Grep Tool

Grep Toolは、Unixのgrepコマンドを用いて、ソースコードに含まれる特定の文字列の場所を突きとめることを可能にします。Grepコマンドはシェル よりImagix 4Dの内部から実行したほうがいくつかの利点があります。第1には、自動的にgrep検索の結果を調べることができます。第2には、検索の結果をコンテキ ストに沿ってまとめることができます。第3には、grep検索の結果を利用すれば、文字列を含むソースファイルへ素早く、容易に誘導することができます。 

grepが実行されるときには、Grep Toolが文字列を標準的なgrep実行ファイルに渡します。これは、文字列に適切なファイル名を追加します。ExploreモードとAnalyzeモー ドでは、メニューの選択によりこのgrepコマンドの有効範囲を設定することができます。 

grepの結果が返されると、Grep Toolがそれを解析し、コンテキストに沿って表示します。 Grep Toolは各返却行のファイル名及び行番号を用いて、その行と関連付けられたプログラムシンボルを判断します。Graph Symbolsパネルは、返却行が関連付けられたシンボルのすぐ下に表示されるように設定することができます。また、Structureモードなどの拡張 モードでは、関連付けられたシンボルがハイライト表示されます。返された文字列を含むファイルだけでなく、関数またはクラスもわかるでしょう。 

Grep Toolでは、ソースコードの、全ての一致行のリストが表示されます。このリストをスクロールして、Symbol のInformationオーバレイを呼び出すことにより、関連付けられたシンボルを判断することができます。ダブルクリックすると、[File Editor]にソースコードが表示されます。