Helix Coreファイルタイプ

Helix Coreでは一連のファイルタイプがサポートされており、ファイルタイプに従ってHelixサーバによるファイルの保存方法やファイル比較の可否が決定されます。ファイルを追加するとき、Helix Coreは自動的にファイルタイプを識別しようとします。Helix Coreはまず、ファイルが通常のファイルであるかシンボリックリンクであるかを識別し、次にファイルの最初の部分を調べてそれがtextであるかbinaryであるかを判別します。非テキストキャラクタが見つかった場合は、そのファイルがbinaryと見なされ、見つからない場合はtextと見なされます。 (Unicode環境ではファイルの検出方式が異なります。「Helix Coreファイルタイプ検出とUnicode」を参照してください。)

Helix Coreが制御しているファイルタイプを識別するには、p4 openedまたはp4 filesコマンドを発行します。 Helix Coreファイルタイプを変更するには、-tfiletypeオプションを指定します。ファイルタイプの変更について詳しくは、『P4コマンドリファレンス』のp4 add、p4 edit、およびp4 reopenの各項の説明を参照してください。

Helix Coreは以下のファイルタイプをサポートします。

キーワード	説明	注釈	サーバ記憶
`apple`	Macファイル	Macのデータフォーク、リソースフォーク、ファイルタイプ、およびファイルクリエーターのAppleSingle記憶。詳細については、Macクライアントリリースノートを参照してください。	フルファイル、圧縮、AppleSingleフォーマット
`binary`	非テキストファイル	ワークスペースにバイナリファイルとして同期されます。ディポ内に圧縮された状態で記憶されます。	フルファイル、圧縮
`resource`	Macリソースフォーク	(旧式)このタイプは後方互換性を保つためにサポートされていますが、`apple`ファイルタイプを使用することを推奨します。	フルファイル、圧縮
`symlink`	シンボリックリンク	UNIX、OS Xまたは最近のバージョンのWindows環境にあるHelix Coreアプリケーションでは、これらのファイルはシンボリックリンクとして扱われます。その他のプラットフォームでは、これらのファイルは(小さい)テキストファイルと同様に示されます。	デルタ
`text`	テキストファイル	ワークスペースにテキストとして同期されます。行末変換が自動的に実行されます。	デルタ
`unicode`	Unicodeファイル	UnicodeモードのHelixサーバは`unicode`ファイルタイプをサポートします。このタイプのファイルは`P4CHARSET`により指定されたローカルの文字セットに変換されます。 UnicodeモードではないHelixサーバは、`unicode`ファイルタイプをサポートしません。詳細については、『Perforce国際語モードに関する注意事項』を参照してください。	デルタ、UTF-8
`utf8`	Unicodeファイル	サーバがUnicodeモードであるかどうかに関係なく、UTF8として検出されるファイルはUTF8として保存され、`P4CHARSET`設定によって変換されずにUTF8として同期されます。詳細については、『Perforce国際語モードに関する注意事項』を参照してください。	デルタ、UTF-8
`utf16`	Unicodeファイル	サービスがUnicodeモードで動作しているかどうかに関係なく、ファイルはUTF-8で転送され、クライアントワークスペースでUTF-16(BOM付き、ユーザのマシンに適切なバイトオーダー)にコード変換されます。詳細については、『Perforce国際語モードに関する注意事項』を参照してください。	デルタ、UTF-8