Helix Core P4コマンドリファレンス (2019.1)

p4 have (グラフ)

現在のワークスペースに最後に同期されたコミットを一覧表示する

構文

p4 [g-opts] have [file...]

説明

クライアントワークスペースの現在のブランチと、現在同期されているコミットを表示します。

p4 sync
p4 have

(graphタイプのディポ)

リポジトリに対してp4 syncを実行した後、p4 haveコマンドを実行した場合、そのリポジトリの出力には次のような2行が表示されます。

//graphDepot1/repo1 workspace1 b78d7fb2e8c50e refs/heads/master

これにはリポジトリ名、ワークスペース名、コミットSHAの値、ブランチ名が含まれています。

注意

これらの2行に加えて、「File specific revisions:」が表示される場合もあります。
例:

//graphDepot1/repo1 workspace1 refs/heads/master b78d7fb2e8c50e workspace1
File specific revisions:
workspace1  readme.txt  3a16b5c563e01a
workspace1  index.html  3a16b5c563e01aworkspace1  eiffel-tower.png  f2d7b9b83a49d

File specific revisions」の後に表示されるファイルは、マスターブランチのコミットには含まれていません。 マスターブランチに含まれていないこれらのファイルについては、ワークスペース、ファイル名、コミットSHAが表示されます。 この例では、readme.txtファイルとindex.htmlファイルは同じコミットSHAが割り振られており、eifel-tower.pngファイルは異なるコミットSHAが割り振られています。

これらの3つのファイルがマスターブランチに含まれていない原因としては、次が考えられます。

  • ディスクまたはネットワークの問題によりファイルを同期できない

  • ワークスペースがnoclobberとして構成されているとき、read-onlyからwriteに変更されたファイルでリビジョンが作成された(p4 client 使用上の留意点の「noclobber」を参照)

関連コマンド

ディポからクライアントワークスペースへファイルリビジョンをコピーする

p4 sync

(クラシック)クライアントワークスペースに同期しているファイルおよびリビジョンを一覧表示します。 p4 have