新しいバージョンの使用を開始される前の重要な注意事項
【Uila v4.0】
【はじめに】
- プロセス監視を有効にしている場合について認証情報の登録方法変更に伴い、3.3.0-xx以下のバージョンから3.6.0-xxにアップデートした場合プロセス管理を行うために設定した情報は引き継がれません。
そのため、認証情報(ID&パスワード)について再設定が必要になります。 - ブラウザとして、ChromeもしくはFirefoxをご利用ください。
注意事項①
Webブラウザに保持されている履歴データとの互換性を維持するには、以下の手順に従う必要があります。
Google Chromeブラウザの場合
- ブラウザの設定に移動し、”プライバシーとセキュリティ” ⇒ ”サイトの設定”をクリックします。
- “すべてのサイトに保存されている権限とデータを表示”をクリックします。
- “uila.com” ⇒ “データを削除”をクリックします。
- ブラウザを終了して再起動します。
Mozilla Firefoxブラウザの場合
- Firefoxメニューを開き、”オプション”をクリックします。
- “プライバシーとセキュリティ”を選択し、”Cookieとサイトデータ”までスクロールして、[データを管理]をクリックします。
- 検索バーにUila portalのURLを入力、サイトを選択し、”選択したサイトデータを削除”を選択して、”変更を保存”をクリックします。
- すべてのUilaのタブを閉じて、Uilaポータルを再度開きます。
注意事項②
Uila Virtual Information Controller(vIC)に割り当てるリソースは監視対象のVM数により異なります。 監視対象のVM数ごとに必要なvICのメモリ数とメモリを増やす手順は以下の通りです。
監視対象VM数 | メモリ ∗1 |
---|---|
1000以下 | 24GB |
1000-2000 | 32GB |
2000-5000 | 48GB |
∗1 Horizon VDIモニタリング オプション機能を使用する場合は8GBをさらに追加
- vCenterからvICをシャットダウンします。
- 設定を編集してメモリサイズを調整します。
- vICをパワーオンします。
v4.0の新機能&v3.8との差分
v4.0の新機能
- HorizonVDIダッシュボード
新しいVDIダッシュボードでは、VMware Horizonデプロイメントについて重要なメトリクスに関する深い知見が得られます。
ユーザはVDI上のアプリケーショントラフィック、VDIデスクトップセッションステータス、Blastプロトコルメトリクス、PCoIPメトリクスなどにアクセスできます。
今回のリリースにおいて、VDIで利用可能なチャート一覧をご紹介します。
アプリケーショントラフィック分布 送信されたPCoIPパケットのパケットロス率(VDIデスクトップからエンドユーザ) 時間別のアプリケーショントラフィック分布 時間別の送信されたPCoIPパケットのパケットロス率(VDIデスクトップからクライアント) VDI デスクトップセッションステータス 送信されPCoIP:パケットロスの平均とピーク(VDIデスクトップからクライアント) 表示プロトコル別のVDIデスクトップセッション 受信したPCoIPパケットのロス率(クライアントからVDIデスクトップ) VDI デスクトップセッションのログオン時間 時間別の受信したPCoIPパケットのパケットロス率(クライアントから VDI デスクトップ) Blast プロトコルパケットロス率 受信したPCoIP:パケットロスの平均とピーク(クライアントから VDI デスクトップ) 時間別 Blast プロトコルパケットロス率 PCoIPプロトコルラウンドトリップ遅延 Blast プロトコル:パケットロスの平均とピーク Blastプロトコルラウンドトリップ遅延 「 ビュー」ボタンからHorizon VDI」タブを使用して、サイト、ポッドまたはプール全体の情報を統合的に表示できます。
これらの表示は選択した期間に合わせてカスタマイズ可能です。
- カスタマイズ可能な VDIダッシュボード
“ビュー”タブから“Custom Dashboard”オプションを利用して様々なVDIビューをカスタマイズし、リアルタイムで比較することができます。
例えば、この“Custom view“でBlastパフォーマンスを2つの異なるポッド間で比較できます。カスタムダッシュボードを作成するには、“Config Dashboard”ボタンをクリックし、カスタマイズしたビュー内に利用可能なチャートを追加してください。
- VDI セッションログオン情報
ブローカの処理時間、エージェントの処理時間、アプリの起動時間などログオンプロセスの各ステップの所要時間を測定し、VDI エンドユーザのログインの失敗や遅延につながる問題を切り分けます。
v3.8との差分
【バグの修正】
- Network conversation view では、NRT が常に N/A である。
- バージョンの不一致がある場合、Uila iST が非アクティブに見えることがある。
- アプリケーション依存性マップ内のデータセンタの Show layers オプションの設定が保存されない。
- ダッシュボードのテーブルとカラーホイールで VM 数が一致しない。
- Cyber Threat Module のアプリケーションアノマリ画面の描画に時間がかか る。
- セキュリティアノマリのベースライン設定が特定の条件下で失敗する。
【既知の問題】
- サブネット分析: 特定の条件でチャートとカンバセーションテーブルのデータが一致しないことがある。
- Active Directory user login is case sensitive.アクティブディレクトリ(AD)ユーザのログインでは大文字と小文字の区別がされる。
- Uila iST not supported on CentOS 8. Uila iST は CentOS 8 をサポートしていない。
- 特別な条件下で特定の Extreme スイッチモデルが識別できないことがある。
- Uila iST でのプロセスレベル監視が Uila の UI で制御できず、コマンドラインインターフェースでの制御が回避策になる。
- NSX モニタリングは 10 以下の物理スイッチのみサポートする。