p4 login

概要

チケットを取得して、Perforceサービスにログインします。

構文


p4 [g-opts] login [-a -p] [-h host] [user]
p4 [g-opts] login [-s]

解説

p4 loginコマンドは、ユーザを認証し、Perforceとのセッションを表すチケットを作成します。認証されたユーザは、チケットが期限切れになるか、そのユーザがp4 logoutコマンドを発行するまで、共有バージョン化サービスにアクセスすることができます。

デフォルトでは、チケットは12時間有効です。

すべてのIPアドレスに対して有効なチケットを取得する(Perforceを複数のワークステーション上で同時に使用する場合など)には、p4 login -aを使用します。ユーザは、すべてのIPアドレスに対して有効なチケットを持っていても、1つのPerforceライセンスしか消費しません。

オプション

-a

すべてのIPアドレスに対して有効なチケットを取得します。

-h host

指定したホストIPアドレスに対して有効なチケットを要求します。

-p

ローカルチケットファイルにチケットを保存しないで、チケットを表示します。

-s

現在のチケットのステータスを表示します(ステータスがある場合)。

g-opts

“グローバルオプション”」を参照してください。

使用上の留意点

ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか?

ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか?

最低限必要なアクセスレベル

適用外

適用外

list

  • グループごとに、デフォルトのタイムアウト値である43200秒(12 時間)がp4 groupフォームで定義されます。

  • 無期限のチケットを作成するには、p4 groupのフォームにおいて[Timeout:]をunlimitedに設定します。

  • デフォルトでは、ユーザは3回ログインに失敗すると再度ログインするまで10秒間待たなければなりません。Perforceスーパーユーザは構成可能変数dm.user.loginattemptsの設定により、ログインの試行回数を制御できます。

  • チケットの有効期間を延長するには、ログインしている間にp4 loginを使用します。チケットの有効期間は、初期タイムアウト設定値の1/3だけ延長されます(最大でチケットの初期タイムアウト設定値まで)。

  • Perforceスーパーユーザは、パスワードを入力しなくても自分以外のユーザのログインチケットを取得できます。スーパーユーザ以外のユーザが他のユーザとしてログインする場合は、p4 -u username loginの形式でコマンドを使用し、そのユーザのパスワードを正確に入力しなければなりません。

  • チケットは環境変数P4TICKETSで指定したファイルに保存されます。環境変数が設定されていない場合、チケットはWindowsでは%USERPROFILE%\p4tickets.txt、その他のOSでは$HOME/.p4ticketsに保存されます。

  • -hオプションを使用すると、指定されたホストIPアドレスにおいてのみ有効なチケットがサービスによって発行されます。このオプションは通常-pと共に使用され、以降別のマシン上で使用できるチケットを表示します。

  • 複製環境では、マスターサーバにログインすると、レプリカサーバにはログインできません

p4 login

ユーザにパスワードの入力を求め、パスワードが正しく入力されると、そのユーザのマシンで有効なチケットを発行します。

p4 -u builder login -a

ユーザbuilderとしてログインします。パスワードが正しく入力されると、すべてのマシンで有効なチケットを発行します。

関連コマンド

ログインセッションを終了する。

p4 logout

チケットを表示する。

p4 tickets