Helix Core P4コマンドリファレンス (2019.1)

p4 clients

現在システムが認識しているすべてのクライアントワークスペースのリストを表示します。

構文

p4 [g-opts] clients [-t] [-u user | --me] [[-e|-E] filter] [-m max] 
             [-S stream]  [-a | -s serverID]
p4 [g-opts] clients -U

説明

p4 clientsコマンドを実行すると、Helix Coreサーバで認識されているすべてのクライアントワークスペースが一覧表示されます。 ワークスペースは1行に1つずつ表示されます。 各行の形式は次のとおりです。

Client clientname moddate root clientrootdescription

以下に例を示します。

Client paris 2009/02/19 root /usr/src 'Joe's client'

2009年2月19日に最後に更新され、/usr/srcをルートディレクトリとする、parisという名前のクライアントワークスペースを表します。 p4 clientのフォームで入力されたワークスペースに関する記述は、Joe’s clientです。

クライアントワークスペースの出力を最初のmax個に限定するには、-m maxオプションを使用します。

filterパターンに一致する名前を持つクライアントに出力を限定するには、-eまたは-E filterオプションを使用します。 -eオプションでは大文字と小文字が区別され、-Eではそれらが区別されません。

指定されたユーザが所有しているワークスペースに出力を限定するには、-u userオプションを使用します。

p4 workspacesコマンドはp4 clientsと同等に機能します。

オプション

-a

このサーバにバインドされているもののみでなく、すべてのクライアントワークスペースを一覧表示します。

-e filter

filterに一致するクライアントワークスペースのみを一覧表示します(大文字と小文字を区別)。

-E filter

filterに一致するクライアントワークスペースのみを一覧表示します(大文字と小文字を区別しない)。

-m max

max個までのクライアントワークスペースのみを一覧表示します。

-s serverID

指定されたserverIDにバインドされたクライアントワークスペースのみを一覧表示します。 エッジサーバでは、-sオプションのデフォルトはエッジサーバのserverIDです。

-S stream

指定されたストリームに関連付けられたクライアントワークスペースを一覧表示します。

-t

ワークスペースの最終更新日付に時刻も表示します。

-u user

userが所有しているクライアントワークスペースのみを一覧表示します。

--me

-u $P4USERと同義。

-U

p4 unloadによりアンロードされたクライアントワークスペースのみを一覧表示します。

g-opts

詳細については、「グローバルオプション」を参照してください。

使用上の留意点

ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか? ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか? 最低限必要なアクセスレベル

適用外

適用外

list

p4 clients -m 5

どのタイプのディポでも、最大5つのワークスペースを一覧表示します。

関連コマンド

クライアントワークスペース仕様を編集または参照する

p4 client

現在のクライアントワークスペース名とその他の有用なデータを見る

p4 info

Helixサーバユーザのリストを表示する

p4 users