Perforce Software, Inc.

DevOps対応 テストデータ管理プラットフォーム「Perforce Delphix」

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Delphixは、本番データを安全かつスピーディにテスト環境へ展開できる、テストデータ管理プラットフォームです。

開発やテスト、QAの現場では、現実に近いデータでの検証が求められる一方で、個人情報などの機密データを扱う上で慎重な対応が求められます。Delphixは、仮想化技術を活用して本番データを素早く提供しつつ、マスキング(匿名化)によってセキュリティやコンプライアンスにも配慮。早い段階からのテストの実施(シフトレフト)を可能にすることで、開発における“スピード”と“品質”の両立を強力に支援します。

特長

Delphixのテストデータ管理ソリューションが選ばれる理由

リリーススピードを最大2倍に

テストデータの提供プロセスを自動化することで、開発工程のボトルネックを解消します。

ソフトウェア品質を向上

必要なタイミングで高品質なテストデータを提供することで、テストのシフトレフトを実現します。

コンプライアンス対応を支援

機密情報や個人情報を自動で検出・マスキング(匿名化)することで、各種プライバシー規制に対応します。

テストデータの仮想化 + マスキング = 高速かつ高品質なリリースを実現

開発・テスト環境への迅速なデータ供給を実現

本番データの仮想コピーをDevOps環境へ自動で展開。セルフサービスでデータを最新状態にリフレッシュしたり、テスト実行前の状態に戻したり、簡単にコピーを共有することも可能になります。

  • 手動でデータを展開する手間を排除
  • 本番データに近い、高品質なデータを使ったテストが可能に
  • テスト用に一部だけ抽出するよりも少ない容量で、データを仮想的に再現

テスト環境でのデータコンプライアンスを確保

機密情報を検出・マスキングすることで、サイバー攻撃のリスクを軽減し、各種プライバシー規制に準拠します。

  • 検出した機密情報をリアルで自然な擬似値に変換し、テスト品質を維持
  • 一貫したマスキングでリファレンス整合性を確保
  • マスキング済みデータを継続的かつ自動的に提供

テストデータ管理の統合プラットフォーム

テストデータ展開の自動化、コンプライアンス対応、ガバナンスを一元的に管理。大規模な開発環境でも、安全かつ効率的なテストデータ運用を実現します。

  • 組織全体で活用可能なテストデータライブラリを構築
  • APIやセルフサービスで、データのリフレッシュ/巻き戻し/ブックマーク/共有が自在
  • APIゲートウェイ経由で、データ提供とマスキングの処理をDevOpsパイプラインに統合
  • 一時的なテスト環境(エフェメラル環境)の構築や削除をオンデマンドで

Delphixのテストデータ管理ソリューションの仕組み

Data Sync

あらゆるテストデータソースと同期可能

Delphix は、クラウドやオンプレミスを問わず、さまざまなアプリケーションやデータソースと常時同期し、データ変更をリアルタイムで把握・反映します。

  • 本番環境を止めることなく、リアルタイムでデータを同期
  • 本番環境、バックアップ、あるいは事前に抽出された一部データ(サブセット)など、さまざまなデータソースに対応
  • 高い圧縮率(最大100分の1)で効率的にデータ保存
Data Masking

機密データを検出・マスキング

機密データを自動で見つけ出し、マスキング処理を施すことで、業界基準やデータプライバシー規制に対応します。

  • リファレンス整合性を維持しつつ、マスキングを実施
  • テストで使いやすい、自然でリアルな擬似値を生成
  • 標準マスキングアルゴリズムに加え、カスタム設定も可能
Test Data Library

包括的なテストデータライブラリを構築

仮想データセットを効率よく保存・バージョン管理。テストケースごとに必要となるデータをブックマークできます。

  • テストデータをカタログ化・タグ付けすることで、アクセス管理を効率化
  • 用途に応じて、マスキング済みデータ・サブセットデータ・合成データを使い分け可能
  • テストデータの追加・削除・共有が容易
Data Provision

