感染性廃棄物滅菌装置

感染性医療廃棄物処理装置『DISPOPAC』シリーズ

DISPOPACは感染性医療廃棄物を滅菌し、非感染性廃棄物へ変換する装置です。

環境省処理ガイドライン(廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル平成24年5月環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部)に基づく安全・安心の処理を実現しました。

 

 

 

 導入メリット

❐ コスト削減効果
❐ 社会的な信用獲得(排出事業者責任)
❐ 環境負荷の低減
❐ 感染性廃棄物の分別/分類
❐ ごみの減容、 他

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  ==>DISPOPAC導入施設のご案内
==>DISPOPAC 雑誌「Phase3」導入施設抜粋記事

 

コスト削減効果

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近年、高齢化社会への移行による患者数の増加やディスポーザル製品の増加によって、医療廃棄物は増加の一途をたどっています。その中でも感染性医療廃棄物の処理は、特別管理廃棄物として、ハザードマークの付いた特別な容器で集められ、処分費用も一般産業用廃棄物と比較し非常に割高になっています。医療機関にとってその医療廃棄物処理費用の増大は病院経営にとっても大きな問題となっています。
DISPOPACは、医療廃棄物を滅菌処理し、産業廃棄物へ転換することで、感染性廃棄物処理費用の大きなコストダウン効果が見込めます。

排出事業者責任

医療機関には、医療廃棄物の排出事業者としての責任があります。外部委託していても、排出事業者の感染制御の責任がなくなるわけではありません。外部委託する場合は、マニフェストによって処分ルートをトレースするだけでなく、感染性廃棄物が最終処分に至るまでは、廃棄処分が不適切に行われないよう必要な措置を講じなければなりません。
実際に過去には、病院の知らぬ間に医療廃棄物の不法投棄が行われたこともありました。仮に何か問題が生じた場合は、厳しい罰則規定が、処分業者だけでなく医療機関にも科せられます。罰則だけでなく、医療機関としての信頼・信用の失墜のほうが打撃になります。
DISPOPACで迅速に滅菌・無害化することで、排出事業者責任を全うするだけでなく、院内感染の予防、リスク低減、拡散防止対策にもなり、院内感染対策のひとつとして患者、職員、さらに周辺住民への社会的責任を遂行できます。

環境負荷の低減

産業活動に伴って排出された温室効果ガスを主因とする地球温暖化は近年大きな問題となっています。地球温暖化の影響は、気温の上昇と地球の気候の変動で、自然環境に重大な問題を引き起こす可能性があります。こうした問題は、温暖化への対策を十分に行わない場合、さらに深刻な被害をもたらす危険性を指摘されています。日本でも地球温暖化対策の推進に関する法律で、2030年度に2013年度比で26%削減、長期的には2050年までに80%のCO2削減目標があります。
DISPOPACは、燃焼はせず高温乾熱で医療廃棄物を滅菌します。処理工程でCO2は発生もなく、ダイオキシン生成もありませんので、環境に非常にやさしいシステムです。また最終的に圧縮することで、最大1/6までゴミを減容しますので、運搬回数の削減などの面でもCO2削減効果も期待できます。
環境保護活動として個々の貢献度は大きくないかもしれませんが、医療機関としてのできることとしてCO2削減への取り組みを行い、病院の社会的責任(CSR)のひとつとして地球環境保護への貢献ができます。

感染性廃棄物の分別/分類

コンビニやスーパーでの容器など、様々なものが使い捨て(ディスポーザル)になってきており、ゴミの量は増大傾向にあります。医療機関も例外ではなく、コスト削減、業務効率化、感染防止対策などの面でディスポ材料の使用を増やしています。そのディスポ材料は、注射器・注射針・カテーテルなどから、人工透析のダイアライザー、おむつなど対象が広がってきています。
処理量の増加と共に感染性廃棄物の処理費用に焦点が当たりますが、その保管・分別・管理に関しても問題となっています。DISPOPACは、院内から排出される約90%の医療廃棄物を滅菌処理することができます。処理対象が明確で医療廃棄物分別・分類もシンプルにできます。ゴミ箱の種類も減らすことで、分別・分類ミスや管理を少なくすることができ、院内感染対策や感染制御にも有効です。

ごみの減容

DISPOPACは、圧縮工程によって、ゴミ袋だけでなくペール缶容器を最大1/6まで減容することができます。減容することで、保管スペースの節減ができるだけでなく、回収回数を減らすことで、トラックから排出されるCO2削減対策に寄与できます。
感染性廃棄物は滅菌され、非感染性廃棄物となり圧縮されていますので、衛生的に保管ができ、院内で働く方々の衛生・作業環境面の改善も期待できます。

特長

  • 180℃ 30分以上の乾熱処理
    • 廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル(平成24年5月環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部)
  • 感熱式ドライエアによる高温滅菌
    • 確実な滅菌を実現
  • HEPAと活性炭のダブル消臭
    • 処理時の臭いが気にならない
  • 20トンプレスで加圧玉砕
    • 最大1/6のゴミ減容を実現
    • 金属購入も問題なし
  • 長期運用
    • 故障が少なく、法定耐用年数17年

処理対象

固定状のもの
診療材料、ディスポ手袋、脱脂綿、アルコール、綿、ガーゼ、包帯、紙、布類、ギプス包帯、紙おむつ、術衣、マスク、手袋、ディスポガウン、ディスポシーツ、など

鋭利な物
注射針、メス、替刃、輸液ビンガラス製器材、輸液セット、針、チューブ、シリンジ、アンプル、化学療法用ボトル、チューブ類、カテーテル、ガイドワイヤー、アポーズ、試験管培地シャーレ、スピッツ等、ダイアライザー、カテーテル内筒、スキンステープラー、ハサミ、カンシ、ピンセット、ディスポ医療器械など