FAQ
エラー等、お困りの場合に
ハードウェア故障が疑われるときに
ID.
Q. 光GPIBアダプターを使用した場合に通信エラーが発生する
A.
National Instruments社製GPIB-140A型等の光GPIBアダプターを使用して機器をリモート制御した際に通信エラーとなる場合、以下の確認をお願いします。
確認:[GPIBの詳細設定]ウィンドウ内の[Readdress]のチェックを外す
上記で改善しない場合、[通信エラーが発生したとき]の確認項目もご確認ください。
なお、Readdressのチェック有無について以下に説明致します。
GPIBの通信線はコントロールラインとデータラインがあります。コントロールラインで通信相手はGPIBのどの番号、と指定して、データラインでデータを送信します。
ReaddressがONの場合は1つのコマンドを送信するごとにアドレス指定を行います。たとえば、コントロールラインでGPIB番号指定、データ送信、コントロールラインでGPIB番号指定、データ送信、、、といった手順です。
ReaddressがOFFの場合は、1つ前のデータ送信と送信先が同じ場合、既にコントロールラインでGPIB番号指定済みのためアドレス指定を省略します。たとえば、コントロールラインでGPIB番号指定、データ送信、データ送信、、、といった手順です。
ReaddressをOFFに設定したほうが、手順が少ないため若干高速です。ただし、測定の実測で差が出るほどの影響はありません。そのため、東陽テクニカソフトウェアのデフォルトではReaddressはONにさせていただいています。
ただし、National Instruments社や他社の光GPIBエクステンダーを使用した場合、Readdress ONでは動作しない場合があり、その場合はReaddressをOFFにすることが必要です。