FAQ

TIPS、使い方のコツ

エミッションソフトウェア(EP5、EP7、EP9、EPX、ES10)

ID.

Q. スペクトラムアナライザー、レシーバーのカップリング切り替え周波数の変更

A.


スペクトラムアナライザー、レシーバーの一部の機器では、ACカップル、DCカップルの切り替えに対応しています。弊社のソフトウェアではそれぞれの機器によって現在の周波数に適したAC、DCカップルを切り替えて制御しています。
周波数スパンをもった設定に対しては、開始周波数を基準にAC、DCカップルを切り替えます。

もしAC、DCカップルの切り替え周波数を変更したい場合、または切り替えを無効にしたい場合は以下の手順を参考にSpe.scpファイル、Rcv.spcファイルの編集を行ってください。

まず、機器設定画面よりそれぞれの機器のアイコンをクリックし、機器のプロパティ画面を表示させます。そこに記述されているモデル名をご確認ください。


次に、スペクトラムアナライザーの設定を変更する場合は、Spe.spcファイルを、レシーバーの設定を変更する場合はRcv.spcファイルを、メモ帳などのテキストエディターで開きます。

Spe.spcファイル、Rcv.spcファイルは以下のフォルダーのファイルを参照します。
  1. EP5、EP7の場合
    • C:\Users\Public\Documents\TOYO Corporation\ToyoVI
  2. EP9の場合
    • C:\Users\Public\Documents\TOYO Corporation\EP9CE
      • フォルダーの最後を、アプリケーション名に合わせて読み替えてください
  3. EPX、ES10の場合
    • C:\Users\Public\Documents\TOYO Corporation\EPX\EPXRE
      • フォルダーの最後、最後から2つ目をアプリケーション名に合わせて読み替えてください

開いたSpe.spcファイル、Rcv.spcファイルより、機器のモデル名で検索を行います。アプリケーションごとに記述に細かい差異はありますが以下のような個所が見つかります。


以下の記述がカップリングの制御の記述になります。
DCCouplingChangeFreq=10000

単位はkHzになります。この記述では、10MHz以上をACカップリング、それ以下の周波数をDCカップリングで測定します。
この値を適宜変更して、ファイルを上書き保存してください。たとえば、AC、DCのカップリングを30MHzで切り替えるには以下のように記述します。
DCCouplingChangeFreq=30000

また、カップリングの制御を無効(ソフトウェアからはAC、DCの制御を行わない)にする場合は、以下のように記述してください。
;DCCouplingChangeFreq=10000
また、0Hzと記述しても、AC、DCの制御を行いません。
DCCouplingChangeFreq=0

 

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