矩形波インピーダンス測定の基本原理
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電池の評価手法の一つとして電気化学インピーダンス測定法(EIS法)があります。この手法では、周波数応答アナライザ(FRA)を使用して電池のインピーダンスを測定するのが一般的ですが、ここで紹介する「矩形波インピーダンス測定法」(Square-EIS法)1)では、電池をはじめとしたさまざまな電気化学セルに矩形波を印加することでインピーダンスを測定することができます。FRAを使用できない環境での測定など、応用が期待されています。
1) 学校法人早稲田大学の特許。特許第6226261号。公開特許公報 2014-126532。
電気化学系のインピーダンス
EIS法は、微弱な交流信号を入力した際の応答信号からフーリエ変換によって電気化学系の複素インピーダンスを得る測定手法です。 FRAを使用したEIS法では、測定対象周波数の信号(サイン波)を電池に印加しその際の応答信号を測定してインピーダンスを算出します。そのため、測定対象周波数の数だけ、印加・測定が必要となります。
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