Helix Coreサーバ管理者ガイド: 基本 (2019.1)

Helix SAML

Helix Swarmは、Webブラウザのシングルサインオンに対応するブラウザベースのWebアプリケーションで、SAML(Security Assertion Markup Language)標準の主要な使用事例です。

Helix CoreクライアントはブラウザベースのWebアプリケーションではありません。そのようなクライアントは以下のとおりです。

  • Helixコマンドラインクライアント(P4)
  • Helix Visual Client (P4V)
  • Helix Plugin for Visual Studio (P4VS)
  • Helix Plugin for File Explorer (P4EXP)

そのようなクライアントに対して、Helix SAML機能は、以下に示すフローを可能にする認証用SAML 2.0との統合を提供します。

Helix Coreクライアントアプリケーションのユーザがログインを必要とするコマンドまたは操作を試みると、Helix SAMLエージェントはユーザに資格情報の入力を要求します。企業のIDプロバイダは、auth-check-ssoトリガが確認されたという応答を送信します。ユーザ資格情報が確認された場合、ユーザは通常のチケットベース認証を通じてHelix Coreクライアントアプリケーションへのアクセスを取得します。

前提条件

  • サーバ上で、お使いのIdPと動作するauth-check-ssoトリガを設定します。
    注意

    サポートされているサーバオペレーティングシステムは、CentOSおよびUbuntuです。Windowsサーバを使用している場合は、Perforce Consultingにご連絡ください。

  • Helix Coreクライアントで、各エンドユーザのマシンにHelix SAMLエージェントのインストールが必要です(以下の「Helix SAMLエージェントのインストール」を参照してください)
    注意

    Helix SwarmはブラウザベースのWebアプリケーションであるため、Helix SAMLエージェントのインストールは必要ありません。この機能に対してSwarmサーバを設定する手順については、『Helix Swarmガイド』の「Helix SAML認証PHP設定」を参照してください。

動作環境

サーバ

Helix Core18.2パッチサーバ(2018年12月以降)

クライアント

以下のようなHelix Coreクライアント:

  • P4(2018年12月以降)
  • P4V 18.4
  • P4VS 18.4
  • P4EXP 18.4

Helix SAMLエージェントのインストール

  • P4VにはHelix SAMLエージェントをインストールするオプションが含まれたWindowsインストーラがあります
  • MacやLinux上のP4Vおよび他のすべてのHelix Coreクライアントでは、Helix SAMLエージェントのスタンドアロンインストーラを実行する必要があります
  • Helix Swarmは、Webベースアプリケーションであるため、Helix SAMLエージェントのインストールは必要ありません

詳細については、お使いのクライアントのリリースノートを参照してください。