p4 where

概要

クライアントビューで決定された特定ファイルの位置を表示します。

構文

p4 [g-opts] where [file …]

解説

p4 whereはクライアントビューとルート(p4 clientで設定)を使用して、ディポの最上層、クライアントワークスペースの最上層、およびローカルOSのディレクトリツリーの最上層との相対関係におけるファイルの位置を表示します。このコマンドはファイルが存在するかどうかは確認しません。単に、ファイルが存在する場合にどこにあるかをレポートします。

パラメータとして指定された各ファイルについて、1セットのマッピングが出力されます。マッピングの各セットは、3つの部分からなる行で構成されています。最初の部分はディポシンタックスで表されたファイル名、2番目の部分はクライアントシンタックスで表されたファイル名、3番目の部分はローカルOS上でのファイルのパスです。

オプション

g-opts

“グローバルオプション”」を参照してください。

使用上の留意点

ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか?

ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか?

最低限必要なアクセスレベル

使用不可

使用不可

list

  • マッピングはクライアントビューから導出されます。ディポをクライアントワークスペース内の1つのディレクトリにマッピングしている単純なビューの場合、出力は1行です。

    より複雑なクライアントビューは複数行の出力を生成しますが、これには除外マッピングが含まれていることがあります。例えば、次のようなクライアントビューがあるとします。

    View: //a/... //client/a/...
          //a/b/... //client/b/...
    

    この場合、p4 where //a/b/file.txtを実行すると、次のような出力が生成されます。

    -//a/b/file.txt //client/a/b/file.txt //home/user/root/a/b/file.txt
    //a/b/file.txt //client/b/file.txt /home/user/root/b/file.txt
    

    この出力は、クライアントビューの最初のマッピングによってファイルは/home/user/root/a/b/file.txtとして現れるはずのところ、最初のマッピングは2番目のマッピングによってオーバーライドされている、と解釈できます。このオーバーライドを実行するために除外マッピングが使用され、2番目のマッピングが適用されてファイルは/home/user/root/b/file.txtに送られます。

  • 最も単純なケース(ディポシンタックス、クライアントシンタックス、およびローカルシンタックスでの各ファイル名を表示する、ファイル1つに付き1行の出力)の方が、はるかに一般的です。

p4 where file.c

file.cのディポ、クライアントワークスペース、およびローカルファイルシステムの位置(つまり、file.cがディポ内に存在する場合に表示される場所)を示します。

p4 where 100%25.txt

ファイル100%.txtの位置を示すために"%"文字のASCII拡張を使用します。

ASCII拡張は、@ (%40)、# (%23)、* (%2A)、% (%25)の4つの特殊文字に対してサポートされています。

関連コマンド

ディポから同期されたファイルのリビジョンを一覧表示する。

p4 have