチします。 これは、レプリカサーバ上では計算コストが高く、一般的にはPerforceテクニカルサポートでのみ有用です。

run.users.authorize

サーバ

0

設定されると、ユーザはp4 usersを実行する前に認証を受ける必要があります。

S

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味 サーバの
再起動が
必須かどうか
security

サーバ

0

サーバセキュリティレベル:

0: レガシーサポート: パスワードは不要で、強度の要件は設定されません。

1: 強力なパスワードが必要であり、既存のパスワードはリセットされません。2003.2よりも前のクライアントソフトウェアに適合します。

2: 強力なパスワードが必要であり、既存のパスワードはリセットされます。2003.2以降のクライアントソフトウェアが必要です。

3: パスワードは強力である必要があり、チケットベースの認証(p4 login)が必要です。

4: 上記すべての制約。 また、すべてのレプリカサーバおよびこのサーバへのリモートディポ接続には、認証されたサービスユーザを使用する必要があります。

 
server サーバ 1

サーバコマンドのログ記録レベル:

server=1: 各コマンドの起動情報が記録されます。

server=2: サーバのトレース範囲がコマンドの起動と停止にまで拡張されます。

server=3: p4 syncに対して、計算が終了したことを示すメッセージと、ネットワーク同期の概算情報が追加されます。

server=4: クライアントに送信されたエラーがサーバログに記録されます。

以下も参照してください。

 
server.allowfetch

サーバ

0

変更のフェッチの可否を設定します。

  • 1に設定すると、このサーバはほかのサーバからのフェッチが可能になります。
  • 2に設定すると、ほかのサーバはこのサーバからのフェッチが可能になります。
  • 3に設定すると、1および2の両方が可能になります。
 
server.allowpush

サーバ

0

変更のプッシュの可否を設定します。

  • 1に設定すると、このサーバはほかのサーバへのプッシュが可能になります。
  • 2に設定すると、ほかのサーバはこのサーバへのプッシュが可能になります。
  • 3に設定すると、1および2の両方が可能になります。
 
server.allowremotelocking

サーバ

0

+lタイプのファイルのDVCS構成では、--remoteフラグをp4 editp4 deletep4 revertコマンドで使用することができます。 共有サーバ上で+lファイルタイプのみををロックします。 変更済みファイルがプッシュされると、ロックは自動的に解除されます。

共有サーバはコミットサーバとして構成する必要があります。また、この構成可能変数の値に0ではなく1が含まれている必要があります。

+lの詳細については、『Helix Coreサーバユーザーガイド』の「ファイルタイプ修飾子」を参照してください。

 
server.allowrewrite

サーバ

0

ゼロ以外の値に設定された場合、このサーバでp4 unsubmitおよびp4 fetch -tコマンドの実行が可能になります。

 
server.commandlimits

サーバ

0

コマンドごとのリソース制限のポリシーです。

0: すべてのユーザが、p4 group仕様で設定されているMaxResultsMaxScanRows、およびMaxLockTimeの制限をオーバーライドしてコマンドラインを使用することができます。

1: コマンドごとのオプションは、リソース制限より低く設定できますが、高く設定することはできません。

2: すべてのコマンドラインリソース制限オプションは単に無視されます。

 
server.depot.root

サーバ

なし

ファイルシステムの位置に対して、ディポフォームのMap:フィールドで指定された相対アドレスを検証します。 設定がない場合、Map:フィールドの相対アドレスはP4ROOTに保存された値に対して検証されます。 詳細については、p4 depotコマンドを参照してください。

 
server.extensions.dir サーバ   拡張機能を保管するためのディレクトリです。  
server.global.client.views

サーバ

0

クライアントが修正されたときにエッジサーバ上の非ストリームクライアントのビューマップ(またはクライアントマップ)をグローバルに切り替えるかどうかを決定します。

例えば、レプリカ上のクライアントが別のサーバでテンプレートとして使用される場合、そのクライアントのビューマップをグローバルに切り替える必要があります。

この構成可能変数は、グローバルに設定することも、サーバごとにも設定できます。

この構成可能変数が設定された状態でクライアントを変更した場合、そのクライアントのビューマップがグローバルなビューマップになります。 この構成可能変数の設定を消去しても、クライアントのビューマップが削除されることはありません。ただし、設定を消去することにより、クライアントのビューマップを変更した場合に、その変更内容が別のサーバに伝播されるのを防ぐことができます。 グローバルビューマップが設定されているクライアントが削除されると、server.global.client.viewsの値にかかわらず、そのクライアントのビューマップもグローバルに削除されます。

 
server.locks.archive

サーバ

1

p4 archiveおよびp4 restoreはデフォルトで、リビジョンをアーカイブまたは復元しているとき、グローバルメタデータをロックします。 ロック機能を無効にするには、この構成可能変数の値を0に設定します。

