p4 revert
作業状態のファイルに対する変更内容を破棄する場合
構文
p4 [g-opts] revert [-a -n -k -w] [-c change] [-C client] [--remote=remote] file ...
p4 [g-opts] revert [-a -n -k -w] [-Si] [-c change] [-C client] [--remote=remote] file ...
p4 [g-opts] revert -So [-c change]
説明
p4 revert
は、作業中のファイルに加えられた変更を廃棄し、p4 sync
でディポから最後に同期させたリビジョンに戻します。 また、元に戻したファイルを関連する作業中チェンジリストから削除します。 管理者は-C
オプションを使用することにより、他のユーザの作業状態のファイルを元に戻すことができます。
p4 delete
により作業状態にしたファイルを元に戻すと、そのファイルはクライアントワークスペース内に復元されます。p4 add
により作業状態にしたファイルを元に戻すと、Helixサーバはクライアントワークスペースのファイルには何も行いません。p4 integrate
により作業状態にしたファイルを元に戻すと、Helixサーバはクライアントワークスペースからそのファイルを削除します。p4 move
により作業状態にしたファイルを元に戻すと、move/add
目的で作業状態にしたファイルのみが元に戻ります。
ホスト名は暗示され、ユーザ名は必要ありません。
ストリームとp4 revertコマンド
バージョン2019.1には、作業状態のストリーム仕様を元に戻すための-Siオプションと-Soオプションが導入されています。
デフォルトの場合、作業状態のストリーム仕様が元に戻されることはありません。
ファイルを処理する場合のオプション
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作業状態になってから(内容またはファイルタイプが)変更されていないファイルのみを元に戻します。 元に戻されるのは、次のクライアントリビジョンを持っているファイルのみになります。
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指定されたチェンジリスト内のファイルのみを元に戻します。 クライアントワークスペース内の指定された変更にあるすべてのファイルを元に戻します。 $ p4 revert -c 345627 "//..."
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他のユーザの作業状態のファイルを元に戻します。 このオプションは、 クライアントワークスペース内の単一のファイルを元に戻します。 $ p4 revert -C bruno_ws //depot/www/dev/Jam.html
クライアントワークスペース内のすべてのファイルを元に戻します。 $ p4 revert -C bruno_ws //...
このオプションは、エッジサーバで保持されている排他的ロックの解除にも役立ちます。 その場合、コマンドでクライアントが存在するエッジサーバを示す必要があります。 以下に例を示します。 $ p4 revert -C SusanClient //depot/src/x.cc
このオプションは、古いユーザのワークスペースのクリーンアップにも大変役立ちます。削除を行う前に、ワークスペースの作業中のファイルを元に戻す必要があります。 |
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ワークスペースファイルを保存します。ファイルはチェンジリストから削除され、現在は作業状態にないことがHelixサーバに記録されますが、クライアントワークスペース内では変更されません。 |
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実際に元に戻す操作は実行せず、元に戻した場合の結果を一覧表示します。 このオプションにより、事前に元に戻したときの結果を確認できます。 |
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個人サーバのファイルを元に戻します。また、ファイルタイプが 詳細については、『分散バージョニング環境におけるHelix Coreサーバの利用』の「フェッチとプッシュ」の章のセクション、排他的ロックのサポートに関する説明を参照してください。 詳細については、『分散バージョニング環境におけるHelix Coreサーバの利用』の「フェッチとプッシュ」の章のセクション、「個人サーバでの排他的ロックのサポート」に関する説明を参照してください。 |
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詳細については、グローバルオプションを参照してください。 |
ストリームを処理する場合のオプション
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指定したファイルリストを元に戻す場合に、作業状態のストリーム仕様も元に戻されます。 |
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作業状態のストリーム仕様のみが元に戻されます。 ファイルリストが元に戻ることはありません。 |
使用上の留意点
ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか? | ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか? | 最低限必要なアクセスレベル |
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使用不可 |
使用不可 |
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p4 revert は通常、ファイル引数を必要とするという点で、他のほとんどのHelixサーバコマンドと異なります。 コマンドラインのファイル引数とクライアントビューの共通部分にあるファイルが元に戻されます。
-a
オプションを使用している場合、ファイル引数を指定する必要はありません。 edit
目的で作業状態にしたファイルを元に戻すと、ファイルが作業状態にされてからユーザが加えたすべての変更が上書きされます。p4 revert
を実行する前に、p4 revert -n
によって結果を確認するとより安全です。
ストリーム仕様を元に戻す場合のコマンド例
p4 revert -Si ... | 現在の作業中ストリーム仕様を含め、デフォルトのチェンジリストに含まれているすべてを元に戻します。 |
p4 revert -So | デフォルトのチェンジリストに含まれている現在の作業中ストリーム仕様のみを元に戻します。 |
p4 revert -Si -c 987654321 ... | 指定された番号のチェンジリストに含まれているすべてを元に戻します。 |
p4 revert -So -c 987654321 | 指定された番号のチェンジリストに含まれている作業中ストリーム仕様のみを元に戻します。 |
p4 revert -Si foo | デフォルトのチェンジリストに含まれている現在の作業中ストリーム仕様と作業中ファイルを元に戻します。 |
p4 revert -Si -c 987654321 foo | 指定された番号のチェンジリストに含まれている現在の作業中ストリーム仕様と作業中ファイルを元に戻します。 |
p4 revert foo |
デフォルトのチェンジリストに含まれているファイルのみを元に戻します(ストリーム仕様は除外されます)。 |
p4 revert -c 987654321 foo |
指定された番号のチェンジリストに含まれているファイルのみを元に戻します(ストリーム仕様は除外されます)。 |
関連コマンド
ディポに追加するファイルを作業状態にする |
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削除するファイルを作業状態にする |
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すべての作業状態のファイルをディポにコピーする |
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ディポからクライアントワークスペースへファイルを読み込む |
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すべての作業状態のファイルを一覧表示する |
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Helixサーバがユーザのファイルであると判断したファイルを、クライアントワークスペースと強制的に同期させる。その際、作業状態にない書き込み可能なファイルはすべて上書きされる。 |
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