p4 ldaps
概要
LDAPコンフィギュレーションのリストを表示、または有効なコンフィギュレーションに対してユーザの認証を試みます。
構文
p4 [g-opts
] ldaps [-A] p4 [g-opts
] ldaps -t username
解説
p4 ldapsコマンドには2つの構文バリアントがあります。
-
最初のバリアントでは、既存のLDAPコンフィギュレーションを表示できます。
-A
オプションは、auth.ldap.order.
構成変数で設定された優先順位に従い、有効なコンフィギュレーションをリスト表示します。n
-
2つ目のバリアントは、すべてのアクティブなコンフィギュレーションに対して、指定のユーザの認証を試行します。このコマンドは、それぞれのコンフィギュレーションについて、認証の成否をテストします。すなわち、テストは最初に認証が成功するまで止まりません。
コンフィギュレーションの一覧表示
-A
オプションを使用しない場合、p4
ldapsはすべてのコンフィギュレーションについての情報を返します。コンフィギュレーションにauth.ldap.order.
構成変数で優先度が指定されていない場合、無効になっていることを示します。出力には、コンフィギュレーション名、AD/LDAPサーバのホストとポート、使用しているバインドメソッド、ならびにサーバが有効かどうかが含まれています。
n
c: \temp>p4 -p 1666 ldaps bashful localhost:389 simple (disabled) dopey localhost:389 sasl (enabled) sneezy localhost:389 search (enabled)
-A
オプションを使用すると、有効なサーバのみが表示され、検索される順番でリストされます。例:
c: \temp>p4 -p 1666 ldaps -A sneezy localhost:389 search (enabled) dopey localhost:389 sasl (enabled)
上記のサーバーの順番は、auth.ldap.order.
構成可能変数の設定で指定されます。例えば、次のようになります。
n
c: \temp>p4 -p 1666 configure show auth.ldap.order.1=sleepy (configure) auth.ldap.order.2=dopey (configure)
LDAPコンフィギュレーションをテストする
-t
オプションを使用すると、すべての有効なコンフィギュレーションをテストすることができます。テストは、サーバが利用できない、ユーザがみつからない、サブミットされた資格情報が正しくないなどの理由で失敗することがあります。
-
認証が成功した場合の出力を示します。
c:\temp>p4 -p 1666 ldaps -t myUser Enter password: Testing authentication against LDAP configuration sneezy Authentication successful Testing authentication against LDAP configuration dopey. Authentication successful
-
AD/LDAPサーバが利用できない場合の出力を示します。
c:\temp>p4 -p 1666 ldaps -t myUser Enter password: Testing authentication against LDAP configuration sneezy. Failed to initialize TLS: Server Down Testing authentication against LDAP configuration dopey. Failed to initialize TLS: Server Down
-
パスワードが正しくなかった場合の出力を示します。
c:\temp>p4 -p 1666 ldaps -t myUser Enter password: Testing authentication against LDAP configuration sneezy Authentication as abrown failed. Reason: Invalid Credentials Testing authentication against LDAP configuration dopey Authentication as abrown failed. Reason: Invalid Credentials
オプション
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このオプションを省略すると、すべての有効なコンフィギュレーションがアルファベット順にリストされます。 |
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すべての有効なLDAPコンフィギュレーションに対して認証するユーザ名を指定します。このオプションは、テストを目的としています。 |
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「“グローバルオプション”」を参照してください。 |
使用上の留意点
ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか? |
ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか? |
最低限必要なアクセスレベル |
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適用外 |
適用外 |
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例
p4 ldaps |
すべてのコンフィギュレーションを一覧表示します。 |
p4 ldaps -t Joanna |
すべてのアクティブなコンフィギュレーションに対して、ユーザ |