HYPACKに関する質問
12.デジタイジング---データの数値化(Digitizing)に関するFAQ
QDGN/DXFファイルからS57ファイルの作成(DGN/DXF to S57)
FAQ ID:Q12-1
この機能は、DXFおよびDGNのファイルをインポートし、それらをS57形式のファイルに変える機能です。これ は、DXF/DGNファイル形式にふくまれるレイヤー情報を対応するDXF/DGNレイヤー上の形式に適合するS57形式のオブジェクトに指定する事によ り行われています。
この最初の変換が終了した後、個々のオブジェクトの属性をエディットすることができます。
Qショアマニュアル(岸線作成)プログラムの使用(Using The Shore Program)
FAQ ID:Q12-2
SHOREプログラムは、チャートをマニュアルでディジタル化するために使用されます。海岸線、ブイ、灯台、航法支援装置等の機器は、それらのXY 座標と共にディジタル化され、*.DGWファイルに格納されます。ディジタル化されたチャートは、Surveyプログラムにロードされ、そして、 Hyplotでの表示が可能になります。
このプログラムは、ECHOGRAMプログラムのようにデジダイザタブレット使用するためには、ウィンドウズディジタイザドライバを利用します。これによ り、以前のバージョンのSHOREプログラムより、更に多くのディジタイザとインターフェイスすることを可能にしています。
一度、デジタイザのドライバをインストールすれば、あなたは、SHOREを使用することができます。SHOREプログラムにはUTILITIESのDIGITIZINGメニューを通してアクセスすることができます。
SHOREプログラムでチャートのXY座標をプログラムに入力するにはチャートプルダウンメニューのRegisterをクリックします。 (図1参照)。ここに左下と右上のトップの座標値を入力します。そして、「OK」をクリックします。
Figure 1: Registering your chart.
すると、プログラムより、ディジタイザを置き、チャートの左下、及び、右上のコーナー上でクリックするように促されます。 (数字2参照)一度、それらのポイントを登録すると、Symbolsツールバー、及び、プルダウンメニューがアクティブになります。
Figure 2: Follow registering instructions at the bottom ofthe program.
以上でチャートのデジタイジングが可能になります。実際にデジタイジングを開始するには、チャート上のディジタル化したい記号をク リックします。図3において、あなたは、海岸線をディジタル化するために「ライン」記号が記号ツールバーの中から選択されていることに気づくでしょう。別 の海岸線を作成するには、再び「ライン」記号を選択し直さなければなりません。そうしなければ、2つの岸線はつながれた状態になってしまいます。あるポイ ントを削除するにはポイント上で右クリックして"Delete"を選択します。
Figure 3: Digitizing shorelines with the "Lines" symbol.
チャートが完全でなるまで、記号を選択して、ディジタル化します。いったん、チャートをディジタル化したならば、File Saveをクリックし、名前をつけて保存してください。保存したファイルはDGWの拡張子がつきます。作成したファイルはDesign、または、Survey (図4参照)Hyplotで読み込むことが可能になります。
Figure 4: DGW file loaded in Design and Survey programs.
Qデジタイザによる測深値の入力(Using The Echogram Program)
FAQ ID:Q12-3
ECHOGRAMプログラムは、測深データをマニュアルでディジタル化するために使用します。ディジタル化された測深値は、SINGLE BEAM EDITORプログラムで処理されるデータと結合処理することができます。
このプログラムは、あなたが使用しているディジタイザに付属するウィンドウズディジタイザドライバを利用します。
いったん、あなたがご自分のディジタイザドライバをインストールすれば、メニューよりUtilities-Digitizing-Echogramを選択し、 Echogramプログラムを実行が可能になります。
ダイアログ・ボックスは、あなたがポインティングデバイスの第4のボタンを押すことによってあなたのディジタイザの機能を停止することができるメッ セージを表示します。OKボタンをクリックするとECHOGRAMプログラムが起動します。メニューのDIGITIZERより使用中のデジタイザの有効・ 無効が設定できます。
メニューよりChart-Scaleを選択します。
あなたのチャートと一致するMinimum Depth、及び、Depth Range (数字1を見る)をテキストボックスに入力し、OKをクリックします。
図2 :チャートを記録するために、ウィンドウの下部の指示に従ってください。
メニューよりChart-Register Chart選択します。すると、ディジタイザをチャートの上端と底辺中心に置くようにメッセージが表示されます。
いったん、あなたがこれらのポイントを入力すると、チャートで最初に入力するポイントを要求するダイアログ・ボックスが表示されます。チャートから最初のポイントを入力し、そして、OKをクリックします。
すると、位置マークをディジタル化するように促すメッセージが表示されます。各々の位置をディジタル化するために、最初のボタンをクリックします(図3を参照)。左から右に処理し、終了するときは、2番目のボタンをクリックします。
図3 :固定点をディジタイジング
図4 :測深値をディジタル化する
全てのポイントの位置を入力し終わると、プログラムは、測深値をディジタル化し始めるようにメッセージを表示します。左からスタートし、測深データを入力していきます。 (図4を参照)。終了時はディジタイザの3番目のボタンを押します。1番目のボタンを押すことによって再び入力することができます。
入力がすべて終了したら、File-Save Asを選択し、名前を付けて保存します。ファイルは、*.depの名前で保存されます。
この*.depファイルは、ASCIIフォーマットファイル保存されています。
サンプルを下記に示します。:
109.04 | 17.27 |
109.09 | 17.35 |
109.11 | 17.44 |
109.15 | 17.55 |
109.19 | 17.58 |
109.18 | 17.73 |
109.20 | 17.70 |
109.27 | 17.85 |
109.30 | 17.91 |
109.37 | 18.06 |
最初のカラムは、測深データの水平位置を表し、第2のカラムは、その位置のディジタル化された深さを表します。