TIPS、使い方のコツ

エミッションソフトウェア(EP5、EP7、EP9、EPX、ES10)に関するFAQ

QEPXソフトウェアと、KEYSIGHT N9048Bとを使用したREAL TIME SCAN-TDS測定のメリット

A

Real Time Scan-TDSを使用した測定では、1つの周波数の測定について常に測定を行い、測定ギャップがないことが特徴であり、この機能のメリットです。また、測定中のノイズの振る舞いを常時確認でき、測定後に全周波数それぞれのノイズの時間的変化が確認できます。

30-1000MHzなど特定の周波数範囲を測定する場合、Real Time Scan-TDSでも一定のモニター時間経過後に次の周波数範囲を測定するので、Frequency Scan-TDSとほぼ同じ測定手順となります。しかし最終結果だけを表示するFrequency Scan-TDSと異なりReal Time Scan Scan-TDSは、測定中のノイズの振る舞いを常時確認できるのが特徴です。測定後に全周波数の時間的変化がEPXで確認できるのもReal Time Scan-TDSだけです。

ただ周波数をステップする際、N9048Bへの設定や大量データをPCに取り込む時間がありますので、GHz帯のように周波数のステップ回数が多いとデータ取り込み時間のため測定時間が長くなります。従ってGHzにおいて測定時間を最小にしたい場合は、N9048自身が周波数ステップを管理して最終結果だけをPCに取り込むFrequency Scan-TDSがお勧めです。

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Qレシーバースキャン測定時の、測定時間の考え方

A
レシーバースキャン測定時に、
・Dwell Timeを短めにし(1スキャン1秒ぐらい)、モニター時間(たとえば10秒間)内で何回もスイープして測定してMaxHoldの最大値を結果とする
・1回のスキャンで10秒かかるように、Dwell Timeを長めに設定する
について、どちらを選択するかの考え方について説明します。

なお、これはレシーバースキャンを実行したときに一度にすべての周波数範囲を測定できずに周波数をステップして測定する場合の考え方です。ご使用されるEMIレシーバーでレシーバースキャン(タイムドメインスキャン)で一度に測定できるFFT帯域幅をご確認ください。
(例えば、Keysight N9048B PXEでは、Accelerated time domain scanでは最大350MHz、Accelerated機能をOFFにしたTime domain scanでは最大59MHzのFFT帯域幅があります)

このような場合は基本的に1スイープをお勧めします。1スイープの場合はDwell time/measuring timeが一つの周波数のモニター時間ということが明らかなので見逃す可能性があるノイズがはっきりします。例えば10秒のDwell timeを設定した場合、10秒以内の間欠ノイズは確実に捉えます。モニター時間にすると1つの周波数のモニター時間がトータル10秒だとしても常時その周波数を見ているわけではないのでタイミングによっては取りこぼす可能性が生じます。偶然に頼る部分が生じるわけです。

1スイープの場合で気を付けなければいけない点は、開始周波数付近と終了周波数付近で測定時間の差が生じることに留意することです。この時間差によって今測定しているEUTのノイズの取りこぼしが発生する可能性があるかどうかを事前に確認することが大切です。また当然ですがDwell time以内に発生しないノイズは見逃してしまうのでEUTの出すノイズの発生タイミングを把握しDwell timeを十分な値にする必要があります。

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QEPXソフトウェアのレシーバースキャン測定において、AVERAGE検波とCISPR-AVERAGE検波のどちらを選択したほうがよいでしょうか

A
CISPR-Average(N9048BではEMI Averageと呼んでいます)は、CISPR規格で定義されているAverage検波器です。CISPR規格(又はこれを引用している規格)に従った測定を行う場合は、この検波器で評価しなければなりません。

CISPR-AverageとAverageの違いに関しては、FAQの[TIPS、使い方のコツ]-[ ハードウェアに関するFAQ]内にある[EMIテストレシーバのAV検波とCISPR AV検波の違いは何でしょうか]の項目をご参照ください。

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QEPXソフトウェアにて、PRFチェック結果がTBCの候補のみを自動的にNarrowbandで再測定するための設定

