TIPS、使い方のコツ

イミュニティソフトウェア(IM5、VI5)に関するFAQ

QIM5/RSソフトウェアのフィードバック制御方法の使い分け

A

パワー(進行波)でフィードバック

「パワー(進行波)でフィードバック」を選択した場合は、均一性測定で測定した進行波電力に一致するよう信号発生器の出力レベルを調整してフィードバックを行います。
(均一性測定と試験レベルが異なるときは、その差分を補正します。)
温度変化等によるアンプのゲイン変動等に対しても、フィードバックを行うことにより一定の出力を維持して試験を行うことができます。

行わない

「行わない」を選択したときは、均一性測定結果を使用し、試験レベルの電界になるためにはどの程度補正すればよいかソフトウェアが計算し、補正したレベルを信号発生器に設定します。
(均一性測定の時と試験レベルが同一なら、そのまま信号発生器のレベルを設定します。)
フィードバックを行わないため試験時間が短いのが特徴です。

電界強度でフィードバック

「電界強度でフィードバック」を選択すると、イミュニティ試験時に、暗室内に設置した電界センサが試験レベル(3V/m等)になるように信号発生器のレベルを調整します。このとき、均一性測定結果は使用せず、あくまで電界センサの測定値だけを目標にフィードバックします。
規格測定ではなく、実力試験などの目的で使用します。

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QIM5/CSにて電流プローブを使用した電流値の計算方法

A

計算式

ソフトIM5/CSは以下の計算により電流値を表示します。

電流モニタレベル[dB(uA)] = レベル測定装置レベル[dBuV] - レベル測定系ファクタ[dB(Ω)]

レベル測定装置レベルは測定に使用しているスペクトラムアナライザまたはパワーメーターの読み値です。
レベル測定系ファクタは以下のように計算されます。

レベル測定系ファクタ[dB(Ω)] = 電流モニタ(プローブ)ファクタ[dB(Ω)] - ケーブルロス[dB] - アッテネータロス[dB]

電流モニタ(プローブ)ファクタ[dB(Ω)]は、電流プローブの校正証明書等にTransfer Impedance等の名称で記載されている値です。

計算例

例えば、ケーブルロス 1[dB]、アッテネータロス30[dB]、電流プローブファクタ10[dB(Ω)]の場合、
電流モニタ(プローブ)ファクタは、

10[dB(Ω)] - 1[dB] - 30[dB] = -21 [dB(Ω)]

となります。

このとき、レベル測定装置レベルが60[dB(uV)]であるとすると、電流モニタレベルは

60 - (-21) = 81 [dB(uA)]

となります。

なお、電流モニタの単位[dB(uA)]や、レベル測定装置の単位[dBuV]は、ソフトウェアIM5/CSの設定より表示を変更することができます。
イミュニティ測定画面上部メニューの[表示]-[単位設定]を選択します。

単位設定画面にて表示を変更します。

ソフトウェアでのレベル測定系ファクタ作成手順

上記のレベル測定系ファクタをソフトウェアIM5/CSにて作成する場合は以下の手順となります。

1. ケーブルロス、アッテネーターロスを、レベル測定系の伝達特性測定で測定します。

2. 校正証明書またはデータシートを参照し、電流モニタ(プローブ)ファクタを手入力します。

[ファクタの編集]-[レベル測定系伝達特性ファクタ]を選択します。

周波数毎にファクタを入力し、保存します。

3. 上部メニューの[編集]-[ファクタに他のファクタを加える]を選択し、
レベル測定系の伝達特性測定結果と、手入力したプローブのファクタ値を加算します。

この加算したファクタが、電流モニタで使用するレベル測定系ファクタになります。

ソフトウェアでのレベル測定系ファクタ設定手順

  1. イミュニティ測定条件の[レベルモニタ]タブにて[電流モニタ]を選択します。
  2. レベル測定系ファクタに電流モニタで使用するレベル測定系ファクタを設定します。

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QISO11452-4規格の電力制限付き閉ループ法のBCI試験について、進行波電力をキャリブレーション測定時の4倍までに制限する設定を教えて下さい

A

キャリブレーション測定時の進行波電力の4倍で制限をかけたいときは以下の設定をお願いいたします。

イミュニティ測定画面より、[測定]-[オプション]メニューを選択し、測定オプションの[フィードバック中にパワー上限のチェックを行う]をチェックし、[パワーの上限値でフィードバックを中止して測定を続行する]を選択してください。

イミュニティ測定画面より、[測定]-[条件設定]メニューを選択し、[パワー]タブで[進行波を記録する]をチェックし、[進行波を信号発生系の校正測定結果との相対値でチェックする]をチェックしてください。

パワー上限基準値を6dBに設定してください。キャリブレーション測定時の進行波電力の4倍、つまり6dBが上限となります。
(パワー下限基準値が-100dBが設定されているのは、下限ではチェックしないという設定になります)

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