Helix Core P4コマンドリファレンス (2019.1)

p4 journalcopy

ジャーナルデータをマスターサーバからスタンバイレプリカのローカルファイルシステムにコピーします。

構文

p4 [g-opts] journalcopy -lp4 [g-opts] journalcopy -i N [-b wait] 

説明

p4 journalcopyコマンドには2つの構文バリアントがあります。

  • マスターサーバのジャーナルから現在のコピー位置に関するレポートを取得するには、p4 journalcopy -lを使用します。

    p4 journalcopy -lコマンドの出力にはシーケンス番号が含まれます。シーケンス番号はジャーナルコピーが到達しているジャーナル内のバイトオフセットの位置を示します。

現在のレプリカの保持されているジャーナルの状態: Journal 2, Sequence 6510347

  • ジャーナルデータ(ジャーナルコピー)をスタンバイレプリカのローカルファイルシステムにコピーするには、p4 journalcopy -i Nを使用します。-bオプションは指定しても指定しなくても構いません。

オペレータまたはスーパーユーザはp4 journalcopy -l, p4 pull -l -j,およびp4 pull -l -sコマンドを実行して、レプリカの状態を確認できます。

オプション

-b wait

p4 journalcopyコマンドの試行が失敗してから再試行するまで待機する秒数を指定します。

このオプションを設定すると、デフォルト値(60秒)はオーバーライドされます。 例えば、startup.N構成可能変数の値を待機 時間が30秒になるように設定するには、次のように指定します。

$ p4 -p depot_master_p4port configure set standby#startup.1="journalcopy -i 0 -b 30"

-i N

N秒ごとにp4 journalcopyコマンドを繰り返します。

  • このオプションを使用しない場合は、このコマンドを1回のみ実行します。
  • N0に設定した場合、このコマンドは実行と実行の間にスリープせずに可能な限り頻繁に実行されます。

-l

コピー済みジャーナルの現在の位置をレポートします。

g-opts

詳細については、「グローバルオプション」を参照してください。

使用上の留意点

ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか? ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか? 最低限必要なアクセスレベル

適用外

適用外

super

p4 journalcopy -l

マスターのジャーナルからレプリカのジャーナルへの現在のコピー位置についての情報を表示します。

関連コマンド

マスターのバージョン化ファイルのコピーを作成する

p4 pull -u

p4 journalcopyで作成したジャーナルコピーファイルからジャーナルレコードを取得し、それらをスタンバイサーバのデータベースに適用する

p4 pull -L

マスターサーバの観点の複製状況の情報を取得するにはp4 serversコマンドの-Jオプションを使用する

p4 servers

新しいマスターサーバにフェイルオーバーする p4 failover