NetEyezV2.5ソフトウェアリリースのお知らせ
Net Eyezシリーズ
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 このたびNetEyezはV2.5をリリースいたしましたので、お知らせいたします。あらためてNetEyezの特長と、V2.5の新機能をお知らせします。
NetEyezの特長
- ダッシュボード
- 解析機能
- トレンドグラフ
- レポート機能
- アラーム
- ベースラインアラーム
- アクティブ監視機能
各機能の詳細とV2.5の新機能
ダッシュボード
ネットワークを監視して、その状況を一目で見ることができるウィンドウです。 多くのユーザの要求にマッチするように設計された4つのダッシュボードがあらかじめ用意されています。 またユーザは独自のダッシュボードを定義して使用することができます。バージョン2.5からは標準のダッシュボードの非表示も可能となり、完全にユーザの関心対象だけに絞ったダッシュボードだけを表示できるようになりました。
実際の画面イメージ
解析機能
アラームや監視結果に基づいて、数多くのネットワーク情報の解析を行うことができます。 バージョン2.0からはマルチキャストの解析が追加されました。また、ユーザにとって特に関心の高いネットワークのパフォーマンス解析は一つのページに集約して表示するようになりました。
実際の画面イメージ
トレンドグラフ
数々のKPI(ネットワークの重要な性能を示す値)の時系列変化を見るためのグラフが表示可能です。 各ページ内の各種解析情報は上部に表示されるKPIのトレンドグラフと同期して表示されるので、表示する時間範囲やトレンドグラフ上の関心領域を設定することで、解析結果を絞り込むことが出来ます。 バージョン2.0以降では全てのトレンドグラフ上でKPIとしてネットワーク使用率を選ぶことが出来るようになりました。 リアルタイムの監視画面では直近の7日間までのトレンドグラフが自動的に表示されます。 また、データを監視履歴に切り替えることで任意で表示期間を切り替えることが出来るようになり、最小で1分単位グラフが表示できます。特に、マルチキャスト解析画面では時間範囲を絞ることによって秒単位でトレンドチャートを表示して解析できるようになりました。
レポート機能
監視状況を定期的、または必要に応じてPDF形式のレポートとして出力することが可能です。 このレポートはユーザ独自に定義することが出来、画面上でレポートイメージを確認できます。また、ダッシュボードの定義とも連動しているので、ダッシュボードとして見ることも可能です。バージョン2.0以降は定期的に日報、週報、月報等のレポートをメールやSlackなどを使用して外部に送ることが可能になりました。
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アラーム機能
ユーザがダッシュボードを見てネットワーク上の異常を調べるだけではなく、NetEyezが通常と異なる事象の発生を見つけてくれる機能です。バージョン2.0からはベースラインアラームを追加、バージョン2.5ではチャンネル毎の使用率と、グローバルサーバ、クライアント等のアラームが追加されて、7つのクラスで43種類のアラームが揃いました。
実際の画面イメージ
ベースラインアラーム機能
アラームの閾値を過去の同じ時間帯に計測された値から動的に決めることで、時間帯によって変化するKPIの大きな変動を捉えるアラームです。曜日や時間帯によってネットワークの活動傾向が大きく異なる場合に、適切な閾値を過去の実測値平均を基に自動的に決定することで、より有効なアラームを発生することが可能になります。バージョン2.5からは、KPIのトレンドグラフ上に、ベースラインアラームの閾値を表示することができるようになり、アラーム発生時の状況を視覚的に捉えることができるようになりました。
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アクティブ監視機能
NetEyezの監視機能はネットワーク上を流れるパケットをパッシブに解析して行うため、スイッチのモニターポート等に繋げるだけで簡単に監視を始めることが出来ます。さらに重要な監視対象のIPアドレスを登録することで、NetEyezから送り出すパケットへの応答状況を監視するアクティブ監視機能も利用できます。バージョン2.5では、よりユーザがわかりやすいように、画面上でアクティブ監視であることを明示するようにしました。
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改善点と制限事項
NetEyez バージョン2.5での改善点
・ドキュメント数の上限が無くなりました。
・エージングはドキュメント数ではなくディスク容量のみに応じて設定可能となりました。
・エージング性能が向上しました。
ディスク容量が不足した場合にはアラームを発生し、メール等で通知されます。 -ディスク容量の80%を超えた場合アラームによりエージングを促します。 -さらに90%を超えた場合には監視を停止し、ディスクのオーバーフローをさせないようにします。 監視を再開するには、エージングをして容量が確保する必要があります。
制限事項
旧バージョンのデータは引き継げません。