LTE/5G/ローカル5G モバイルネットワークモニタ「Sigmaシリーズ」
Meritech Software PVT. Ltd.社の「Sigma」シリーズは、日本で開発された、LTE/5G/ローカル 5Gモバイルネットワークのモニター製品で、スマートフォンやデバイスの実機と基地局の間の通信ログを収集し、無線品質やスループットなどを観測して電波や問題事象を可視化します。無線のスペック、挙動、アンテナ利得などは端末により異なり、それにより無線品質やスループットも変動するため、エンドユーザーが実際に使用するスマートフォンやデバイスによる観測は非常に重要とされ、国内外の通信事業者に幅広く使われています。
特長
- 実端末を使用した電波の「見える化」
- 実端末と基地局間の通信ログの取得
- 通信ログから無線品質やスループット低下などの問題事象の「見える化」
- 問題事象を改善し、安定した通信エリア構築の実現
- 主な測定項目
- 無線強度/無線品質/ノイズ比,RSRP,RSRQ,SINR等
- スループット、アプリケーション、無線Layer
- NWパラメータ、MCS, CQI, resource Brock等
- RRC,NASメッセージ
ラインアップ
Sigma-One 超コンパクトPC

- 超小型設計。製品本体のサイズ:13 x 8 x 2cm、重量:230g。
- 豊富な対応デバイス。(Qualcommポートの開放が必要)
- 無線情報(RSRP/RSRQ/SINRなど)のデータ収集が可能。
- リモートでの完全自動化測定に対応。FTP/Ping/iPerfテストなどを標準で実装。
- モバイルバッテリー駆動。ACアダプター/USB PD充電器での駆動も可能。
- セルラーV2X コネクテッドカーに搭載したTCU(テレマティクス制御ユニット)の通信評価
- 狭い場所や上空での5G/ローカル 5G無線測定(車内やドローンに搭載した測定など)
- 人が頻繁に立ち入れない場所での無人測定 (工場、公共施設、山間地など)
- モバイルネットワーク測定・監視(FA用途の無線測定・監視、ラボテストなど)
Sigma-ML スマートフォンアプリケーション

- スマートフォン単体で測定し、主要KPIをリアルタイム表示します
- 音声通話とデータ通信を制御します
- レイヤ3プロトコルメッセージをリアルタイムデコードします
- 迅速な解析のためグラフ・地図などの表示に対応します
- 無人及び自動化のオプションがあります
- 位置マーカーによる屋内測定機能が可能です
- エクスポート機能を使用して、収集したデータをCSVにエクスポートできます
Sigma-LA PCアプリケーション

- 複数の端末、スキャナー、GPS機器をサポートします
- RRC、NAS、SIBなどのレイヤ3プロトコルメッセージをデコードします
- 地図上に測定データとコールイベントをリアルタイムに表示します
- リプレイ機能では、再生スピードの変更と検索が可能です
- 位置マーカーによる屋内測定機能が可能です
- データをCSV形式にエクスポートできます


Sigma-PA 解析専用PCアプリケーション

- データを容易に分析するための多数のビューが提供されます
- RSRP、RSCP、SINR、スループットなどのKPIによる、多様なグラフを作成できます
- グラフ情報をMS Excel形式としてエクスポートして、簡単に再利用できます
- 再接続の回数、成功したハンドオーバーおよび失敗したハンドオーバーの情報を解析表示します
- 様々なグラフやマップを備えた広範なレポート出力機能を提供します
- RRC、NAS、SIBなどのレイヤ3プロトコルメッセージをデコード表示します
- 各KPIを計算及び集計処理し、解析しやすいデータにします
- ハンドオーバーとドロップコールを自動検出します
事例紹介
自動車メーカー TCUリモート自動測定・監視ソリューション
海外の自動車メーカーでは、「Sigma-One」を活用し、動線環境下での測定を実施しています。
コネクテッドカーに搭載されたTCU(Telematics Control Unit)と「Sigma-One」を接続し、あわせてスマートフォンによる測定も行っています。
また、測定状況は遠隔地からエンジニアがリアルタイムで監視できるため、現場へ行くことなく通信状態を把握することが可能です。
評価手法
- 通信品質の妥当性評価
スマートフォンの通信品質を基準とした、TCUのネットワーク性能の評価・比較 - ネットワークと端末要因の切り分け
同一環境下におけるスマートフォンとTCUの比較により、問題事象がTCU以外の端末でも発生するネットワーク要因か、TCU固有の要因かを切り分け - 客観性のあるレポート提供
同一環境下におけるスマートフォン、TCUの測定レポート(スループット/遅延/無線品質など)を自動生成、特定端末や環境に依存しない客観的な品質評価レポートを提供
特長

- 無線データ収集 (PSRP/RSRQ/SINR/詳細パラメータ含む)
- 自動テスト機能 (スループット/遅延など)
- リモート制御・監視システムと連携したリモート・自動化テスト
- 無線固定機能 (バンド/周波数/PCIなど)
- 日本語対応
ソリューション
Sigma測定機材は、「スマートフォン」と「TCU」があり、遠隔制御サーバ「Centra-SD」から遠隔操作で同時に測定を行います。
測定データは自動で「Centra-SD」へ送られ、「スマートフォン」と「TCU」を比較したレポートを出力します。

LEO(低軌道衛星通信)を用いた通信確認の検証例(1)
日本国内の 5G/4G LTEエリア外に入ると、LEO(低軌道衛星通信)に接続されます。 LEO(低軌道衛星通信)に接続されると、アンテナピクトは、棒アイコンから人工衛星アイコンへ変化し、画面上部には「サービス衛星 | 通信キャリア」が表示されます。

人工衛星アイコンは、電波受信レベルによってアンテナレベルが変化します。
電波測定ツール「Sigma-ML」を使用し確認したところ、衛星からの電波受信電力(RSRP)の数値によってアンテナレベルが変わることがわかりました。
また、衛星からの電波を受信できない状態になってもしばらく圏外表示にはならず、アイコンが表示し続けることを確認しました。
