Safran

STL信号時刻同期ソリューション「Satellite Time & Location (STL)」

独自のイリジウム衛星により、従来のGPS/GNSS衛星信号に依存せず、位置および時間データを提供する宇宙空間ポジション/ナビゲーション/タイミング(PNT)配信サービスです。
高度な安全性と強い信号強度のSTL信号を受信することで、より可用性、確実性の高いPNTソリューションを提案します。

カタログ

特長

STL特長

独自の衛星信号

  • 66基のイリジウム衛星によるブロードキャスト信号
  • GPSと独立した時刻・位置情報を配信

強い信号強度

  • GPSと比較し、約1000倍の信号強度
  • 強固なジャミング耐性とインターフェイス
  • アンテナを屋内に設置し操作可能

暗号化された信号

  • 固有のアンチスプーフィング
  • サブスクリプションサービス

GPSとSTL信号の比較

  STL GPS SPS L1

UTC時刻精度

~200 ns

~20 ns

位置精度

30-50 メートル

~3 メートル

ファーストフィックスまでの時間 – 時刻

~数秒

~100 秒

ファーストフィックスまでの時間 – 位置

~10 分

~100 秒

耐スプーフィング

暗号化信号の配信

GPS: 軍事用のみ
Galileo: 実装予定

耐ジャミング(信号強度)

ジャミングの影響小 (信号強度: 強)

ジャミングの影響大 (信号強度: 弱)

カバレッジ

グローバル

グローバル

アンテナ設置場所

屋外: 閉鎖的場所もOK
屋内: 可能

屋外: 開放的場所
屋内: 不可

利点

STL利点①

STL信号の利点① -信号強度-

GPSアンテナを屋外に設置すると下記のような問題があります。

  • 特別な許可が必要
  • 高額な設置費用
  • 野外設備のメンテナンス
  • 大都市の制限区域
  • アンテナの故障率の高さ

STL信号はGPS信号の1000倍の1000倍の強度があり、室内にアンテナを設置することができます。
データセンタの時刻同期システムなどには最適のサービスです。

STL信号の利点② -アンチスプーフィング対策-

STL利点①

近年、DoS(Denial of Service)攻撃による時刻情報の書き換えが問題視されています。
時刻書き換え攻撃を受けると、下記のような問題が発生する可能性があります。

  • ネットワーク処理やアプリケーションの動作不良
  • ネットワークイベントの検出不良
  • 障害発生時の検出不良

STL信号は暗号化されているため、時刻情報の書き換え攻撃を受ける可能背が低くなります。
軍事、金融など、セキュアなネットワークには最適のサービスです。