p4 export

概要

ジャーナルまたはチェックポイントのレコードを抽出します。

構文


p4 export -c token [-J prefix] [-f] [-l lines] [-F filter]
          [-T tableexcludelist] [-P filterpattern]

p4 export -j token [-J prefix] [-f] [-l lines] [-F filter]
          [-T tableexcludelist] [-P filterpattern]

p4 export -j token [-J prefix] -r [-F filter] [-T tableexcludelist]
          [-P filterpattern]

解説

このコマンドは、チェックポイントおよびジャーナルのメタデータをPerforceサーバから出力します。オプションを指定しない場合、レコードはタグ付き形式でレポートされます。

タグ付き出力にはトランザクションの整合性を示すため、またはジャーナルの終端を示すために、いくつかのフィールドが追加されます。

特定のデータベーステーブルをデータのエクスポート対象から外すには、-Tオプションを使用してデータを除外したいテーブルのリストを指定します。複数のテーブルのデータを除外するには、テーブル名をスペースまたはカンマで区切ります。テーブル名は頭に"db."を付け、サーバルートディレクトリのデータベースファイルに使用される命名規則に従わなければなりません。テーブルの除外リストをスペースで区切った場合は、リストを引用符で囲む必要があります。

オプション

-c

チェックポイント番号または位置トークンを、以下の形式で指定します。checkpointnum#byteoffset

-f

非テキストのデータタイプが適切にフォーマットされるように、出力をフォーマットします。

-F filter

出力を、指定したfilterのパターンに一致するレコードに制限します。例: -F "table = db.configure"

-j

ジャーナル番号または位置トークンを、以下の形式で指定します。journalnum/byteoffset

-J prefix

ジャーナルのファイル名に付ける接頭語を、p4d -jc prefixと同様に指定します。

-l lines

出力するジャーナルレコードの行数を、指定したlinesに制限します。

-P filterpattern

出力を、指定したフィルタパターンに一致するレコードに制限します。複数の-Pオプションにより複数のフィルタパターンを指定できます。

filterpatternは2つの文字と1つのコロンから始め、クライアントフィルタまたはディポフィルタを指定して、パターンを含めるか除外するかを以下のシンタックスにより指定します

  • -Pic://client/pattern - 含めるクライアントレコード

  • -Pxc://client/pattern - 除外するクライアントレコード

  • -Pif://depot/pattern -含めるディポレコード

  • -Pxf://depot/pattern -除外するディポレコード

最初の文字ではレコードを含めるか除外するか(「i」または「x」)、を指定し、2番目の文字ではレコードがクライアントワークスペース関連であるかディポファイル関連であるか(「c」または「f」)を指定します。コロンは区切り文字で、残りのfilterpatternはクライアントワークスペースビューまたはディポファイルパスを示します。

このフィルタの実装メカニズムは、p4 serverフォームのClientDataFilter:およびRevisionDataFilter:フィールドと同じです。

-r

未加工のジャーナル出力を表示します。この引数はジャーナルにのみ適用されます。

-T tableexcludelist

エクスポート対象から除外するデータベーステーブル(db.havedb.clientなど)のリストを供給します。

出力を、指定したfilterのパターンに一致するレコードに制限します。例: -T db.have,db.client-T "db.have db.client""

g-opts

“グローバルオプション”」を参照してください。

使用上の留意点

ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか?

ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか?

最低限必要なアクセスレベル

適用外

適用外

super

  • 圧縮されたジャーナルまたはチェックポイントはサポートされていません

p4 export -T "db.have db.working"

p4 exportを実行しますが、db.haveテーブルとdb.workingテーブルのレコードは無視します。

関連コマンド

あるサーバから別のサーバにメタデータを複製する。

p4 replicate

ジャーナルレコード(およびファイルの内容)をマスターサーバからレプリカサーバへとプルする。

p4 pull