◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ Perforce Helix をご利用のお客様へ --------------------------------- ・Helix Core : 2017.2 ・Helix GUIクライアント: 2017.3 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 2018年5月 株式会社東陽テクニカ いつも、高速ソフトウェア構成管理ツール Perforce Helix をご利用いただきまして、誠 にありがとうございます。 この ドキュメントでは、弊社が 2018年5月にリリースした Perforce Helix(Helix Core :2017.2、Helix GUIクライアント:2017.3)をご利用になる場合の注意事項について説明 いたします。 -------------------------------------------------------------------------------- 製品ブランドについて -------------------------------------------------------------------------------- Perforce Software社は 2015年春、これまでリリースしたすべての製品に対して「Helix」 というブランド名を付けました。 これに伴い、各製品の呼称が変わりました。代表的な製品については次のとおりです。 旧 → 新 Perforce サーバ → Helix Core P4V → Helix P4V P4Merge → Helix P4Merge P4Web → Helix P4Web Swarm → Helix Swarm ただ、全体を包括するブラント名として Helix という名称を用いるものの、個々の製品 (例えば、Helix Core や Helix P4V など)の機能はこれまでとまったく変わりございま せん。 詳細は、Perforce Software社ホームページ(http://www.perforce.com/ )をご覧いただ くか、弊社までお問い合わせください。 -------------------------------------------------------------------------------- 【重要】Helix Core の Unicode モードについて -------------------------------------------------------------------------------- Helix Core のメタデータ(変更のコメント、ファイルパス、ラベル名等)に日本語を用い る場合、Helix Core を Unicode モードで起動する必要があります。 Helix Core のサーバ環境を構築した後、手動で次のコマンドを実行してください。 p4d -r -xi には、Helix Core のサーバルートディレクトリのパスを指定します。 詳しくは、次のマニュアルをご参照ください。 「PERFORCE サーバ管理者ガイド: 基本」 Perforceの使用開始にあたって: インストールとアップグレード http://www.toyo.co.jp/files/user/img/product/ss/help/perforce/r15.1/manuals/p4sag/chapter.install.html -------------------------------------------------------------------------------- 【重要】Helix Core(P4D)のアップグレードについて -------------------------------------------------------------------------------- - アップグレードを行うには、ライセンスファイルが有効でなければなりません。失効し たライセンスでは、アップグレードした Helix Core を起動できません。 - アップグレードの前には、データベースのチェックポイントを作成し、バージョン化フ ァイルとともにバックアップしてください。 - いったんアップグレードしたデータベースは、ダウングレードできません。 - アップグレード前のバージョンが 2013.2 以下である場合は、スキーマのアップデート (p4d -xu)を行う前に、データベースフォーマットのアップデート(p4d 2017.2 によ るチェックポイントからのリストア)が必要です。データベースフォーマットのアップ デート手順は、次のとおりです。 1. Helix Core(p4d)を停止させます。 2. 旧バージョンの p4d を使って、データベースのチェックポイントを作成します。 (p4d -jc) 3. 現状のデータベース(db.* ファイル)を別の場所に退避します。 4. バージョン 2017.2 の p4d を使って、そのチェックポイントから新規のデータベース をリストアします。(p4d -jr) -------------------------------------------------------------------------------- 【重要】サブスクリプションライセンスについて -------------------------------------------------------------------------------- サブスクリプションライセンスを含むライセンスで起動している Helix Core 環境をアッ プグレードする際は、以下に示すとおり注意が必要です。 サブスクリプションライセンスを設定する前のライセンス(すなわち、パーマネントラ イセンスのみのライセンス)で、アップグレード後の Helix Core が起動できるかどう かをご確認ください。次の場合、Helix Core は起動できません。 ・当該パーマネントライセンスの Support Expire に示された日付が、アップグレード 後の Helix Core のリリース日よりも古い場合 この状態で Helix Core をアップグレードすると、サブスクリプションライセンスが失 効したとき、Helix Core を起動することができなくなります。 