p4 key

概要

キーと値のペアを表示、設定、または削除します。

構文


p4 [g-opts] key name
p4 [g-opts] key name value
p4 [g-opts] key [-d] name
p4 [g-opts] key [-i] name
p4 [g-opts] key [-m] [pair list]

解説

キーを使用することで、スクリプトで使用する名前と値のペアを保存することができます。これらのユーザ管理のキーは、db.namevalというテーブルに格納されます。

コマンドには、次の変数が含まれます。

  • バリアントp4 key nameの形式で使用されると、nameキーの値が返されます。

  • バリアントp4 key name valueは、nameというキーにvalueの値が設定され、nameキーが存在しない場合、それが作成されます。

  • キーを削除するには、バリアントp4 key -d nameを使用します。

  • 数値のキーをインクリメントするには、バリアントp4 key -i nameを使用します。

  • 実行する複数の設定および削除操作を指定するには、バリアントp4 key [-m] pair listを使用します。各操作は、ペアリストの値のペアにより指定されます。キーを設定するには、名前と値を使用します。キーを削除するには、名前の後に- (ハイフン)を使用します。「例」を参照してください。

    個別のコマンドの使用により望ましくない遅延が発生する可能性のある分散環境において、このバリアントは有用です。

キーが存在しなければ、その値はゼロとして返されます。キー名は、ゼロ以外の値がセットされるまでは保存されません。

dm.keys.hide構成可能変数が2に設定されている場合、adminアクセス権が必要です。

オプション

-d name

Perforceサービスからnameキーを削除します。

-i name

nameキーを1だけインクリメントし、新しい値を返します。このオプションは数値のキーにのみ使用できます。

-m name value …

1つのコマンドで、複数のキーの値の操作を実行します。「例」を参照してください。

g-opts

「“グローバルオプション”」を参照してください。

使用上の留意点

ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか？

ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか？

最低限必要なアクセスレベル

適用外

適用外


キーの値を表示するにはlist、新しい値を設定するにはadmin

例

p4 key mykey 12

mykeyの値を12に設定します。mykeyが存在しない場合は、作成します。

review権限が必要です。

p4 key mykey

mykeyの値を表示します。mykeyが存在しない場合、値は0として表示されます。

listアクセスが必要です。

p4 key -m mykey 5 mynewkey 4

キーを2つ設定します。

p4 key -m - mykey - mynewkey

キーを2つ削除します。

p4 key -m mykey 6 - mynewkey

キーを1つ設定し、1つ削除します。

関連コマンド

すべてのキーおよびそれらの値を一覧表示する。

p4 keys