ハイウェイテクノフェア2023

展示会レポート

ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

2023年11月9日からの2日間、東京ビッグサイトにおいて、公益財団法人 高速道路調査会主催の、「ハイウェイテクノフェア2023」が開催されました。

「ハイウェイテクノフェア2023」は、『高速道路の建設管理技術』に焦点をあてた展示会で、公益活動の一環として2004年に開始して以来、2023年で累計19回目の開催となります。このたび東陽テクニカは、路面性状計測システム「TN-Twin Tracker®」を、共同開発した(株)ネクスコ東日本エンジニアリングのブースにてご紹介し、さらに屋外展示場にて実車とともに展示していただきました。

会場の東京ビッグサイト

会場の東京ビッグサイト|ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

会場の東京ビッグサイト|ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

ネクスコ東日本グループエリアの(株)ネクスコ東日本エンジニアリングブースで展示いただきました。

ネクスコ東日本グループエリア|ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

ネクスコ東日本グループエリア

TN-Twin Tracker®|ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

(株)ネクスコ東日本エンジニアリングブース

屋外展示の様子です。

ネクスコ東日本エンジニアリング 屋外展示場|ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

ネクスコ東日本エンジニアリング 屋外展示車両|ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

(株)ネクスコ東日本エンジニアリングブース 屋外展示場

屋外展示車両|ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

屋外展示車両

TN-Twin Tracker®|ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

TN-Twin Tracker®

TN-Twin Tracker® 計測範囲|ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

TN-Twin Tracker® 計測範囲(赤丸内の白テープ)

車内で確認したリアルタイムデータ|ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

車内で確認したリアルタイムデータ

時速80㎞で走行しながら2車線幅の高精度な路面プロファイルを簡便に測定可能

製品名:「TN-Twin Tracker®」路面性状計測システム

TN-Twin Tracker®は高速道路事業における保全点検業務を手掛ける(株)ネクスコ東日本エンジニアリングと、東陽テクニカ取り扱いの三角測量式 LiDAR を用いて共同開発した路面性状計測システムです。複数車線を持ちトンネルも多くある高速道路においても、時速 80km で走行しながら二車線幅の路面プロファイルを簡便に測定できるよう開発しました。高速道路におけるわだち掘れ、平坦性など路面性状の計測データの粒度・鮮度を高めることができ、路面管理の高度化および効率化が期待できます。

「TN-Twin Tracker」展示ブース|ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

「TN-Twin Tracker®」展示ブース

「TN-Twin Tracker」センサー本体|ハイウェイテクノフェア2022|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

「TN-Twin Tracker®」センサー本体

「TN-Twin Tracker®」ならではの利点や特長

あらゆる車両のルーフ上に取り付け可能で簡便に測定できるため、日常点検用の車両に搭載して路面性状計測を頻度高く行え、鮮度の良い面的路面プロファイルデータを収集・把握できます。
補修の主な要因はひび割れ、わだち掘れ、IRI、ポットホールです。NEXCO東日本では、ひび割れ、わだち掘れ、IRIは2年に1回の路面性状調査で補修箇所を特定します。しかし、高速道路の老朽化と交通量の増加により、補修工事の発注時における路面状況と、路面性状測定車で計測した予測データとの間で乖離が発生しています。ポットホールは路面性状調査とは別の、日常の目視点検で補修箇所を特定します。
(株)ネクスコ東日本エンジニアリングでは、この日常点検車にTN-Twin Tracker®を搭載し、わだち掘れ、IRI、ポットホール等をLiDARでデータ化し、さらに3面カメラによる画像解析技術により、路面状況を高度に、効率的に管理していくことを期待しています。

≪特長≫

車線分の路面高さデータを取得(横幅7.5m:地上高2mの位置にセンサーを設置した場合)
レーザーの照射範囲に他車両が侵入した場合でも、その場所以外の路面データは取得できます。

トンネル内もデータ取得が可能
GPSの信号が途絶えた場合も走行ラインを予測補正する機能が搭載されており、トンネル長が約5㎞以内であればデータ化できます。

エンジン連動 Auto Start/ Stop 機能
車のエンジンのon/offに連動してシステムを起動・停止できます。 また、車速(時速30㎞以上などに、任意に設定可能)に連動して測定の開始・停止が行われます。

路面データの画像(動画)出力機能
2車線分の路面データを動画(MP4)にして出力し、点群データを都度処理しなくても動画で路面状態を管理できます。手持ちビューワー上で動画再生可能です。

IRI(国際ラフネス指数)・わだち掘れ量計算ソフトウェア用CSVファイルの出力
IRIやわだち掘れといった路面性状値を計算するためのソフトウェアに対し、点群データを一般的に扱いやすいcsvファイルに変換して出力できます。その際、反射強度マッピングにより基準となる白線を検出して位置を確定させます。

  

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会期中、ブースにはたくさんのお客様にお立ち寄りいただきました。ありがとうございました。東陽テクニカは、今後も最新ソリューションの提供を通して、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。

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