 
server.locks.dir

サーバ

server.locks

P4ROOTと相対的に指定される、サーバロック用のディレクトリです。 サーバのロック機能を無効にするには、この構成可能変数をdisabledに設定します。 (db.peekingがゼロ以外(有効)の場合、server.locksdisabledにすることはできません。ロック機能を無効にするには、server.locks.syncを0に設定します。)

 
server.locks.global

サーバ

0

この構成可能変数を1に設定すると、エッジサーバで実行されるp4 lockコマンドにより、コミットサーバ上のグローバルロックがデフォルトで取得されます。

 
server.locks.sync

サーバ

0

設定されている場合、p4 syncコマンドはクライアントのワークスペースのロックを共有モードにします。 デフォルト値0では、クライアントワークスペースのロックを同期しません。

db.peekingが有効の場合、server.locks.dirディレクトリが存在します。 db.peekingを有効にした場合のロック動作の変更により、server.locks.dirdisabledにする必要はなくなりますが、p4 syncコマンドの実行が複数同時の場合や、大規模の場合、あるいは中断した場合のいずれかまたはすべてにおいて、server.locks.sync0に設定することで同期の動作を以前のものにすることができます。

 
server.maxcommands

サーバ

0

監視機能が有効になっていて、この構成可能変数がゼロ以外の値に設定されており、かつ制限値を超えている場合、以下のような動作になります。

  • 制限値を超える数の同時コマンドの実行要求がHelix Coreサーバによって拒否されます。
  • TooManyCommands」というエラーメッセージが表示されます。

この構成可能変数の値の変更を行った後は、サーバを再起動する必要があります。

server.maxcommands.allowも参照してください。

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

server.maxcommands.allow サーバ 1

super権限を持つユーザとoperator権限を持つユーザは、server.maxcommandsで指定されている制限値を超えている場合であっても、コマンドのサブセットにアクセスすることができます。 これらのコマンドのリストについては、『Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本』の「同時接続を制限する」を参照してください。

この動作を無効にするには、値を「0」に設定します。

この構成可能変数の値の変更を行った後は、サーバを再起動する必要があります。

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

serverlog.counter.n

サーバ

なし

nで指定される構造化ログファイルのカウンタの名前。 (例えば、構造化ログファイルがerrors.csvである場合、n3です。)

詳細については、『Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本』の「ロギングおよび構造化ファイル」を参照してください。

 
serverlog.file.n

サーバ

なし

各構造化ログファイルに関連付けられたサーバログファイルの名前。 有効なファイル名のリストについては、p4 logparseを参照してください。

nは500以下に設定する必要があります。

 
serverlog.maxmb.n

サーバ

なし

構造化ログファイルについて、関連するログファイルをローテートするサイズ(MB)。

 
serverlog.retain.n

サーバ

なし

構造化ログファイルについて、ある一時点においてサーバ上に保持するローテートされたログファイルの数。

 
serviceUser

サーバ

なし

あるサーバ(またはプロキシ)が複製/プロキシ構成におけるマスターサーバに対して、またはリモートディポのコンテキストにおいてリモートサーバに対して認証するサービスユーザ。

 
spec.hashbuckets

サーバ

99

スペックディポ内のファイルがハッシュされるバケット(サブディレクトリ)の数。 0に設定するとハッシュが無効になり、パフォーマンスがディレクトリごとのファイル数に関係する古いファイルシステムではパフォーマンスが遅くなる可能性があります。

 
ssl.secondary.suite

サーバ

0

デフォルトでは、PerforceのSSLサポートはAES256-SHA暗号スイートに基づいています。 CAMELLIA256-SHAを使用するには、この調整値を1に設定してください。

 

ssl.tls.version.min

および

ssl.tls.version.max

サーバ、およびオプションとしてテスト用にクライアント上で

10

および

12

SSL接続用に許可されたTLSバージョンを制御します。 接続には、サーバとクライアント間で共通する最も高いバージョンを使用します。

ssl.tls.version.minは最も低いバージョンを指定し、ssl.tls.version.maxは最も高いバージョンを指定します。

有効な値は、TLSv1.0では10、TLSv1.1では11、TLSv1.2では12です。

サーバ上の値を確認する場合:

p4 configure show ssl.tls.version.min
p4 configure show ssl.tls.version.max

サーバに値を設定するには、コマンドを発行し、サーバを再起動して、変更を有効にします。 例えば、TLSv1.1またはTLSv1.2を許可するがTLSv1.0を除外する場合:

p4 configure set ssl.tls.version.min=11
p4 configure set ssl.tls.version.max=12

シングルバージョンのみを許可するには、同じ値を両方の構成可能変数に割り当てます。

クライアント上で、TLSv1.0が接続しないことを確認する場合:

p4 -v ssl.tls.version.min=10 -v ssl.tls.version.max=10 info

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

startup.N

サーバ

なし

レプリカサーバ起動時に、startup.1からstartup.N までのp4 pullスレッドが生成されるように、レプリカサーバの設定を行います。

startup.N 構成変数は順番に処理されます。 最初に欠番があった箇所で処理が停止し、欠番以降のコマンドは無視されます。

 
statefile

サーバ

state

レプリカサーバで、カレントジャーナル位置を追跡するためにサーバによって使用されるファイル。

 
submit.allowbgtransfer サーバ 0

バックグラウンドでのアーカイブファイル転送機能を有効にするには、複製環境内のすべてのサーバで値を「1」に設定します。

以下を参照してください。

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

submit.autobgtransfer サーバ 0

複製環境内のすべてのサーバでsubmit.allowbgtransfer構成可能変数が設定されている場合、1つ以上のサーバでp4 submitコマンドをp4 submit -bコマンドの代替コマンドとして使用するには、それらのサーバで値を「1」に設定します。