A

以下2つの設定を済ませた測定条件にて、連続測定(スキャン測定→候補作成→妨害レベル測定)を行って頂くことで、PRFチェック結果に応じて必要な候補のみをNarrowbandで再測定することが可能です。

1. 測定条件内の[妨害レベル測定]内の下記項目にチェックを入れて下さい。
-    候補リストのPRFチェック結果がTBCの周波数ポイントだけ測定する。その他の周波数ポイントは測定せずに候補リストの結果を妨害レベルリストにコピーする。


2. [妨害レベル測定]の[最終測定]タブ内[レシーバー]タブの[TDSのFFT帯域幅]をNarrowbandへ設定して下さい。

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QEPXソフトウェアにて、PKとQP測定結果が同じレベルなのに、PRFチェックがTBCとなります

A
測定条件内の[スキャン測定]-[測定方法]にて、レシーバー(Frequency Scan - TDS)を選択し、トレースモードでMaxHoldを選択している場合、上記の状況となります。
「該当のQPレベルを測定した時点で、PKレベルがいくつだったのか」でPRFチェックを判定しますが、MaxHoldトレースの結果からは、時間的にどこでQP及びPKの各レベルが測定されたものか分からないためです。

最終的に記録したMaxHoldレベルが同じでも、時間的には違うタイミングで測定された可能性があるため、PRFチェック結果はTBCと考えます。

PRFチェックを有効にするためには、以下のいずれかの設定をご利用下さい。

A.    [スキャン測定]-[測定方法]にて、レシーバー(Real Time Scan - TDS)を選択する
B.    [スキャン測定]-[測定方法]にて、レシーバー(Frequency Scan - TDS)を選択し、トレースモードでClearWriteを選択する

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QEPXソフトウェアのレシーバースキャン測定において、WIDEBAND / NARROWBANDの使い分け方

A

Narrowbandを選択して測定を行うとFFT帯域幅は最大59MHzになりますがCISPR規格に無条件に完全適合します。

Widebandを選択するとFFT帯域幅は最大350MHzとなり、高速またはモニター時間を十分な値にして測定できますが、特殊なパルスを除いてCISPR規格に適合する(※)という条件付きになります。ただ、この特殊なパルスは、ほとんどの電子機器からは出力されません。出力されたとしても許容値に十分なマージンを持つことが多いのです。

測定時間が何倍も速いWidebandを安心して使っていただくためにEMI評価ソフトウェアEPXはどのノイズも特殊なパルスかどうかを自動で判定する機能がついています。これにより仮に特殊なパルスが存在したとしても自動でNarrowband に切り替えそのノイズだけ再測定します。
特殊なパルスかどうかの見分け方は簡単でPK値とQP値のレベル差を確認してください。30MHz以上の場合は、その差が21dB以下ならばCISPRに完全適合した値ということができます。

※CISPR16-1-1 5.2.2 Variation with repetition frequency (relative calibration)になります。
これは数百pSecのパルス幅を持つ特殊なインパルスの繰り返し周波数を変化させてそのQP検波器の応答を規定しているのですが、繰り返し周波数が数HzになるとPK検波器は高い値を示すものの、QP検波器はほとんど反応しなくなり、両方を正しく示さなければいけないEMIレシーバーにとって相当広いダイナミックレンジを必要とします。
従来のレシーバーは広い帯域を一度に測定する必要がなかったので良かったのですが、350MHzなど広い帯域を一度に測定する場合は、数Hzの特殊インパルスを測定する時だけはダイナミックレンジが不足し、QP検波の場合にノイズフロアにうずもれてしまい、実際より少し高い値を表示します。
ただ、実際のエミッション測定ではこのような特殊なノイズを発生するEUTは極めてまれで、CISPR規格も300MHz以上の測定では、このダイナミックレンジが不足するような繰り返し周波数のパルス応答の要求は規定ではなくなっています。またこれはQP検波だけ適用されます。

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QEP5/EP7/EP9/EPX/ES10 ソフトウェアにおける、テンプレートファイル、測定条件ファイルの使い分けについて

