FAQ

TIPS、使い方のコツ

TESEQ社ハードウェア

ID.

Q. AMETEK社製CDNの最大印加電圧は何Vemfですか?

A.


最大印加電圧はデータシートの記述のうち、[for low impedance]の電圧表記を参照して下さい。例えばCDN T8A-10の以下の記載の場合、22Vemfを上限として使用して下さい。

Max. test level: 33 V in 300 Ω loop, 22 V for low impedance (*1)

この条件は下で解説する最悪条件でCDN内部の100Ω抵抗に掛かる最大電圧を考慮した値です。
また、この22Vemfは無変調(CW)の場合であることに注意して下さい。IEC61000-4-6で要求されているAM変調(変調度80%)では、変調後は変調前の信号に比べてRMS電圧が約15%増加(*2)するため、AM変調試験の場合は22/1.15=19Vemfを上限として使用して下さい。

- 最悪条件

最悪条件として、試験電圧(RMS)が全てCDN内部の100Ω抵抗に印加される状態を想定します。これは、EUTのインピーダンスが0Ω, 信号発生器/アンプの出力インピーダンスも0Ωの状態です。


なお、アンプ飽和確認や試験レベルセッティング測定等の場合は、CDN内部の100Ωに加えて、CDNのEUTポート側に校正治具の100Ωとパワーメーター等の測定器の50Ω, CDNのRF Port側に信号発生器/アンプの出力インピーダンス50Ωが接続された300Ωの回路となります。このため、CDN内部の100Ωに印加される電圧は、試験電圧を分圧した電圧となりますので、22Vemfを超える条件での印加でも使用できます。

例えば、54Vemfのアンプ飽和確認測定の場合では、CDN内部の100Ω抵抗にかかる電圧が18Vとなります。これは最大電圧22V以下ですので使用できます。

54 *  { 100 / (50 + 100 + 100 + 50) } = 18



*1 データシートの表記はFAQ作成時点のものです。実際にお持ちの製品のデータシートを参照して仕様を確認して下さい。
*2 変調度mのとき、無変調波に対してRMS電圧はSQRT{1+(m^2)/2}倍となります。変調度80%のとき、m=0.8ですので、SQRT{1+(0.8^2)/2}=1.15となります。

<< TESEQ社ハードウェアに関するFAQ一覧へ戻る