東陽テクニカが国内総代理店を務めるXenomatiX社がマレリ社とLiDARソリューションの共同開発契約を締結

News Release

※本記事は2020年1月15日に掲載した記事の再掲載となります。情報はもとの掲載日現在の情報です。
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株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:五味 勝)は、2020年1月7日から10日までの4日間、米国ラスベガスで開催された世界最大規模のエレクトロニクスショーである「CES 2020」において、当社が国内総代理店契約を結んでいるXenomatiX N.V(本社:ベルギー フラームス=ブラバント州ルーヴェン、以下XenomatiX社)がマレリ株式会社(本社:埼玉県さいたま市、以下マレリ社)と、1月7日(現地時間)に、自動運転分野での技術・商業開発契約の締結を発表したことをお知らせいたします。

XenomatiX社は“True-Solid-State”型LiDARのサプライヤーで、同社のLiDARソリューションは既に日本でも多くの導入実績があります。今回の合意はワールドワイドでの同社のビジネスのさらなる拡大に繋がるものです。

※可動部分と回転機構を持たないため、壊れにくく、設置場所の自由度が高いLiDARセンサー

発表風景|自動車計測ポータルサイト|東陽テクニカ

発表風景(左から、マレリ社Sylvian Dubois氏、XenomatiX社Filip Geuens氏、マレリ社Detlef Juerss博士)

発表内容

XenomatiX社は、先進運転支援システム(ADAS)および自動運転(AD)アプリケーション用のTrue-Solid-State型LiDARモジュールを、マレリ社の自動車照明部門に供給します。それによりマレリ社の自動車照明部門とXenomatiX社は、将来の世界的な自動車ニーズに対応するためのモジュラーLiDARシステムソリューションを供給していきます。また、2018年にマレリ社が買収したフランスのスタートアップ企業である「Smart Me Up」の人工知能(AI)知覚技術も活用します。

背景

LiDARセンサーは、自動車分野のADASおよび自動運転アプリケーションにおいて広く使われています。車線変更アシスト、高速道路パイロット、交通渋滞アシストなどのアプリケーションは、LiDARセンサーを使用したシステムに大きく依存しています。XenomatiX社は、True-Solid-State型LiDARセンサーのように、実績のある半導体技術をベースにした、量産を目的としたユニークな製品を販売しています。XenomatiX社とマレリ社の自動車照明部門が新たに開発するTrue-Solid-State型マルチビームLiDAR技術は、独自の機能により、さまざまなADAS機能を実現するために不可欠な、高い信頼性と長距離・広範囲の測定を実現します。

XenomatiX社のLiDARは、高解像度、高信頼性、高耐久性で知られています。同社は他のLiDARとはまったく異なる、非走査型LiDARを採用しています。XenomatiX社のXenoTrackXenoLidarの製品群は、すでに多くのティア1サプライヤーや自動車メーカーから評価されており、LiDAR市場で豊富な経験を積んでいます。
マレリ社の自動車照明部門は、世界の主要な自動車メーカーとその拠点において主要な地位を占めており、今後本ソリューションを本格的に展開するための重要な強みとなります。XenomatiX社がLiDARセンサーに採用している新しいモジュラーアプローチは、研究開発を最適化しながら、柔軟に複数のアプリケーションに応用できます。

マレリ株式会社について

マレリは、世界的な独立系自動車関連サプライヤーです。イノベーションとモノづくりに確かな実績を持つ同社の使命は、お客様やパートナーと協力して、より安全で、より環境に優しく、より良いつながりのある世界を造ることを通じて、モビリティの未来を変えることです。全世界に約62,000人の従業員を擁するマレリは、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカに約170の施設や研究開発センターを有し、2018年の売上は約146億ユーロ(約1兆8250億円)に達しています。
マレリ社Webサイト:https://www.marelli-corporation.com/

XenomatiX N.V.について

XenomatiX社は、先進運転支援システム(ADAS)と自動運転(AD)のための“True-Solid-State型”LiDARソリューションを提供する最初の会社です。正確なリアルタイム3Dデジタル化と車両周辺の認識を可能にし、より安全で快適な車両につながるアプリケーションを強化する製品を設計・製造しています。同社の次世代LiDARソリューションは、信頼性のある実証済の技術をベースに、非常に優れた物体検出と追跡、自由空間検出、道路プロファイル測定、位置確認機能を提供しています。XenomatiX社は、自動車メーカー、ティア1サプライヤーおよびインテグレータのニーズを満たし、自動車市場の進化と自動車産業の要件を先取りするために、常に技術の改良と投資を行っています。
XenomatiX社 Webサイト:http://www.xenomatix.com/

本件に関するお問い合わせ先

株式会社東陽テクニカ 機械制御計測部
TEL:03-3245-1242 (直通)
E-mail:ele2@toyo.co.jp
XenomatiX社製品サイト: https://www.toyo.co.jp/mecha/maker/product_list/id=13471
▼自動運転EXPOに出展します▼
https://www.toyo.co.jp/mecha/seminar/detail/autonomous-drive2020.html

※本ニュースリリースに記載されている内容は、発表日現在の情報です。
製品情報、サービス内容、お問い合わせ先など、予告なく変更する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

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