恒温槽トルクベンチ
概要
近年、自動車をはじめとして製品に用いられる部品の品質が原因となる事故が発生しており、これにより部品の製造元と販売元を含めた関連する会社全体の信頼を損なうことになります。モータにおいてもこれまで以上に製造元での品質や性能を十分に検査することが求められています。これまではモータの特性(トルク・回転数・電流・電圧)を室温で測定するのみでしたが、今後はモータが使用される温度環境(-40℃~+120℃など) にて、温度変化による変形や減磁の影響を考慮した検査が必要となってきます。
基本機能
● 温度変化に強いTMシリーズトルク計を採用 (回転軸からの熱伝導に対処)● 槽内ベースの荷重を槽外で支える堅牢な構造
● 高精度な軸合わせが可能な固定台・軸合わせ治具
● モータ回転時に恒温槽扉をロックするインターロック機能

接続図

M-Test7ソフトウェア
● 最速10ミリ秒間隔のサンプリング、テキスト形式のデータ保存、縦5軸グラフ表示● パワーメータや温度センサを接続し、システムの拡張が可能

試験設定画面

5軸グラフ
モータ固定台

TAMFL型
L型 上下・水平調整
面板交換で複数モータ対応
軸合わせ冶具

モータとトルク計間の芯合わせ
最小目盛り10μm