A

テンプレートファイル、測定条件ファイルは、どちらもソフトウェアの設定を保存し、必要に応じて復元可能なファイルです。
それぞれのファイルについて使い分けていただくことで、よりソフトウェアを便利に使用していただけます。

測定条件ファイル

測定条件ファイルは、ソフトウェアの測定条件を記録しているファイルになります。
具体的に測定条件ファイルは、ソフトウェアのメニューの[条件]メニュー以下の設定を保存しています。

測定条件ファイルを読み込むことにより、上記の[条件]メニュー以下の内容が読み込まれた測定条件ファイルの内容に更新されます。

テンプレートファイル

テンプレートファイルはソフトウェアの測定条件以外の設定を保存したファイルです。主に[環境]メニュー以下の設定を保存、読み込む時に使用します。
また、テンプレートファイルを保存するときに、現在選択されている測定条件ファイルのファイル名も保存します。テンプレートファイルに測定条件ファイル名が含まれているとき、テンプレートファイルを読み込むと、続いてテンプレートファイルに記録されている測定条件ファイルも読み込みます。

テンプレートファイルで読み込む項目は、設定により変更可能です。たとえば、EP5/REでは[ツール]-[テンプレート]メニューから選択が可能です。この画面でチェックされた項目のみ、テンプレートファイルから読み込まれます。

テンプレートファイルでは測定機器が変更できるので、例えばEP5/RE(放射エミッション測定ソフトウェア)において、MHz帯とGHz帯とで、アンテナ、スペアナなどを切り替えて測定するときに使用すると便利です。

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QEP5/EP7/EP9/EPX/ES10 ソフトウェアにおける、測定済みデータのアンテナファクター、経路ファクターの変更方法

A

EP5/EP7/EP9/EPX/ES10 ソフトウェアにおいて、測定後にアンテナファクター、経路ファクターを変更することが可能です。

通常は、[環境]-[パス設定]、[アンテナ設定]などのメニューよりファクタを設定しますが、これらのファクタは「これから測定を行うときに使用するファクタ」を設定する箇所になります。

測定済みデータのファクターを変更するときは、測定データを読み込み、データツリーのファイル名をマウスの右クリックを行います。(コンテキストメニューを表示させます)

EPX/ES10の場合は、スペクトラムグラフ右側の測定データファイル名を選択し、マウスの右クリックを行います。(コンテキストメニューを表示させます)


ここから[パス設定]、[アンテナ設定]を選択することにより、測定データ内の経路ファクター、アンテナファクターを変更することが可能です。
変更した後、ファクター再計算の確認メッセージが表示されます。このメッセージの後、測定データ内のファクターが、変更されたファクターで再計算されます。(候補リスト、妨害レベルリストについてはファクターが更新され、レベル、マージン等も再計算され更新されます)

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Q最終測定の際にQP検波とAV検波を同時取得することはできますか

A
ご指摘の機能に対応したソフトウェアの場合、当社ソフトウェアで複数検波の同時取得に対応しているEMIレシーバーのモデルについては可能です。このとき、例えば、QP検波とAV検波、PK検波とAV検波等の同時測定が可能です。
 

複数検波の同時取得に対応したソフトウェア

  • EP5/RE, EP5/CE
  • EP7/RE, EP7/CE
  • EP9/CE, EP9/VE
  • ES10
  • EPX

EP5/ME及びEP5/RFPでは、複数検波の同時取得には対応しておりません。

 

複数検波の同時取得に対応したEMIレシーバーのモデルの例

  • Keysight Technologies社製N9038A型, N9048B型
  • Rohde & Schwarz社製ESCI型, ESU型, ESR型, ESW型
 

