p4 logparse

概要

構造化ログファイルを解析し、データを返します。

構文

p4 [g-opts] [-e] [-T fields…] [-F filter] [-s offset] [-m max] logfile

解説

p4 logparseコマンドは、指定された構造化ログファイルlogfileを解析し、ログデータをタグ付きフォーマットで返します。

構造化ログファイルの有効な名前は、以下のとおりです。

all.csv

すべてのログ記録可能なイベント(コマンド、エラー、監査など)

commands.csv

コマンドイベント(コマンドの開始、コマンドの処理、コマンドの終了)

errors.csv

エラーイベント(エラー-失敗、エラー-重大)

audit.csv

監査イベント(監査、完全消去)

track.csv

コマンドの追跡(追跡-使用状況、追跡-rpc、追跡-db)

user.csv

ユーザイベント。ユーザがp4 logappendを実行するたびに1レコード。

events.csv

サーバイベント(起動、停止、チェックポイント、ジャーナルローテーションなど)

integrity.csv

レプリカの整合性チェックの際の主なイベント。

構造化ログ記録を有効にするには、構成可能変数serverlog.file.nにファイルの名前を設定します。7つのログタイプのすべてについて記録を有効にするには、以下のとおり構成可能変数を設定します。


p4 configure set serverlog.file.1=all.csv p4 configure set serverlog.file.2=commands.csv p4 configure set serverlog.file.3=errors.csv p4 configure set serverlog.file.4=audit.csv p4 configure set serverlog.file.5=track.csv p4 configure set serverlog.file.6=user.csv p4 configure set serverlog.file.7=events.csv p4 configure set serverlog.file.8=integrity.csv

構造化ログファイルはチェックポイント作成時、ジャーナル作成時、(設定されていれば)関連するserverlog.maxmb.nの制限超過時、p4 logrotateコマンド実行時に自動的にローテートされます。

オプション

-e

特殊文字を16進エンコードで表示します。

-F filter

フィルタのパターンに一致するレコードのみを出力します。

-m max

返される行の数を制限します。

-s f_offset

f_offsetフィールドによって返されたファイルオフセットから解析を開始します。

-T fields…

リストされたフィールドのみを表示します。

g-opts

“グローバルオプション”」を参照してください。

使用上の留意点

ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか?

ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか?

最低限必要なアクセスレベル

適用外

適用外

super

  • 構造化ログは基本エラーログ(P4LOGおよび監査ログ(P4AUDIT)とは異なります。基本エラーログを読み取るには、p4 logtailコマンドを使用してください。