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展示会レポート
 株式会社東陽テクニカ

展示会レポート:「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」<後編>

目次

東陽テクニカは、2019年5月22日~24日、パシフィコ横浜において行われた自動車技術者のための国内最大の技術展「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」に出展し、「自動運転/ADAS(先進運転支援システム)」「コネクテッドカー」「電動化」「安心・安全」「快適性」をテーマに数多くの製品を展示しました。
「自動車計測ポータル」編集部によるレポートの後編です。>>前編はこちら

小さくてもハイパワー出力 【電動化】

大容量でもコンパクト「PSB10000シリーズ」

大容量でもコンパクト「PSB10000シリーズ」

—— : どんなお客様に使っていただけますか?

EVのモータやインバータなど、車載電装品の評価をしている人たちすべてです。

—— :どんなシーンで使いますか?

例えば、コンバータやインバータのメーカー様は、それらを搭載する自動車のメーカー様からの要求として、耐久試験・環境試験などを行います。実際のバッテリーでは安全性などの観点から行うのが難しい長時間通電やさまざまな環境条件下で再現性が求められるシーンで、この「PSB10000シリーズ」をバッテリーシミュレータとして使います。

—— :競合品はありますか?また競合品と比べて優位点はどんなところでしょうか?

正直なところ、競合品は数多くあります。本製品の優位点はなんといっても軽量・コンパクトなところです。例えば、30kWの大容量のバッテリーシミュレータを構成する場合、競合製品では高さが1~2m、重さにして200~400kgの電源ラックシステムを組む必要がありますが、本製品では高さ20cm弱、重さ44kgまで抑えることができます。限られた試験スペースで試験ができ、持ち運びが簡単ということで、本製品が選ばれています。
展示している「PSB10000シリーズ」は2019年2月に発売しました。これは2年前に発売した「PSB9000シリーズ」の後継機種ですが、大きさは2/3とさらにコンパクトになりました。高電圧モデルでこの大きさは希少といえます。

—— :ありがとうございました。

「つながるクルマ」実現のために 【コネクテッド】

V2X ECUベンチマークテストベッド「V2Xエミュレータ」

V2X ECUベンチマークテストベッド「V2Xエミュレータ」

—— :何をするものですか?

V2Xを実現するにあたり、実際に車を走らせて実験をするのは手間も費用もかかります。そこでまずはラボ環境で、衝突回避試験などを装置だけでシミュレーションするシステムです。屋外では再現が難しい交通シナリオでもラボ内で安全に検証ができます。

—— : 営業活動の中で、「コネクテッド」が盛り上がっていると感じますか?

将来的には「コネクテッド」が実現するという動きを感じているのは確かですが、いわゆるV2V(車車間通信)の実現にはまだ時間がかかりそうというのが実感です。実現のためには自動車メーカー様1社が開発しただけではだめで、全ての自動車にV2V機能が搭載されている必要があります。そういう意味では法整備もこれからですし、今すぐに実現というわけにはいかないでしょうね。
今実現されているのは、万が一事故が起きた時に、自動車からオペレーターに接続し緊急車両を手配したりするなど、クルマがネットワークとつながっていて通信ができるというレベルです。

—— :将来のための技術なのですね。ありがとうございました。

ソフトウェアの厳しい要件を満たす 【安心・安全】

「Helix QAC/コンプライアンス対応モジュール」

「Helix QAC/コンプライアンス対応モジュール」

—— :何をするためのものですか?

昨今の組込みソフトウェア開発の現場では、「安心・安全」に対する要求が今まで以上に厳しいものとなっています。これらの要求に応えるために、さまざまなコーディング規格(セキュリティに特化したCERT-C/C++コーディングガイドラインや自動車開発に特化したMISRA-C/C++コーディングガイドラインなど)が存在します。これらの規格に対するソースコードの適合度を自動で評価できるのが、このツールセットです。

—— : どんなお客様が何のために使われていますか?

組込みソフトウェア開発に携わっている方々、その中でも車載ソフトウェア開発者の方々に多くご利用いただいています。ソフトウェアの側面から自動車の安心・安全を担保するための開発支援ツールとして選ばれています。

—— :ありがとうございました。

>>前編はこちら

車室内に持ち込んで音振動を測る 【快適性】

車室内に持ち込める「MicroQ」

車室内に持ち込める「MicroQ」

—— :「フロントエンド」という言葉は耳慣れないのですが、ユーザーが現場で使う計測器、というニュアンスでよいですか?

そうですね、その理解でよいと思います。

—— : 具体的にどういう音を測るのですか?

自動車が走行しているときのエンジン音、排気音、タイヤのロードノイズなどを測ります。最大12チャンネルまで対応していますので、複数の場所で取得した音と振動のデータを同時に「見る」ことができます。

—— : どんな特長がありますか?

「小型」というのが最大の特長です。もうひとつの強みは「クラウドに接続ができる」ことです。振動・騒音を測定したデータをスタンドにセットすると、自動的にクラウドへデータを保存・解析・登録できます。

—— : このスタンドは単なる充電器ではないのですね?

もちろん充電もします。内蔵バッテリーと外付けバッテリーを同時に充電することができ、フル充電すると二つのバッテリーを使うことで最大4時間まで計測を行うことができます。また、充電機能だけではなく通信機能も搭載しているためクラウドへの接続も可能なのです。

本体に外付けバッテリーを取り付けたところ

本体に外付けバッテリーを取り付けたところ

—— :ありがとうございました。

>>前編はこちら

東陽テクニカブース

東陽テクニカブース

今年は開催日3日間とも晴天に恵まれたこともあったのか、連日前年よりも多くのお客様が会場を訪れたようです。東陽テクニカブースでもたくさんのお客様との出会いがありました。ありがとうございました。
ご紹介した製品についてご興味がございましたら、各製品ページをご覧いただくか、こちらよりお問い合わせください。

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