TIPS、使い方のコツ
エミッションソフトウェア(EPX、ES10)に関するFAQ
Q[EP5/RFP] レンジ測定条件の[クランプ速度]を[High]に設定して測定を開始しても、クランプ速度が[Low]のまま測定が進んでしまいます
A
[その他]タブの[周波数ごとに最大レベルポジションを検索する]にチェックが入っていないかどうかご確認下さい。
上記設定がチェックされている場合、クランプ速度が[Low]のまま測定が進みます。

上記設定がチェックされている場合、クランプ速度が[Low]のまま測定が進みます。

Q[EP5/RFP] 妨害レベルリストでAV検波の測定結果が表示されません
A
以下に該当する場合、AV測定結果を表示しません。
- 限度値タイプが[QP+(AV)]と設定されおり、かつ[QP測定値<AVリミット]の場合
*限度値タイプの詳細についてはEP5RFPユーザーズガイドを参照下さい。
AV測定結果を必ず表示したい場合は、限度値タイプを[QP+AV]へ変更して下さい。
限度値タイプ変更手順
1. 上部メニューバーの[ツール(T)]-[限度値ファイル編集(L)]を選択します。
2. 限度値ファイル編集画面にて、上部[ファイル(F)]メニューより[開く(O)]を選択して限度値タイプを変更したい限度値ファイルを選択して下さい。
3. 限度値タイプを変更して下さい。
4. 上部の[ファイル(F)]メニューより[保存(S)]または[名前を付けて保存(A)]を選択して限度値ファイルを保存して下さい。
- 限度値タイプが[QP+(AV)]と設定されおり、かつ[QP測定値<AVリミット]の場合
*限度値タイプの詳細についてはEP5RFPユーザーズガイドを参照下さい。
AV測定結果を必ず表示したい場合は、限度値タイプを[QP+AV]へ変更して下さい。
限度値タイプ変更手順
1. 上部メニューバーの[ツール(T)]-[限度値ファイル編集(L)]を選択します。

2. 限度値ファイル編集画面にて、上部[ファイル(F)]メニューより[開く(O)]を選択して限度値タイプを変更したい限度値ファイルを選択して下さい。

3. 限度値タイプを変更して下さい。

4. 上部の[ファイル(F)]メニューより[保存(S)]または[名前を付けて保存(A)]を選択して限度値ファイルを保存して下さい。
Q[EPX,ES10] 最終測定時に時間軸のレベル画面が表示されない
A
EP5, EP7及びEP9では独立した画面で上記の時間軸の最終測定レベルを表示しておりました。ES10及びEPXではタイムドメイングラフにて最終測定レベルを表示し、測定データにも記録されるようになっております。
タイムドメイングラフを参照いただけますようお願いします。
タイムドメイングラフを参照いただけますようお願いします。

Qスペクトラムアナライザー、レシーバーのカップリング切り替え周波数の変更
A
スペクトラムアナライザー、レシーバーの一部の機器では、ACカップル、DCカップルの切り替えに対応しています。弊社のソフトウェアではそれぞれの機器によって現在の周波数に適したAC、DCカップルを切り替えて制御しています。
周波数スパンをもった設定に対しては、開始周波数を基準にAC、DCカップルを切り替えます。
もしAC、DCカップルの切り替え周波数を変更したい場合、または切り替えを無効にしたい場合は以下の手順を参考にSpe.scpファイル、Rcv.spcファイルの編集を行ってください。
まず、機器設定画面よりそれぞれの機器のアイコンをクリックし、機器のプロパティ画面を表示させます。そこに記述されているモデル名をご確認ください。

次に、スペクトラムアナライザーの設定を変更する場合は、Spe.spcファイルを、レシーバーの設定を変更する場合はRcv.spcファイルを、メモ帳などのテキストエディターで開きます。
Spe.spcファイル、Rcv.spcファイルは以下のフォルダーのファイルを参照します。
開いたSpe.spcファイル、Rcv.spcファイルより、機器のモデル名で検索を行います。アプリケーションごとに記述に細かい差異はありますが以下のような個所が見つかります。

