取り扱いメーカー:Cellソリューション

取り扱いメーカー:Cellソリューションに関するFAQ

QHAT-10+型10dBアッテネーターの簡易確認方法

A
EMI測定システムに使用しているMini circuit社製HAT-10+型10 dB Attenuatorが故障した場合、挿入損失が仕様値の10 dBから変化する場合があります。
アッテネーターの挿入損失は信号発生器とEMIレシーバー、スペクトラムアナライザにて確認できます。

もし、信号発生器をお持ちではない場合、デジタルマルチメーターを使用したDC抵抗測定にて簡易的に確認できます。
   
HAT-10+型はΠ型アッテネーターですので、下記のように抵抗R1とR3が96 Ω、R2が71 Ωの抵抗で構成されています。
この回路の負荷を接続しない開放状態での抵抗値はMALE型とFEMALE側から見た場合のどちらについても61 Ωです。
   
もし、測定結果が約61 Ωから外れている、または、MALE側とFEMALE側で測定結果が異なる、などの場合は、HAT-10+型の故障が疑われます。
 

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Q単相3線式電源線用CDNを単相2線式電源線の試験に使用できますか

A
できません。
IEC61000-4-6伝導イミュニティ試験用の電源線用CDNは、試験対象の電源線の数や種類によりいくつかの分類があります。試験の際は、原則としてCDNの電源線は全て接続して使用します(*)。これ以外の接続で使用した場合、コモンモードインピーダンスが規格の要求と異なった状態での試験となりますのでご注意ください。

例えば、以下のような使用方法はいずれも規格要求を満足しない使用方法です。
-    電源線(3線)用のCDNを電源線(2線)の試験に使用する
-    三相5線式のCDNをアース線付き三相3線200V(合計4線)の試験に使用する
-    単相3線式のCDNを2台使用して三相3線200V(合計4線)の試験に使用する

*例外として、AMETEK社製CDN M016型はM2(2線)/M3(3線)を本体のスイッチにて切替えて使用することができます。
 

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Q測定中にN5171B型信号発生器の本体画面上に[ERR -113, Undefined header]が表示される

A
N5171BにOption UNW Narrow pulse modulation(パルス変調オプション)が搭載されていない場合、当社ソフトウェアからリモート制御した場合に上記エラーが発生する場合があります。この条件に該当する場合、上記のエラー[ERR -113, Undefined header]は制御には影響を与えませんので、無視して頂いて結構です。

もしエラーが気になる場合、信号発生器制御のためのソフトトウェア設定ファイルの編集方法をご連絡致します。東陽テクニカEMC自動測定システムお客様サポート(Emc-support@toyo.co.jp)までご連絡をお願いいたします。
 

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Q電源高調波試験規格で試験中の試験用電源の電圧変動を検証する要求があります。CTSソフトは対応していますか

A
IEC 61000-3-2 Ed.5.1 : 2020規格のA.2項 Supply sourceに、試験用電源の電圧や周波数、電圧高調波といった電源品位への要求が記載されており、測定中にこれを検証する必要があります。
CTSソフトウェアは電源品位を測定中に監視し、合格の場合はソフト上で[Source Qual. OK]と表示します。
 
判定の根拠となったデータは、結果レポートの最後に[Voltage Source Verification Data]として出力します。
 

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Qフリッカー試験規格で試験用電源の電圧変動を検証する要求があります。CTSソフトは対応していますか

A
IEC 61000-3-3 Ed.3.0 : 2013規格の6.3項 Test supply voltageに、試験用電源の電圧変動によるPstが0.4を超えないことを検証する旨の記載があります。あいにく、CTSソフトウェアには、本記載に対応した専用の検証モードはありません。
以下の手順にて、規格に沿った検証が行えますのでご検討ください。

1.    試験用電源に無誘導抵抗などの電圧変動を生じない負荷を接続する
2.    通常のフリッカー測定を行う
3.    Pstが0.4を超えないことを確認する
 

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QCDN M116型CDNを使用して信号発生系の校正測定を行います。CAL U100B型 150/50Ω adapterが1台しか付属していませんが、AE側には何も接続しないのでしょうか

A
はい、ご推察のとおりです。

AMETEK社製CDN M116をはじめとする1 PE line用CDN M1シリーズは、PE線を対象としているCDNのため、EUTポートから入った線はデカップリング回路を通った後、内部でGNDに接続されています。このため、信号発生系の校正測定の際は、AE側にはCAL U100B型 150/50Ω adapterを接続せずに、EUT側のみにCAL U100B型 150/50Ω adapterを接続します。

なお、AMETEK社製CDN Sシリーズ(シールド線用CDN)についても、同様にEUT側のみにCAL U100B型 150/50Ω adapterを接続して信号発生系の校正測定を行います。

 

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Q測定データに記録される[測定時間]は妨害の開始時刻でしょうか。それとも終了時刻でしょうか

A
イミュニティ測定データに記録される[測定時間]は印加開始時の時刻を記録しております。
 

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QBS5000型バンドセレクタのInterlock端子を使用して安全機能を利用したいです。接続するスイッチへの要求仕様はありますか?