設定方法

EP5/RE

  1. 上部メニューの[条件] - [妨害レベル測定設定]を選択
  2. [妨害レベル測定条件]ウィンドウの[最終測定]タブにて同時取得したい検波を選択し、メジャリングタイムを同じ値に設定
  1. 上部メニューの[ツール] – [オプション]を選択して表示される[オプション設定]ウィンドウの[測定]タブにある[最終測定時に、PK測定値+マージンがAV限度値より低ければ測定終了とする]の設定をOFF
    (本設定がONの場合は、PK検波とAV検波を同時に測定しません。この場合、まずEMIレシーバーのPK検波のみで測定し、PK検波の測定結果+マージンよりAV限度値の方が低ければ、残りの検波を測定するシーケンスになります。)



 

EP5/CE

  1. 上部メニューの[条件] - [妨害レベル測定設定]を選択
  2. [妨害レベル測定条件]ウィンドウの[最終測定]タブにて同時取得したい検波のメジャリングタイムを同じ値に設定


 

EP7/RE

  1. 上部メニューの[条件] - [妨害レベル測定条件]を選択
  2. [妨害レベル測定条件]ウィンドウの[最終測定]タブの[複数検波同時取得機能を使用する]にチェック(このとき、メジャリングタイムは全ての検波で同じ値に設定されます)
  3. メイン画面の[管理者ツール] – [オプション設定]を選択
    表示される[オプション設定]ウィンドウの[測定(1/2)]タブの[最終測定時に、PK測定値がAV限度値より低ければ測定終了とする]の設定をOFF

EP7/CE

  1. 上部メニューの[条件] - [妨害レベル測定条件]を選択
  2. [妨害レベル測定条件]ウィンドウの[最終測定]タブの[複数検波同時取得機能を使用する]にチェック
  3. 同時取得したい検波のメジャリングタイムを同じ値に設定

EP9/CE, EP9/VE

  1. 上部メニューの[条件] - [条件編集]を選択
  2. [条件編集]ウィンドウの[妨害レベル測定]項目内の[最終測定]タブの[レシーバー]タブにて、同時取得したい検波を選択肢、メジャリングタイムを同じ値に設定

ES10, EPX

  1. 上部メニューの[条件] - [条件編集]を選択
  2. [条件編集]ウィンドウの[妨害レベル測定]項目内の[最終測定]タブの[レシーバー]タブにて、同時取得したい検波を選択肢、メジャリングタイムを同じ値に設定


上記設定後にも、複数検波の同時取得ができない場合、東陽テクニカEMC自動測定システムお客様サポート(Emc-support@toyo.co.jp)までご連絡下さい。
 

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Q電流プローブの校正データの単位が[dB(Ω)]となっていますが、ソフトウェアへどの様に入力すればよろしいでしょうか

A

計算例

一般的に、電流値は以下の式で計算されます。
 
電流値[dB(uA)] = 読み値[dB(uV)] - Transfer Impedance[dB(Ω)]

読み値は測定に使用しているスペクトラムアナライザまたはEMIレシーバーの読み値です。


エミッションソフトウェア(EP5, EP7, EP9, ES10及びEPX)は以下の計算によりレベルを表示します。
 
レベル = 読み値 + ファクタ

よって、校正データの単位がdB[(Ω)]ならば符号を逆転して[dB(1/Ω)]単位で入力して下さい。

例:
1MHzにおける校正データが13.0[dB (Ω)]の場合、ソフトウェアには-13.0[dB(1/Ω)]と入力


 

ソフトウェアでの入力方法

EP5/CE

1. 上部メニューの[ツール] - [プローブファクター編集]を選択


2. 表示されるLISNファクタ編集ウィンドウ右列の[Probe]列へファクタを入力

 

EP7/CE

  1. メイン画面の[管理者ツール] – [編集] – [LISN/ISNファクタ]を選択
  2. 表示されるLISN/ISNファクタ編集ウィンドウ右列の[Probe]列へファクタを入力

EP9

  1. 上部メニューの[ツール] – [プローブファクタ編集]を選択
  2. 表示されるプローブファクタ編集ウィンドウへファクタを入力

ES10及びEPX

  1. 上部メニューの[ツール] – [プローブファクター編集]を選択
  2. 表示されるプローブファクター編集ウィンドウへファクタを入力


 

