EV充電評価サービスでの試験事例のご紹介~EV評価~
2023年9月より開始したEV充電評価サービスでは、様々な試験を実施しております。このページでは、EVの評価について、評価実施の事例をご紹介します。
CHAdeMO車両品質チェックリストに基づく試験
EVの車種の増加や急速充電器の種類の増加に伴い、それぞれの組み合わせにおいて充電できない等の事例が発生しています。これを未然に防止するため、従来から行われている充電器の認証制度に加えて、車両の品質をチェックする取り組みがCHAdeMO協議会で行われています。この取り組みでは、車両品質チェックリストに基づいた確認項目についてEVメーカーが確認を行い、さらにマッチングテストセンター*1にて代表的な急速充電器との組み合わせにて問題なく充電ができることを確認されると「組み合わせ試験結果一覧(通称:ホワイトリスト)」としてホームページ上に公開されます。東陽テクニカでは、車両品質チェックリストに規定される試験のうち「車両の設計情報やシミュレータにて確認する項目」についての試験が可能です。
*1: 株式会社UL Japan、テュフ ラインランド ジャパン株式会社が運営
充電器を模擬したシミュレータで充電を行いながら、車両の挙動を確認することができます
ブレイクアウトボックス*2を用いて、コネクタ脱落時や断線時を再現し、オシロスコープ等も併用して挙動の確認を行うことができます。
*2: CHAdeMOのコネクタとインレットを備えた中継装置。これにより電力線、通信線の断線模擬が可能。
各規格に基づくコンフォーマンス試験の実施
CCS1、CCS2、GB/T、NACSについて、各規格の定めるコンフォーマンス試験を実施します。
規格 | 準拠する規格番号 |
---|---|
CCS1、CCS2 | ISO15118-4、ISO15118-5、DIN70122、CharIN Test Cases |
GB/T | GB/T 34657.2 DC、GB/T 34658 DC |
NACS | ISO15118-4、ISO15118-5 |
各AC充電規格での充電可否確認
各規格のAC充電について、CP電圧、Duty比、周波数等を意図的に変化させ、充電可否を確認します。
EVのベンチマーク試験
- EVのベンチマーク試験の一項目として充電性能を確認します。
- 対象とするEVの電流要求や制御タイミング等を確認することができます。
関連製品
お問い合わせ先
株式会社東陽テクニカ eモビリティ計測部