これを回避するためには、次のいずれかの対応を行っていただく必要があります。 - サブスクリプションライセンスを更新し続ける。 - パーマネントライセンスの保守契約を更新する。 いずれの対応も行えない環境では、Helix Core のアップグレードを控えてくださいますよ うお願いいたします。 -------------------------------------------------------------------------------- 【重要】Windows版 Helix のインストールについて -------------------------------------------------------------------------------- バージョン 2013.1 より新しい Helix Core(Perforce サーバ)、およびバージョン 2013.2 より新しい Helix GUIクライアントの Windows版インストーラは、すべて英語表示 となります。 英語版インストーラの実行手順については、次のドキュメントをご参照ください。 「Windows版 Perforce Helix Core 2017.2 Windows版 Perforce Helix GUI クライアント 2017.3 英語版インストーラの実行手順」 (http://www.toyo.co.jp/files/user/img/product/ss/files/perforce/ja_pack/install_proc.pdf) インストール後の Helix GUIクライアントを日本語表示にするためには、弊社が提供する バッチファイル(p4_japack_inst.bat)を実行する必要があります。詳しくは、次のドキ ュメントをご参照ください。 Perforce Helix GUI クライアント 2017.3 インストールおよび日本語パック適用の手引き」 (http://www.toyo.co.jp/files/user/img/product/ss/files/perforce/ja_pack/japack_readme.pdf) -------------------------------------------------------------------------------- 【重要】Windows 環境変数 UNICODEMAP_JP の設定について -------------------------------------------------------------------------------- Windows 版 Helix GUIクライアント(P4V および P4Merge)で日本語を含むファイルを扱 う場合、次の Windows 環境変数を設定する必要があります。 環境変数名: UNICODEMAP_JP 値 : cp932,nec-vdc なお、前述の p4_japack_inst.bat は、お客様への確認プロンプトを表示したうえで、 Windows のシステムの環境変数として UNICODEMAP_JP を設定します。 Windows 環境変数 UNICODEMAP_JP を Helix 以外の目的で別途設定されているお客様は、 お手数ですがテクニカルサポート(ss_support@toyo.co.jp)にご相談ください。 -------------------------------------------------------------------------------- Windows版 Perforce Helix のアンインストールについて -------------------------------------------------------------------------------- Perforce Helix のプログラム(Helix Core、Helix GUIクライアント)をアンインストー ルする際、それより古いバージョンがインストールされていると、次の警告メッセージが 表示される場合があります。 警告 このインストーラによってアンインストールしようとしている機能の中に、古いバージ ョンに対応した機能が含まれている可能性があります。効率的にアンインストールする には、最初に古いインストーラを使ってアンインストールを行った後、このアンインス トールを続行します。下の手順に従ってください。 1. 古いバージョンのインストーラを実行します。 2. 古いインストーラにおいて、アンインストールしたい機能/コンポーネントを選択し、 アンインストールを完了させてください。リブートにはチェックを付けないでくださ い。 3. この新しいインストーラに戻って、アンインストールを完了させてください。 4. 手順2 において要求された場合は、マシンをリブートします。 ご迷惑をおかけして申し訳ありません。ご質問がありましたら ss_support@toyo.co.jp にご連絡ください。 該当するバージョンのインストーラを実行すれば、古いバージョンに対応した機能(Windows レジストリ・キー)は正しく削除されます。 アンインストール後、クライアント PC を再起動してください。 -------------------------------------------------------------------------------- MacOS X版、および Linux版 GUIクライアントについて -------------------------------------------------------------------------------- GUI のベースとなる Qt が Qt4 から Qt5 へ移行されたことにより、MacOS X版、および Linux版 GUIクライアントにいくつかの影響が出ました。その一つとして、古い(目安は 2012年以前の)XServer のサポートを受けることができなくなります。 また、Linux 版 P4V 2012.1 以降、glibc 2.5-49 あるいはこれ以降の glibc が必須とな ります。 詳しくは、GUIクライアント リリースノート(p4vnotes_ja.txt)をご参照ください。 -------------------------------------------------------------------------------- 日本語 OS 上で Perforce Helix をご利用になる場合のご注意 -------------------------------------------------------------------------------- 日本語 OS 上で Perforce Helix をご利用になる場合は、必ず事前に「国際語モードに関 する注意事項」(ファイル名: i18nnotes_ja.txt)をお読みください。 -------------------------------------------------------------------------------- Helix 環境変数 P4LANGUAGE のサポート -------------------------------------------------------------------------------- Helix Core のデータベースに、日本語メッセージを設定することができます。 日本語版 Helix の保守契約を締結していただいているお客様に、日本語メッセージを 表示するためのメッセージファイルをご提供いたします。ご希望のお客様は、 ss_support@toyo.co.jp にご連絡ください。 -------------------------------------------------------------------------------- OpenSSL の脆弱性対応について -------------------------------------------------------------------------------- Helix Core 2017.3/1637591 は、バージョン 1.0.2n の OpenSSL ライブラリをリンクして います。 -------------------------------------------------------------------------------- Helix Core 2017.2、Helix GUIクライアント 2017.3 における既知の制限事項 -------------------------------------------------------------------------------- このバージョンにおける、既知の制限事項を以下に示します。 新機能および不具合修正の詳細につきましては、恐れ入りますが、以下のリリースノート をご参照ください。 - p4d/p4 リリースノート(relnotes_ja.txt) - P4V リリースノート(p4vnotes_ja.txt) - P4Merge リリースノート(p4vmergenotes_ja.txt) - P4Admin リリースノート(p4vadminnotes_ja.txt) #32155: ストリーム用ワークスペースにリビジョン固定のためのチェンジリスト番号を指 定したとき、そのワークスペースでリビジョンを取得する際に P4V がクラッシュ する場合があります。 #H13972: DVCS 環境でクローン操作またはフェッチ操作を実行した際、不当なエラーメッ セージが表示される場合があります。 #H12659: ディットマッピングで「1 対 3 以上」のマッピングを設定すると、先頭行と最 終行以外が正しくマッピングできません。 #31567: Linux版 P4V では、入力フィールドに直接日本語文字列を入力することができま せん。 #28447: P4Combine による Word ファイルの差分表示(新機能)において、日本語を含む ファイル名を正しく取り扱えません。 #27883: P4Broker を経由したとき、トリガスクリプトのパラメータ %clienthost% に P4Broker ホスト名が設定される場合があります。 #26375: パスワードの必要文字数をデフォルトの 8文字以上に設定している場合、[接続を オープン] ダイアログにおいて新規ユーザのパスワードを正しく設定できない場 合があります。 #26200: P4Admin 上で、削除したグループが表示されたままになる場合があります。 #26165: ストリームを新規作成する際、ファイルを取り込むための反映先パスが、選択肢 として表示されない場合があります。 #25812: サブミットまで時間がかかる場合に表示される進捗バーにおいて、ファイルが文 字化けする場合があります。 #25810: P4V において、「プリファレンス」->「ファイル・エディタ」ページ:デフォル ト項目でのソートができません。 #25809: EUC ファイルのマージで、かつ、衝突マーカが挿入される際、挿入される衝突マー カのファイルパスが文字化けします。 #25800: P4VC では、日本語文字列を適切に取り扱えない場合があります。 #25716: P4V のストリームグラフにおいて、main ストリームの表示のチェックを外してい るにもかかわらず表示されます。 #25715: ストリーム作成の際、自動生成されるブランチ仕様について、 View のデフォル ト値が不適切です。 #25658: P4Admin においてパーミッションテーブルを変更するとき、コメントのみの行を 追加・保存した後に P4Admin を再起動すると、コメント行が削除されます。 #22471: P4V のプレビュー機能では、クライアント OS 標準の文字コード以外のファイル をプレビューできません。 #17822: P4V の右パネルにおいて、カスタム・ツールの %O および %o パラメータが正し く動作しません。 #17352: ラベル、ジョブ、ブランチ、ユーザを新規に作成する際、不当な文字(「%」と 「/」)を含めた名前でこれらを作成できてしまいます。 #17104: P4V を使った場合、ジョブの必須フィールドが未入力であるにもかかわらず、ジ ョブを登録できてしまう場合があります。 -------------- お問い合わせ先 -------------- 株式会社東陽テクニカ ソフトウェア・ソリューション Perforce 技術サポート mailto:ss_support@toyo.co.jp TEL 03-3245-1248 FAX 03-3246-0645 弊社ホームページでは、Perforce の製品情報や技術情報を公開しております。ご参考にし ていただければ幸いです。 http://www.toyo.co.jp/ss/perforce/