ストリームの作成

ストリームを作成する場合、[ストリーム: 新規]ダイアログでストリームのプロパティを指定します。このダイアログを使用して、ストリームとして処理するストリームディポ、ストリームの系統、ストリームのビュー、想定される変更フローを指定します。

ストリームを作成する手順は以下のとおりです。

1. [ファイル] > [新規] > [ストリーム]を選択するか、ストリームグラフ内のストリームを右クリックし、['<stream name>'から新しいストリームを作成…​]を選択します。

   [ストリーム: 新規]ダイアログが表示されます。

   

2. ストリーム名を指定します。

   デフォルトでは、指定した名前はストリーム内のファイルが保存されるディポ内の(ストリームディポフォルダ下にある)フォルダの名前として使用されます。デフォルトのフォルダ名を上書きするには、[詳細]タブに移動します。

3. 以下に示すいずれかのストリームタイプを選択します。

   • メインラインストリーム: ストリーム機構のベース、基幹、または親となるストリーム。
   • 開発ストリーム: 長期間にわたるプロジェクトや主要な新機能の開発で使用されるストリーム。制御フローを持つ、変更可能なストリーム。
   • リリースストリーム: バグの修正、テスト、リリース配布で使用されるストリーム。制御フローを持つ、変更可能なストリーム。
   • バーチャルストリーム: 範囲を絞り込んで親ストリームに直接サブミットするためのストリーム。
   • タスクストリーム: 軽量なブランチの作成、バグの修正、新機能の開発で使用されるストリーム。タスクストリームは通常、編集後のファイルをリポジトリに昇格させるための一時的なストリームとして使用されます。ブランチ後のファイルと反映後のファイルは、シャドウテーブルに保管されます。このシャドウテーブルは、タスクストリームを削除またはアンロードすると、システム上から削除されます
4. (任意指定)特定のストリームタイプでデフォルトと異なる変更フローが必要な場合は、対応する[変更の伝播]オプション([親へ]および[親から])を有効または無効にします。

5. リリースストリームおよび開発ストリームの場合は、親ストリームを選択します。メインラインストリームの場合は、メインラインを保存するディポを入力します。

   デフォルトでは、親のストリームビューからストリームが継承されます。子ストリームのビューを編集するには、[詳細]タブに移動します。

   [詳細]タブのオプションを使用すると、以下の操作を実行することができます。

   • 継承したビューを編集する。
   • ディポからマップしたファイルのデフォルトの場所を変更する。
   • 所有者のみが編集できるようにストリーム設定をロックする。
   • チェックイン操作をストリーム所有者だけに制限する。

   • ストリームのコンテンツのマージアップとマージダウンを両方とも実行する。

   • ストリームで無視するファイルまたはフォルダのパターンを指定する。

     ファイルまたはフォルダのパターンを無視することにより、ストリームビュー定義に関係なく、ユーザはこのパターンに当てはまるファイルやフォルダをサブミットできなくなります。例えば、[無視]オプションを使用すると、生成されたファイルがチェックインされなくなります。ファイル名、ファイル拡張子、またはファイルパスを入力できます。その際、それぞれの項目を別の行に入力する必要があります。以下に例を示します。

     /tmp # ignores files named "tmp"
     /tmp/... # ignores directories named tmp
     .tmp # itnores file names ending in .tmp

     Note

     ストリームの仕様により、ワイルドカード(*)、位置指定子(%%1)、オーバーレイマッピング(+)の使用は許可されていません。

   ストリームにデータが取り込まれている場合、メインラインストリーム、開発ストリーム、リリースストリームは、ディポツリーペインでのみ表示されます。

6. (任意指定)このストリームで使用するためのワークスペースを作成するかどうかを選択します。

   すぐにワークスペースを作成しない場合は、後でストリーム内で作業する際に作成できます。

7. (任意指定)ストリーム作成時に親ストリームからブランチするかどうかを選択します。

   ファイルをすぐにブランチしない場合は、後で[コピー]操作を使用してブランチできます。

8. 入力を保存するには、[OK]をクリックします。

ストリームワークスペースを作成する

ストリームで作業するにはワークスペースが必要です。ストリームワークスペースのビュー2つのファイルセット間の関係の記述。「ワークスペースビュー」、「ラベルビュー」、「ブランチビュー」も参照してください。(ディポの場所からクライアントの場所へのマッピング)はHelixサーバによって生成されますが、ワークスペースはユーザが作成する必要があります。以下の方法で行うことができます。

• [ストリーム]ダイアログを使用して新しいストリームを作成する場合は、[ストリームのためにワークスペースを作成する必要があります]オプションを選択します。

• 使用するストリームを初めて選択する場合は、新しいワークスペースを作成するためのプロンプトが表示されます。

  詳細については、「ストリームを選択する」を参照してください。

[ワークスペース]ダイアログが開きます。現在のストリームを使用するための必須フィールドはすべて指定済みの状態になっています。

[ワークスペース]ダイアログのフィールドはすべて更新できますが、[ストリーム名]フィールドと[ワークスペースマッピング]フィールドは変更できません(変更するには、ストリームのパス構成を更新する必要があります)。過去のある時点におけるストリームを表示するビューが必要な場合は、[このストリーム用チェンジ]オプションを使用して、ストリームを特定のチェンジリストのストリームビューと同期します。[このストリーム用チェンジ]オプションを使用する場合は、ストリーム内のファイルに変更をサブミットできません。ワークスペースファイルが最新リビジョンではないためです。