FAQ
TIPS、使い方のコツ
エミッションソフトウェア(EP5、EP7、EP9、EPX、ES10)
ID.
Q. 最終測定の際にQP検波とAV検波を同時取得することはできますか
A.
ご指摘の機能に対応したソフトウェアの場合、当社ソフトウェアで複数検波の同時取得に対応しているEMIレシーバーのモデルについては可能です。このとき、例えば、QP検波とAV検波、PK検波とAV検波等の同時測定が可能です。
複数検波の同時取得に対応したソフトウェア
- EP5/RE, EP5/CE
- EP7/RE, EP7/CE
- EP9/CE, EP9/VE
- ES10
- EPX
EP5/ME及びEP5/RFPでは、複数検波の同時取得には対応しておりません。
複数検波の同時取得に対応したEMIレシーバーのモデルの例
- Keysight Technologies社製N9038A型, N9048B型
- Rohde & Schwarz社製ESCI型, ESU型, ESR型, ESW型
設定方法
EP5/RE
- 上部メニューの[条件] - [妨害レベル測定設定]を選択
- [妨害レベル測定条件]ウィンドウの[最終測定]タブにて同時取得したい検波を選択し、メジャリングタイムを同じ値に設定
- 上部メニューの[ツール] – [オプション]を選択して表示される[オプション設定]ウィンドウの[測定]タブにある[最終測定時に、PK測定値+マージンがAV限度値より低ければ測定終了とする]の設定をOFF
(本設定がONの場合は、PK検波とAV検波を同時に測定しません。この場合、まずEMIレシーバーのPK検波のみで測定し、PK検波の測定結果+マージンよりAV限度値の方が低ければ、残りの検波を測定するシーケンスになります。)
EP5/CE
- 上部メニューの[条件] - [妨害レベル測定設定]を選択
- [妨害レベル測定条件]ウィンドウの[最終測定]タブにて同時取得したい検波のメジャリングタイムを同じ値に設定
EP7/RE
- 上部メニューの[条件] - [妨害レベル測定条件]を選択
- [妨害レベル測定条件]ウィンドウの[最終測定]タブの[複数検波同時取得機能を使用する]にチェック(このとき、メジャリングタイムは全ての検波で同じ値に設定されます)
- メイン画面の[管理者ツール] – [オプション設定]を選択
表示される[オプション設定]ウィンドウの[測定(1/2)]タブの[最終測定時に、PK測定値がAV限度値より低ければ測定終了とする]の設定をOFF
EP7/CE
- 上部メニューの[条件] - [妨害レベル測定条件]を選択
- [妨害レベル測定条件]ウィンドウの[最終測定]タブの[複数検波同時取得機能を使用する]にチェック
- 同時取得したい検波のメジャリングタイムを同じ値に設定
EP9/CE, EP9/VE
- 上部メニューの[条件] - [条件編集]を選択
- [条件編集]ウィンドウの[妨害レベル測定]項目内の[最終測定]タブの[レシーバー]タブにて、同時取得したい検波を選択肢、メジャリングタイムを同じ値に設定
ES10, EPX
- 上部メニューの[条件] - [条件編集]を選択
- [条件編集]ウィンドウの[妨害レベル測定]項目内の[最終測定]タブの[レシーバー]タブにて、同時取得したい検波を選択肢、メジャリングタイムを同じ値に設定
上記設定後にも、複数検波の同時取得ができない場合、東陽テクニカEMC自動測定システムお客様サポート(Emc-support@toyo.co.jp)までご連絡下さい。