詳細については、『Helix Coreサーバ管理者ガイド: マルチサイト展開』の「エッジサーバでサブミットを行う場合のバックグラウンドアーカイブファイル転送機能」を参照してください。

この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。

注意

p4 admin restartでは不十分です。

UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。

Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

submit.collision.check サーバ 1

デフォルトの1を設定した場合、ディレクトリ名とファイル名の不一致がチェンジリストに含まれていることがサーバで検出されると、そのチェンジリストをサブミットできなくなります。 以下に例を示します。

$ p4 files ...
//depot/foo/bar/myfile#1 - add change 10 (text)
$ p4 add bar
//depot/foo/bar#1 - opened for add
$ p4 submit -d test Submitting change 11.
Locking 1 files ...
Cannot add file '//depot/foo/bar', filename collides with an existing directory path in the depot.

このようなチェックを行わないようにするには、この構成可能変数を「0」に設定します。0に設定した場合は、ファイル内容を誤って上書きしないようにする必要があります。

 
submit.identity

サーバ

なし

グローバルチェンジリストIDの生成を有効にします。 これは、Helix Coreサーバの分散バージョニング(DVCS)機能のユーザに関連します。

  • uuidはUUID形式でIDを生成します。
  • checksumはチェクサム形式でIDを生成します。
  • serveridはサーバIDとチェンジ形式を組み合わせてIDを生成します。

グローバルチェンジリストIDの詳細については、分散バージョニング環境におけるHelix Coreサーバの利用の「フェッチとプッシュ」の章にある「サーバ間でチェンジリストのIDを追跡する」を参照してください。

 
submit.noretransfer

サーバ

0

サブミットが失敗した後に、ファイルを必ず再転送します。

この構成可能変数を設定すると、サーバは意図したアーカイブの場所にファイルが既に存在するか確認し、失敗したサブミットを再試行するときに再転送を行いません。

p4 submitコマンドに--noretransferオプションを使用すると、設定の動作をオーバーライドできます。

 
submit.unlocklocked

サーバ

0

これを設定すると、ユーザが(p4 lockコマンドで)ロックした作業状態のファイルを、p4 submitが失敗した後に自動的にロック解除します。

 
sys.rename.max

サーバとクライアント

10

ファイル名の変更が失敗した場合の、ファイル名の変更を再試行する回数を制限します。 WindowsのRename()再試行ループに影響します。 サーバと各クライアントで、この構成可能変数を設定します。

 
sys.rename.wait

サーバとクライアント

1000

ファイルの名前変更の試行のタイムアウトをミリ秒単位で設定します。 WindowsのRename()再試行ループに影響します。 サーバと各クライアントで、この構成可能変数を設定します。

 
sys.threading.groups サーバ 0 値を「1」に設定すると、Windows Server 2008 R2以降のオペレーティングシステムで、複数のプロセッサグループを使用できるようになります。 この構成可能変数の値を変更した後、サーバを明示的に「停止」する必要があります。p4 admin restartでは不十分です。UNIXを使用している場合は、「Perforceサービスを停止する」および「Perforceサービスを開始する」を参照してください。Windowsを使用している場合は、「Helixサーバを開始および停止する」を参照してください。

T

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味
template.client

サーバ

なし

ユーザがp4 clientコマンドの-tオプションを省略した場合にテンプレートとして使用するデフォルトのクライアントを指定します。

template.label

サーバ

なし

ユーザがp4 labelコマンドの-tオプションを省略した場合にテンプレートとして使用するデフォルトのラベルを指定します。

track サーバ   サーバにより設定されます。 『Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本』の「パフォーマンス追跡」を参照してください。
triggers.io

サーバ

0

設定した場合、トリガはコマンドライン変数からパラメータを受け取りません。 各自のSTDINに送信されたキーと値のペアのディクショナリーを受け取ります。 トリガは、ディクショナリーの応答を使用して、STDOUT経由でサーバに返信することができます。

Z

構成可能変数 クライアントまたはサーバまたはプロキシ デフォルト値 意味
zerosyncPrefix

サーバ

なし

これを設定すると、p4 syncのデフォルトの動作が変更されます。例えば、クライアントワークスペースがこのプレフィックスで始まる場合、影響を受けるワークスペースに対するすべての同期操作が、p4 sync -kを想定して実行されるため、ワークスペースの内容は変更されません。