A
バンドセレクタの背面Interlock端子に接続されるスイッチが短絡状態になった場合にバンドセレクタが出力可能状態となり、スイッチが開放状態となった場合にバンドセレクタが出力不可状態となります。
バンドセレクタのInterlock端子からは+5VDCの信号を出力します。スイッチが短絡状態では約1.5mAの電流がスイッチに流れます。
このInterlock端子には機械スイッチを接続することを想定しております。スイッチまでにケーブルを引く場合でもなるべく小さい抵抗値とし、多くても総抵抗値が1kΩを超えないようにして下さい。

なお、製品製造時期や試験システム構成により上記仕様と異なる場合がありますのでご留意ください。ご使用の製品が上記仕様に該当するか不明な場合は、東陽テクニカEMC自動測定システムお客様サポート( Emc-support@toyo.co.jp )までご連絡をお願いいたします。

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QCTSソフトのHarmonicsレポートの%of LimitがN/AでTest ResultがPassとなります

A
IEC61000-3-2規格において、Class C以外のClass A, B及びDの場合は、消費電力75W以下の機器には許容値が定義されておりません。ご指摘の結果は、上記の規格に沿った結果表示です。

なお、上記の記述は、例えばIEC 61000-3-2 Ed.5.1:2020版の7 Harmonic current limits -7.1 Generalに記載されています。

 

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Qイミュニティ測定を実施後、測定結果画面を開くと何もデータが表示されません

A
ご指摘の現象は、測定終了時に測定結果を登録していないことが原因の可能性があります。測定終了後にデータを表示または保存される場合は、測定終了後に表示される以下の[測定データを登録しますか?]というメッセージに[OK]を選択してください。

なお、本動作は全イミュニティソフトウェア(IM5/RS, IM5/CS, VI5/RS)で共通です。
 

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Q終端したEMクランプをデカップリングのために使用できるのはどのような場合ですか

A

IEC61000-4-6 Ed.4.0: 2013規格では、2つのポートを持つEUTのうち、その1つのポートのみにCDNが接続できる場合において、試験中にAEが誤動作してしまう場合に終端したEMクランプをデカップリングのために使用できると記載されています。

電源線(3線)を持つEUTと電源線(3線)を持つAEが通信線で接続されています。電源線(3線)への妨害注入にCDN-M3を使用します。
  このEUTの試験中に、AEが誤動作する場合、デカップリングのためにEUTとAEの間に終端したEMクランプを使用できます。
 

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Q東陽テクニカ製RFセレクタやRFバンドセレクタのINFORMATIONの内容を変更したい

A

東陽テクニカ製RFセレクタやRFバンドセレクタのINFORMATION部分は、システム変更などに対応するため、紙などに印刷した内容を貼り込めるように設計されています。

以下の手順にてINFORMATIONのパネルを取り外して、任意の内容へ変更して頂くことが可能です

INFORMATIONのパネルの取り外し方法

パネルを奥へ押し込みます。

パネルを下へずらします。

パネル上部の縁が出てくるので、引っ張り出します。


なお、貼り込む用紙は110mm x 65mmほどのサイズで製作ください。

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QMD4070A型Monitoring DeviceをDC電源供給なしに使用することは可能でしょうか

A
可能です。
MD4070A型Monitoring Deviceをイミュニティ試験の印加電流モニタ用途として使用する場合、高い測定感度が不要なため、Passiveモードで使用する場合が多いと思われます。この場合、電源供給なしに(ACアダプターPSU 6001を接続せずに)ご使用頂いて問題ありません。

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QCTSソフトウェアにて[Signal too weak or frequency too low! Please check the system and the cables.]というエラーメッセージが表示されます

A
上記メッセージは、測定電圧が既定の下限値よりも小さい場合に表示されます。測定系の異常が推測されるため、以下の確認をお願いします。
・    試験品への供給電圧(230V/50Hz等)が供給されていること
・    電源高調波アナライザとリファレンスインピーダンス間等の配線が緩み無く接続されていること
・    電源高調波アナライザ本体と測定PCを接続するケーブルが緩み無く接続されていること

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Q副担当登録のお知らせメール内のURLをクリックするとエラーになります

A

事前に東陽テクニカ公式サイトのへの会員登録ならびにマイページへのログインを行っておく必要があります。

メール本文に記載されているURLについて

メール本文には副担当として追加されたバージョンアップサービスの製品ページのURLが記載されています。クリックするとWebブラウザで東陽テクニカ公式サイトの内のバージョンアップサービスページが開きます。

ただし、当該ページに正しく遷移するためには、事前に東陽テクニカ公式サイトのへの会員登録ならびにマイページへのログインを行っておく必要があります。
ログインしていない状態でクリックすると以下のエラーページが表示されてしまうのでご注意ください。

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Q副担当登録のお知らせというメールが届きましたがこれは何ですか?

