電気自動車(EV)充電評価サービスの取材を受けました。
第16回オートモーティブワールド

展示会レポート

展示会レポート:電気自動車(EV)充電評価サービスの取材を受けました|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

2024年1月24日からの3日間、東京ビッグサイトにおいて「第16回 オートモーティブワールド -クルマの先端技術展-」が開催されました。

「オートモーティブワールド」は自動車に関連する技術を一堂に集めた技術者向けの展示会です。「EV・HV・FCV」「コネクティッド」「自動運転」、新たに加わった「SDV」など、技術領域ごとの9つの展示会で構成されています。
東陽テクニカは、このうち「第15回 EV・HV・FCV 技術展」、「第1回 SDV EXPO」に出展しました。このコラムでは、「第15回 EV・HV・FCV 技術展」に出展したブースについてご紹介します。
本ブースではテュフ ラインランド ジャパン株式会社と 2023年9月より開始した「電気自動車(EV)充電評価サービス」を中心に、EV の中枢技術であるモータ・インバータや EV 充電器などを開発・評価するためのソリューションと合わせ、カーボンニュートラルを実現する最先端技術の計測ソリューションをご紹介いたしました。

会場の東京ビッグサイト|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

会場の東京ビッグサイト

東陽テクニカブース|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

東陽テクニカブース

日本における電気自動車(EV)のさらなる普及拡大には充電設備の充実が必須です。政府が公表した新たな指針では、充電設備の台数に加え、充電速度の向上や高出力化についても目標を掲げています。EVの航続距離の延伸などバッテリーの大容量化が急速に進んでいることや、世界各国の規格に合わせたEV 開発が必要になるなど、現場ではさまざまな最新技術開発に対応した充電評価設備の準備が課題となっています。
そのような課題がある中、複数の規格対応した評価サービスである「EV充電評価サービス」が注目され、会期中にapérza社から取材を受けましたので、その様子をお届けします。

EV充電評価サービス 取材|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

画像をクリック頂くと、apérza社のサイトへリンクします。動画視聴はapérza社への登録が必要となります。

今回取材を受けた「EV充電評価サービス」は、米国で主流となっている急速充電器「スーパーチャージャー」で採用されている北米充電規格 (NACS:North American Charging Standard)についても今後対応を予定し、さらなる最新技術の開発環境を整えていきます。

多くの来場者様にご注目いただいた「EV充電評価サービス」のほかにも東陽テクニカのブースでは、開発環境の変化への対応や課題解決に役立つ製品をメインに展示いたしました。

主な出展サービス、製品

「電気自動車(EV)充電評価サービス」

「電気自動車(EV)充電評価サービス」|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

さまざまな充電規格に合わせてワンストップでの充電評価試験を実施する試験サービス。東陽テクニカの「EV 充電テストラボ」にて評価測定を行い、テュフ ラインランド ジャパンがその評価内容についてレポートを作成し 提供いたします。ドイツ・comemso 社製 EV 充電アナライザ/シミュレー タ や そ の他の機器を組み合わせ、主要な急速充電規格である CHAdeMO、GB/T27930、CCS Type1/Type2 と AC 普通充電に対応しています。北米充電規格 (NACS)にも今後対応予定。

「EV 充電アナライザ/シミュレータ」(ドイツ・comemso社製)

「EV 充電アナライザ/シミュレータ」|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

EV の充電器機構や EV 充電器の開発、設置、メンテナンスに利用できる アナライザ/シミュレータ。EV 充電におけるさまざまな問題の解析、テストが 可能です。AC 普通充電と CHAdeMO、GB/T、COMBO1/COMBO2 の急速充電に対応しています。 「電気自動車(EV)充電評価サービス」ではこちらのシステムを取り入れています

「大容量・双方向直流電源システム」(ドイツ・EA - Elektro Automatik社製)

「大容量・双方向直流電源システム|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

世界最高レベルの電力効率(力行/回生)で、19 インチラック1本あたり180kW の大容量システムを実現。 100kW 前後のシステムはもちろん、ラックを連結する事で 300kW や 500kW、 さらには 1MW 下上の電源構築が可能です。

「エレクトリックモータエミュレータ」(カナダ・D&V Electronics 社製)

「エレクトリックモータエミュレータ」|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

インバータの評価に使えるモータエミュレータです。実モータなしで評価できるため、インバータ開発の開発工数短縮に役立ちます。設定したモータモデルに基づいて、高圧ラインも含めたモータ挙動を再現し、回転信号模(エンコーダ・レゾルバ) や温度信号の模擬が可能です。コンパクトな設計ながら、拡張性が高く、外部バッテリーシミュレータとの連動や並列接続による容量拡張も可能です。

「リップル重畳試験システム」 (米国・AMETEK CTS 社製)

テキスト「リップル重畳試験システム」|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

バイアス電源とリップルジェネレータからなる高電圧、大電流デバイスへ300kHzまでの高速リップルを重畳できるシステムです。高電圧DCバスの共振点確認からコンポーネントの規格適合試験までワンストップの試験ソリューションを提供します。

会期中、ブースにはたくさんのお客様にお立ち寄りいただきました。ありがとうございました。
東陽テクニカは、カーボンニュートラルの実現に向け、今後もEVをはじめとした自動車の開発を支える幅広いソリューションを提供してまいります。

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