p4 ldapsync

概要

Perforceグループのメンバー構成をLDAPグループと同期します。

構文

p4 [gopts] ldapsync -g [-n] [-i N] [group …]

解説

p4 ldapsyncコマンドは、特定のPerforceグループのユーザを更新して、対応するLDAPグループのメンバーと一致させます。PerforceグループとLDAPグループとの関連付けは、Perforceグループ仕様により設定されます。グループ名を指定しない場合、LDAPコンフィギュレーションのすべてのグループが更新されます。

LDAPグループとPerforceグループを関連付けるためのPerforceグループ仕様の使用の詳細については、『Perforceサーバ管理者ガイド: 基本』の「LDAPグループを使用した認証」を参照してください。

同期は、1度または指定の間隔で実行できます。定期的な同期を有効にするには、開始コマンドとしてp4 ldapsyncコマンドを次のように追加します。

  1. Perforceサーバが自身のサーバIDのセットを保有しているか確認します。p4 serveridコマンドを使用してチェックします。

  2. サーバにサーバIDがない場合、次のようなコマンドで割り当てます。

    p4 serverid my-server
    
  3. p4 configure showコマンドを使用して、どちらの起動構成可能変数がすでに使用されているか、チェックします。次の番号を選択します。例えば、6個の起動構成可能変数が使用されている場合、p4 ldapsyncコマンドを実行する起動構成可能変数を7番目に設定します。

    p4 configure set "my-server#startup.7=ldapsync -g -i 1800"
    

    このコマンドでは、すべてのグループを有効なLDAP同期コンフィギュレーションで、1800秒(30秒)ごとに更新します。

オプション

-g

グループの指定に必要です。

-i N

N秒ごとにコマンドを繰り返します。

このオプションの指定がない場合、コマンドは1度実行して終了します。

-n

操作をプレビューし、何もしなくても影響を受けるグループを表示します。

group

対応するLDAPグループに変更があった場合に更新の必要があるPerforceグループの名前です。

使用上の留意点

ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか?

ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか?

最低限必要なアクセスレベル

適用外

適用外

super

p4 ldapsync -g

LDAPコンフィギュレーションが定義されたすべてのグループを更新します。

関連コマンド

すべてのLDAPコンフィギュレーションを表示します。

p4 ldaps

LDAPコンフィギュレーションを作成または編集します。

p4 ldap

LDAP関連の構成可能変数を設定します。

p4 configure

Perforceグループ仕様にLDAPコンフィギュレーションを設定します。

p4 group