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第1号

特集
物性最前線

2011.7発行

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特集記事

第1号 物性最前線 紹介

次世代材料・デバイスの開発が加速しています。それは、携帯情報端末の高密度・高機能化を牽引するものであり、また、脱炭素社会の実現のためのキーテクノロジーでもあります。例えば、新しい機能を持った高分子材料や、シリコンデバイスを超える次世代半導体デバイスなど、新しい原理に基づき機能する革新性を持ったものです。
そのような革新的材料・デバイスは、従来の計測機器ではその物性が計測できず、そのことが、開発のネックになっていることが多くあります。その意味で、開発ツールとしての新しい計測装置の開発は非常に重要です。また、先ず先端計測装置で、今まで見ることができていない領域を調べ、知見を得ることから、新たな研究・開発への着想を得ることができるという側面の重要性も指摘されています。
東陽テクニカは、海外の先端計測・分析装置の販売と並行して、自身でも、市場の新しい研究開発ニーズにお応えすべく、新しい測定手法による測定装置を数多く開発してきております。その中から最近の開発例を紹介させていただきます。これらの開発においては、産学各方面の多くの方々から、ご提案、ご協力をいただきました。ここに、深く謝意を表します。

監修者紹介

株式会社東陽テクニカ 常務取締役

小浜 民和

1972年東陽テクニカ入社。一貫して計測器営業に従事。半導体、磁性体、超伝導体など材料・デバイス特性測定の分野が長い。