A

EPXまたはES10のバージョンアップサービスの副担当に追加された際に、システムから自動送信されるメールです。

件名: 副担当登録のお知らせ】 管理番号:[xxxxx]
your_email_address 様

下記購入製品の副ユーザに設定されました。

http://www.toyo.co.jp/mypage/product/detail.php?id=xxxxx

購入製品管理番号:xxxxx
納入日:yyyy-mm-dd
モデルコード:EPX_VUP(または ES10_VUP)
製品名EPX(またはES10)バージョンアップサービス

副担当について

EPXまたはES10のバージョンアップサービスでは、ひとつのライセンスにつき、主担当1名に加えて最大5名の副担当のメールアドレスを追加することができます。
副担当として追加されると、当該メールアドレスのアカウント(※別途会員登録が必要)で主担当と同等のソフトウェアダウンロード機能が利用可能となります。

メール本文に記載されているURLについて

メール本文には副担当として追加されたバージョンアップサービスの製品ページのURLが記載されています。クリックするとWebブラウザで東陽テクニカ公式サイトの内のバージョンアップサービスページが開きます。

ただし、当該ページに正しく遷移するためには、事前に東陽テクニカ公式サイトのへの会員登録ならびにマイページへのログインを行っておく必要があります。
ログインしていない状態でクリックすると以下のエラーページが表示されてしまうのでご注意ください。

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QSchwarzbeck NNBM8124 Artificial Mains Network背面にMAINS FILTER CAPACITORスイッチがあります。CISPR25 試験時はどのように切り替えれば良いでしょうか

A
CISPR25試験時は、CISPR16-1-2側にスイッチを切り替えて使用して下さい。 なお、ISO11452-4等のBCI試験時も、CISPR25試験時と同様にCISPR16-1-2側にスイッチを切り替えて使用して下さい。 なお、上記スイッチは内部回路図に記載の通り、内蔵1uF CapacitorのON/OFFを切り替えます。

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Qネットワークアナライザを使って、NSA(Normalized Site Attenuation)を測定しようと思います。 スペクトラムアナライザのようなMaxhold機能はありますか?

A
最新のネットワークアナライザの中には、Maxhold機能を持つモデルがあります。
そのような機種をご利用ください。

例) 
Keysight E5063A

[Display]-[Data Hold]-[Maximum]のボタン操作で機能します。
下記ヘルプファイルもご参照ください。
http://ena.support.keysight.com/e5063a/manuals/webhelp/eng/measurement/analyzing_data/holding_max_min_points_for_the_trace.htm
 

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QHarmonics Test Report内の[Voltage Source Verification Data]ページの各次数のうち、StatusがMarg.となる次数があります。この意味は何でしょうか

A
IEC61000-3-2規格(例えば、IEC61000-3-2:2014 Ed.4.0)には試験中のEUTへの供給電源電圧を監視し、電圧波形の各高調波次数の電源電圧に対する割合が、以下の許容値を超えないよう規定があります。
 
  • 3次高調波:0.9%
  • 5次高調波:0.4%
  • 7次高調波:0.3%
  • 9次高調波:0.2%
  • 2次から10次の偶数次高調波:0.2%
  • 11次から40次の高調波:0.1%

Statusの表示は、各次数が許容値に対してどのくらいかによって以下の通りになります。
  • OK :100%以下
  • Marg.:100-120%
  • Dist.:120%以上

OK以外の、Marg.やDist.の場合は、供給電源電圧についての規格要求を満足していない状態ですので、ご注意下さい。

一般的に、11次から40次の高調波についてMarg.やDist.となる場合は、測定時にJIS C 61000-3-2に規定されているインピーダンスをご使用されているために電圧波形が歪んでいる場合が多いようです。この場合、上記のインピーダンスを使用しないで測定するなどの対応をお試し下さい。
また、3次や5次の高調波についてMarg.やDist.となる場合は、使用している電源の問題が多いようです。この場合、ご使用されている電源の確認をお試し下さい。

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QAMETEK社製電源線用CDN(CDN M016型等)に接続するための4mmバナナプラグの推奨品はありますでしょうか

A
Stäubli Electrical Connectors社(旧社名Multi-Contact社)のセーフティバナナプラグをお勧めします。
セーフティバナナプラグは下記写真のようにプラグ部分に絶縁カバーを取り付けたもので、より安全性に配慮したプラグです。



なお、AMETEK社製電源線用CDNの多くは、電源線接続部のコネクタが上記の4mmセーフティバナナプラグが接続できる形状となっており、一般的なコンセント形状ではないことに留意下さい。必要に応じて、接続する電源線のコネクタを加工してCDNへ接続して下さい。

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