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PERFORCE
ID.015
Q. サードパーティ用のベンダー・ブランチを作成
A.
このノートでは、外部組織によって変更されたソースコードをサブミットする「ベンダー・ブランチ」について、その運用手順を説明します。サード・パーティ からコードが提供された(コード・ドロップ)とき、どこが変更されたのかを特定し、必要であれば、それから自分のコードラインへマージしたいと思われるこ とでしょう。

例えば、ディポの //depot/main/gui配下に、ある開発プロジェクトを持っているとします。このプロジェクトの開発はグレイ・グローブス・ソフトウェア (GGS)に外部委託され、//depot/main/gui 配下のすべてのソースファイルはGGSに送られます。

初めにすることは、GGS用にコードラインをブランチすることです。例えば、次のように実行します。

p4 submit

(デフォルトで、PERFORCEは反映先のファイル(//depot/ggs/gui/...)を関連するクライアント・ワークスペースへコピーします。-v オプションを付けるとこのファイル転送が抑止され、処理が速くなります。)
その後、GGSによるコード・ドロップにおいて、以下を実行します。:

Root: c:\ggs
View: //depot/ggs/gui/... //ggs-drop/gui/...




p4 diff -sd ... | p4 -x - delete
p4 diff -se ... | p4 -x - edit dir/s/b | p4 -x - add

UNIX上では、最終行は次のようになります。:


Macintosh上でMPWを使っている場合には、最終行は次のようになります。:



場合によっては、GGSの変更を自社のコードラインへ取り込みたいかもしれません。そのときは、単純にベンダー・ブランチから自社コードラインへ、次のように反映を行います。:

p4 resolve
p4 submit