仮想テストデータのプロビジョニング

開発および単体/統合/受入れテスト環境に対して、必要な仮想データを即座に提供します。

  • 数分でテストデータの提供/リフレッシュが完了
  • 統合テスト向けに複数の同期データセットを展開可能
  • ストレージ使用量を最大90%削減
DevOps Spped

DevOpsサイクルに対応したテスト環境を構築

APIを使って、最新データへの更新、ロールバック、データセットの分岐、コードとまとめてのバージョン管理が可能になります。

  • CI/CDパイプラインにデータ提供プロセスを統合
  • テスト時にデータが破壊されてもロールバック可能
  • 一時的なテスト環境(エフェメラル環境)を構築/削除

よくある質問

Delphixはどのような用途に使われますか?

Delphixは、テストデータ管理をはじめ、DevOpsやCI/CD、AI活用、データ保護などの幅広い用途において、コンプライアンスに準拠したデータ運用の自動化を実現するソリューションです。

データ仮想化とマスキング技術の統合により、企業全体のデータ運用を効率化し、コンプライアンス対応およびガバナンスの強化を支援することで、アプリケーション開発・リリースの高速化や品質向上、データプライバシー関連法案への準拠、AIモデルのトレーニング精度向上を可能にします。

Delphix のデータマスキングとは?

Delphixのデータマスキングは、開発・テスト・分析・AI活用などの用途において、サイバー攻撃からデータを保護しつつ、プライバシー規制や業界標準への準拠を支援する機能です。

氏名や支払い情報、電話番号などの機密情報の項目を自動で検出し、その値を、リアルな架空の値(例:山田 太郎 → 田中 次郎)に変換します。また、Delphixのマスキングは、データソース内および複数ソース間で一貫して実施されるため、リファレンス整合性も維持できます。

Delphixのデータ仮想化とは?

Delphixは、本番データと同期し、時系列にデータを保存。開発・テスト・分析・AI用途に適した仮想コピーを非本番環境へ提供します。

仮想データコピーは、変更不可能な形で保存されたデータをもとに作成され、物理コピーと比べて約1/10のストレージ容量で、最大100倍の速度で提供可能です。

Delphixのテストデータ管理とは?

Delphixは、データ仮想化とデータマスキング技術を組み合わせることで、プライバシー規制や業界標準に準拠した高品質なテストデータを自動提供する仕組みを実現します。

これにより、包括的なテストデータライブラリを構築したり、適切なデータセットをQA環境に自動で展開することが可能になります。また、APIやUIを通じて、コードのようにテストデータをバージョン管理することで、データのリフレッシュやロールバック、ブックマーク、分岐、共有などの操作を、データを必要とするチームが自身で(セルフサービスで)行うことができます。

Delphixのテストデータ管理は、データサブセット利用とどう違うのですか?

Delphixは、従来のデータサブセット方式と異なり、本番データ全体を仮想的に再現したコピーを非本番環境に提供することで、高品質なテストの実施を可能にします。

この仮想データコピーは、本番データの完全な複製でありながら、数分で自動的に作成でき、物理的なコピーよりも圧倒的に少ないストレージ容量で運用できます。

テストデータライブラリとは何ですか?

Delphixは複数の本番データソースと同期し、ある時点の状態を切り出したテストデータコピーを作成・保存・カタログ化します。

これにより、開発チームがコードベースのバージョン管理を行うのと同じように、テストデータを中央リポジトリでバージョン管理し、ブックマークや分岐、更新、共有といった操作をセルフサービスで行うことが可能になります。

Delphixは統合テストをどのように支援しますか?

Delphixは、業務ワークフローに関わる本番アプリケーションに接続し、それらのデータを同一時点で同期した、仮想テストデータコピーとして提供。精度の高い統合テストの実施を可能にします。

さらに、各データコピーに対して一貫したマスキング処理を行うことで、全データセット間のリファレンス整合性を維持します。

Delphixの導入実績はどのくらいありますか?

Delphixは、グローバルに展開する大手企業を中心に、数百社以上に導入されおり、世界トップ5の金融機関の中3社、トップ5の医療保険会社の中4社でも利用されています。

関連リソース

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