特許技術で全固体電池の研究開発を支える
自社開発「高周波インピーダンス測定システム」

株式会社東陽テクニカ 理化学計測部 山口 政紀

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目次
  1. 本システムでできること
  2. 新規開発のきっかけ
  3. 超イオン伝導体
  4. イオン導電率の算出方法
  5. 温度を変えて測定できることのメリット
  6. 世界へ

今回ご紹介する製品は、東陽テクニカの特許技術を活用した「高周波インピーダンス測定システム」です。測定の対象となる電池を破壊することなく内部の様子を見える化する本システムは、次世代のクルマのキーデバイスとして期待されている全固体電池の研究開発を支えます。

本システムでできること

測定対象物のインピーダンススペクトルを測定します。得られた情報を電気化学インピーダンス分光法で解析しイオン導電率を導き出すと、対象物の内部で起きているさまざまな現象を探ることができます。いくつかある用途の中で今最も注目されているのは、全固体電池に使われる固体電解質の分析です。固体電解質の材料に内在する複数の要素について独立したイオン導電率を知ることは電池の性能向上に欠かせません。

筆者紹介

株式会社東陽テクニカ 理化学計測部

山口 政紀

1993年4月入社以降、高感度電子計測、極低温測定機器のアプリケーション担当、ホール測定システムおよびインピーダンス測定システムの開発に従事。 2014年より計測アドバイザー。