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QdBm単位で測定する方法

A
dBm単位で測定する方法はいくつかあります。簡単な方法は以下のとおり補正ファクタとして-107dBを設定する方法です。
 

補正ファクタとして-107dBを設定する方法


1.    ソフトウェアの表示レベル単位をdB(mW)へ変更します。
ソフトウェアの単位変更は、表示文字列を変更しているだけで、単位換算の計算等は行っていません。そのため、どのような文字列でも自由に入力が可能です。
2.    dB(uV)からdBmの単位換算用の補正ファクタファイルを作成します。
ファクタファイルの周波数範囲が測定帯域をカバーするように設定してください。
3.    作成したファクタファイルを、使用するパスに追加します。
既存のファクタファイルに、単位換算ファクタを追加するので、右上のファイル選択モードを[複数ファイル]を選択してください。
 

ソフトウェア操作-EP9/VE


1.    ソフトウェアの表示レベル単位をdBmへ変更
上部メニューの [条件]-[条件編集]を選択します。
条件編集ウィンドウの[基本設定]の[単位]-[レベル]をdB(mW)へと変更します。
2.    dB(uV)からdBmの単位換算用の補正ファクタファイルを作成
[ツール]-[補正ファクタ編集]を選択します。
補正ファクタ編集ウィンドウにて-107dBの補正ファクタを作成します。
3.    作成したファクタファイルを、[環境]-[パス設定]で、使用するパスに追加
[環境]-[パス設定]を選択します。
使用するパスに作成した-107dBのファクタファイルを設定します。
既存のファクタファイルに、単位換算ファクタを追加するので、右上のファイル選択モードを[複数ファイル]を選択してください。  

ソフトウェア操作 - ES10/VE、EPX/VE


1.    ソフトウェアの表示レベル単位をdBmへ変更
上部メニューの [条件]-[条件編集]を選択します。
条件編集ウィンドウの[基本設定]の[単位]-[レベル]をdB(mW)へと変更します。
2.    dB(uV)からdBmの単位換算用の補正ファクタファイルを作成
[ツール]-[補正ファクタ編集]を選択します。
補正ファクタ編集ウィンドウにて-107dBの補正ファクタを作成します。
3.    作成したファクタファイルを、[環境]-[パス設定]で、使用するパスに追加
[環境]-[パス設定]を選択します。
使用するパスに作成した-107dBのファクタファイルを設定します。
既存のファクタファイルに、単位換算ファクタを追加するので、右上のファイル選択モードを[複数ファイル]を選択してください。  上記以外の方法をご検討される場合、東陽テクニカEMC自動測定システムお客様サポート( Emc-support@toyo.co.jp )までご連絡をお願いいたします。

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QEP5/RFPの妨害レベルリストでAV検波の測定結果が表示されません

A
以下に該当する場合、AV測定結果を表示しません。
-    限度値タイプが[QP+(AV)]と設定されおり、かつ[QP測定値<AVリミット]の場合
*限度値タイプの詳細についてはEP5RFPユーザーズガイドを参照下さい。

AV測定結果を必ず表示したい場合は、限度値タイプを[QP+AV]へ変更して下さい。

限度値タイプ変更手順
1.    上部メニューバーの[ツール(T)]-[限度値ファイル編集(L)]を選択します。
2.    限度値ファイル編集画面にて、上部[ファイル(F)]メニューより[開く(O)]を選択して限度値タイプを変更したい限度値ファイルを選択して下さい。
3.    限度値タイプを変更して下さい。
4.    上部の[ファイル(F)]メニューより[保存(S)]または[名前を付けて保存(A)]を選択して限度値ファイルを保存して下さい。

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QEP5/RFPのレンジ測定条件の[クランプ速度]を[High]に設定して測定を開始しても、クランプ速度が[Low]のまま測定が進んでしまいます

A
[その他]タブの[周波数ごとに最大レベルポジションを検索する]にチェックが入っていないかどうかご確認下さい。
上記設定がチェックされている場合、クランプ速度が[Low]のまま測定が進みます。


 