以下の記述がカップリングの制御の記述になります。
DCCouplingChangeFreq=10000
単位はkHzになります。この記述では、10MHz以上をACカップリング、それ以下の周波数をDCカップリングで測定します。
この値を適宜変更して、ファイルを上書き保存してください。たとえば、AC、DCのカップリングを30MHzで切り替えるには以下のように記述します。
DCCouplingChangeFreq=30000
また、カップリングの制御を無効(ソフトウェアからはAC、DCの制御を行わない)にする場合は、以下のように記述してください。
;DCCouplingChangeFreq=10000
また、0Hzと記述しても、AC、DCの制御を行いません。
DCCouplingChangeFreq=0
周波数スパンをもった設定に対しては、開始周波数を基準にAC、DCカップルを切り替えます。
もしAC、DCカップルの切り替え周波数を変更したい場合、または切り替えを無効にしたい場合は以下の手順を参考にSpe.scpファイル、Rcv.spcファイルの編集を行ってください。
まず、機器設定画面よりそれぞれの機器のアイコンをクリックし、機器のプロパティ画面を表示させます。そこに記述されているモデル名をご確認ください。

次に、スペクトラムアナライザーの設定を変更する場合は、Spe.spcファイルを、レシーバーの設定を変更する場合はRcv.spcファイルを、メモ帳などのテキストエディターで開きます。
Spe.spcファイル、Rcv.spcファイルは以下のフォルダーのファイルを参照します。
- EP5、EP7の場合
- C:\Users\Public\Documents\TOYO Corporation\ToyoVI
- EP9の場合
- C:\Users\Public\Documents\TOYO Corporation\EP9CE
- フォルダーの最後を、アプリケーション名に合わせて読み替えてください
- C:\Users\Public\Documents\TOYO Corporation\EP9CE
- EPX、ES10の場合
- C:\Users\Public\Documents\TOYO Corporation\EPX\EPXRE
- フォルダーの最後、最後から2つ目をアプリケーション名に合わせて読み替えてください
- C:\Users\Public\Documents\TOYO Corporation\EPX\EPXRE
開いたSpe.spcファイル、Rcv.spcファイルより、機器のモデル名で検索を行います。アプリケーションごとに記述に細かい差異はありますが以下のような個所が見つかります。

以下の記述がカップリングの制御の記述になります。
DCCouplingChangeFreq=10000
単位はkHzになります。この記述では、10MHz以上をACカップリング、それ以下の周波数をDCカップリングで測定します。
この値を適宜変更して、ファイルを上書き保存してください。たとえば、AC、DCのカップリングを30MHzで切り替えるには以下のように記述します。
DCCouplingChangeFreq=30000
また、カップリングの制御を無効(ソフトウェアからはAC、DCの制御を行わない)にする場合は、以下のように記述してください。
;DCCouplingChangeFreq=10000
また、0Hzと記述しても、AC、DCの制御を行いません。
DCCouplingChangeFreq=0
Qエミッション測定ソフトウェアにおいてグラフのX軸、Y軸のラベルを変更する方法
A
エミッションソフトウェアにおいて、スペクトラムグラフなどのX軸、Y軸の設定を変更することが可能です。
以下、EP5/REを例に説明させていただきますが、他のエミッションソフトウェアでも同様の操作が可能です。

スペクトラムグラフ上でマウスの右クリックを行い、表示されるメニューより[スケール設定]を選択します。

表示されるスケール設定よりX軸、Y軸の設定の確認、変更が可能です。

なお、この画面で設定した軸ラベルなどの設定はもちろん画面表示において有効になりますが、印刷、Excel/Wordレポート出力についてもこの表示設定を使用します。また、スケール設定はテンプレートファイルなどで切り替えには対応していません。
以下、EP5/REを例に説明させていただきますが、他のエミッションソフトウェアでも同様の操作が可能です。

スペクトラムグラフ上でマウスの右クリックを行い、表示されるメニューより[スケール設定]を選択します。

表示されるスケール設定よりX軸、Y軸の設定の確認、変更が可能です。

なお、この画面で設定した軸ラベルなどの設定はもちろん画面表示において有効になりますが、印刷、Excel/Wordレポート出力についてもこの表示設定を使用します。また、スケール設定はテンプレートファイルなどで切り替えには対応していません。