FAQ
採用情報【新】
PERFORCE
ID.884
Q. データの破損を招く不適切なRAIDコントローラ
A.
概要
PERFORCEバックアップでは、RAIDミラーに依存しないでください。不完全なRAIDコントローラは破損したデータを作り出し、役に立たない冗長なデータをミラー上にレンダリングすることがあります。

PERFORCEファイル(チェックポイント、バージョン化ファイル、現在のジャーナルおよびローテートされたジャーナル)は常に、PERFORCEデー タベースとは別のハードドライブに置く必要があります。こうして分離することにより、主要記憶装置が破壊されるか、または障害が起きた場合に、バックアッ プ・ファイルが失われることが避けられます。
RAIDシステムのユーザは、「ミラーリングされた」ドライブ(RAID1ドライブやRAID10ドライブなど)を使用すれば、別のドライブまたはバック アップは不要であると思っているかもしれません。それは間違った考えです。RAIDは冗長なデータを作り出しますが、RAIDには、データの妥当性を判断 する方法がありません。不完全なファイルシステム情報でさえ、元から書かれていたかのようにコピーされます。
ある顧客サイトでは、すべてのPERFORCE関連のデータがRAID10ファイルシステムに格納されていましたが、RAIDコントローラに障害が発生し たとき、プライマリ・イメージのすべてのファイルが破壊されました。システムは破損したすべてのファイルをミラーにコピーしてしまいました。その顧客には 破損したファイルだけが残り、回復も不可能でした。
PERFORCEのバックアップファイル(チェックポイント、バージョン化ファイル、現在のジャーナルおよびローテートされたジャーナル)は、 PERFORCEデータベース(db.*)ファイルとは別のハードドライブに格納することが強く推奨されます。そうすることにより、ハードウェアの障害が 発生したときに、PERFORCEサーバを完全に回復できる可能性が最も高くなります。