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Qパソコンのスリープは無効にしてください

A

測定ソフトウェアによって長時間の測定を行う場合、パソコンの設定によっては自動的にスリープ状態となり測定が中断してしまうことがあります。

また、スイープ状態より復帰したときにNIのGPIBの状態が不安定になり、機器との通信ができなくなることがあります。
これらの理由により、測定に使用されるパソコンにおいてはスリープを無効にしてご使用ください。


また、同様の理由によりWindows 10の高速スタートアップも無効にしてご使用してください。




通常、高速スタートアップは、NIのドライバーインストール時に無効にされます。

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Qスペクトラムアナライザー、レシーバーのカップリング切り替え周波数の変更

A
スペクトラムアナライザー、レシーバーの一部の機器では、ACカップル、DCカップルの切り替えに対応しています。弊社のソフトウェアではそれぞれの機器によって現在の周波数に適したAC、DCカップルを切り替えて制御しています。
周波数スパンをもった設定に対しては、開始周波数を基準にAC、DCカップルを切り替えます。

もしAC、DCカップルの切り替え周波数を変更したい場合、または切り替えを無効にしたい場合は以下の手順を参考にSpe.scpファイル、Rcv.spcファイルの編集を行ってください。

まず、機器設定画面よりそれぞれの機器のアイコンをクリックし、機器のプロパティ画面を表示させます。そこに記述されているモデル名をご確認ください。


次に、スペクトラムアナライザーの設定を変更する場合は、Spe.spcファイルを、レシーバーの設定を変更する場合はRcv.spcファイルを、メモ帳などのテキストエディターで開きます。

Spe.spcファイル、Rcv.spcファイルは以下のフォルダーのファイルを参照します。
  1. EP5、EP7の場合
    • C:\Users\Public\Documents\TOYO Corporation\ToyoVI
  2. EP9の場合
    • C:\Users\Public\Documents\TOYO Corporation\EP9CE
      • フォルダーの最後を、アプリケーション名に合わせて読み替えてください
  3. EPX、ES10の場合
    • C:\Users\Public\Documents\TOYO Corporation\EPX\EPXRE
      • フォルダーの最後、最後から2つ目をアプリケーション名に合わせて読み替えてください

開いたSpe.spcファイル、Rcv.spcファイルより、機器のモデル名で検索を行います。アプリケーションごとに記述に細かい差異はありますが以下のような個所が見つかります。


以下の記述がカップリングの制御の記述になります。
DCCouplingChangeFreq=10000

単位はkHzになります。この記述では、10MHz以上をACカップリング、それ以下の周波数をDCカップリングで測定します。
この値を適宜変更して、ファイルを上書き保存してください。たとえば、AC、DCのカップリングを30MHzで切り替えるには以下のように記述します。
DCCouplingChangeFreq=30000

また、カップリングの制御を無効(ソフトウェアからはAC、DCの制御を行わない)にする場合は、以下のように記述してください。
;DCCouplingChangeFreq=10000
また、0Hzと記述しても、AC、DCの制御を行いません。
DCCouplingChangeFreq=0

 

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Qスペアナ、レシーバーにおいてアッテネーターを0DBに設定する方法

A
測定条件にてスペアナ、レシーバー機器のアッテネーションを0dBに設定した場合でも、実際の機器上では10dBの設定となり0dBとならないことがあります。

これは、機器の保護機能によりアッテネーションの設定値を最小で10dBとしている設定が影響していることがあります。ソフトウェアからこの機能を無効にする場合は、以下の手順で機器の初期化コマンドの設定をお願いいたします。機器によって名称は異なりますが、Atten 10 dB Minimumなどの名称で表示されます。
なお、アッテネーションを0dBの設定で測定を行うと、高い入力レベルを測定したときに機器がダメージを受ける可能性がありますので、十分ご注意して設定をお願いいたします。

以下、ソフトウェアの設定をEP5/REを例に説明させていただきます。(エミッションソフトウェアでは同様の操作で、EP5/RE以外ののソフトウェアでも設定可能です)

EP5/REの[環境]-[機器設定]メニューより機器設定画面を表示します。


機器設定画面より、スペアナ、レシーバーのアイコンをクリックして、スペアナのプロパティ、レシーバーのプロパティ画面を表示します。その中にある初期化コマンドを編集します。
なお、初期化コマンドはコマンドを選択し、その状態でマウスの右クリックを行って表示されるメニューより[編集]を選択することにより、コマンドの編集が可能です。今回のアッテネーションに関するコマンドでは、ウェイト時間は0sとしてください。


代表的な機器のコマンドは、以下をご参照ください。
Keysight N9048B PXE、N9038A MXE (レシーバーモードのみ)
ON : MET:ATT:PROT ON
OFF : MET:ATT:PROT OFF

R&S ESW (スペアナ、レシーバーモードともに)
ON : INP:ATT:PROT ON
OFF : INP:ATT:PROT OFF

※ESWの場合、Pulse Limiterを有効にした場合にも、アッテネーションの最低値が10dBになります。

R&S ESR (レシーバーモードのみ)
ON : INP:ATT:PROT ON
OFF : INP:ATT:PROT OFF

R&S ESU、ESCI (スペアナ、レシーバーモードともに)
ON : INP:ATT:PROT ON
OFF : INP:ATT:PROT OFF

R&S ESPI (レシーバーモードのみ)
ON : INP:ATT:PROT ON
OFF : INP:ATT:PROT OFF

 

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Qエミッション測定ソフトウェアにおいてグラフのX軸、Y軸のラベルを変更する方法

A
エミッションソフトウェアにおいて、スペクトラムグラフなどのX軸、Y軸の設定を変更することが可能です。

以下、EP5/REを例に説明させていただきますが、他のエミッションソフトウェアでも同様の操作が可能です。


スペクトラムグラフ上でマウスの右クリックを行い、表示されるメニューより[スケール設定]を選択します。


表示されるスケール設定よりX軸、Y軸の設定の確認、変更が可能です。


なお、この画面で設定した軸ラベルなどの設定はもちろん画面表示において有効になりますが、印刷、Excel/Wordレポート出力についてもこの表示設定を使用します。また、スケール設定はテンプレートファイルなどで切り替えには対応していません。

 

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Qエミッション測定ソフトウェアにおいて、測定時のパラメーターチェックを行う方法

A
エミッション測定において、機器に測定パラメーターを送信して制御します。一部のアプリケーションは機器に正常に値が設定できたか確認する機能があります。これにより、まれに機器に送信した設定値が正常に反映できていない場合などを検出することが可能です。

EP7/REでは、スペクトラム測定条件にて設定可能です。


EP9/VE、EP9/CEではオプション設定で、設定可能です。


 

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QEP9/VIEWで限度値ファイルの編集を行いたい

A

EP9/VIEWでは限度値ファイルの編集に対応しておりません。

EP5/VIEW、EP7/VIEWでは限度値ファイルの編集に対応しています。EP9/VIEWでは測定条件および限度値設定の仕様が変更されたため、EP9/VIEWにおいて限度値ファイルの編集には対応しておりません。

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QEP5/REにおいて、ターンテーブルを停止させてレンジ測定を行いたい

A

ターンテーブルを停止させての測定にEP5/REは対応しておりません。別ソフトになりますが、上位版のEP7/REでは対応している測定機能になります。

EP5/REで近い測定を行うには、以下の2つの方法があります。

手動測定

スペクトラムグラフで、マウスの右クリックを行い、指定レンジ測定を選択してください。

ここで、モニタで[時間]を選択すると、テーブル、マストを移動せずに、その場で指定時間だけの測定を行います。ただし、周波数レンジ、偏波は1つしか指定できないので、何回か設定を変えて測定を繰り返す必要があります。

テーブルのエミュレーション

機器設定より、テーブルの[エミュレーションモード]をチェックすると、テーブルを制御しなくなります。

これによりレンジ測定でもテーブルは回転しなくなります。ただし、EP5/REが内部的にテーブルをエミュレーションして、1回転したと判断したら次の高さに移動します。そのため、1回転したと判断する時間はソフトウェアが決定するため制御できません。

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