FAQ

モータートルク測定装置Magtrol

ヒステリシスブレーキダイナモメータHDシリーズ

ID.

Q. 自社で校正はできますか?

A.


可能です。
ダイナモメータ本体に添付された校正ビームと、別途ご購入いただいたコントローラDSP6001 または DSP7001 をご用意ください。また、錘は別途ご用意頂く必要があります。
校正に使用する錘は、以下の表を参考に選択してください。

モデル 校正ビーム フルスケール ピン位置(cm)
HD-106 CB-106 18.00 mNm 9.18 20 g
HD-100 CB-100 80.0 mNm 8.16 100 g
HD-400 CB-400 280 mNm 14.28 200 g
HD-500 CB-500 850 mNm 17.34 500 g
HD-510 CB-500 850 mNm 17.34 500 g
HD-505 CB-500 1700 mNm 17.34 1.0 kg
HD-515 CB-500 1700 mNm 17.34 1.0 kg
HD-700 CB-700 3.10 Nm 31.61 1.0 kg
HD-710 CB-700 3.25 Nm 31.61 1.0 kg
HD-705 CB-700 6.20 Nm 31.61 2.0 kg
HD-715 CB-700 6.50 Nm 31.61 2.0 kg
HD-800 CB-800 14.00 Nm 47.59 3.0 kg
HD-810 CB-800 14.00 Nm 47.59 3.0 kg
HD-805 CB-800 28.0 Nm 47.59 6.0 kg
HD-815 CB-800 28.0 Nm 47.59 6.0 kg
HD-825 CB-825 56.5 Nm 38.41 15.0 kg

校正手順:
1.コントローラの電源を入れてから20分以上はヒートランをしてください。装置の温度が室温よりも低い場合は、さらに長くヒートランをしてください。

2.回転軸に校正ビームを固定します。

3.校正ビームを水平に保ちながら、コントローラのブレーキ電流値を増加させて100% にします。



4.ダイナモメータの「ZERO」つまみを回して、コントローラのトルク値がゼロになるよう調整します。



5.校正ビームのCW側の cm のピンに錘をぶら下げ、校正ビームを水平にします。

6.ダイナモメータの「CW」つまみを回して、コントローラのトルク値が 、現在ダイナモメータに加わっているトルク値になるように調整してください。トルク値は以下のように計算できます。
例) HD-106、錘が20gで、ピン位置が9.18cmの場合
9.18 (cm) x 20 (g) x 9.81(kg m/s^2) = 18.0 mNm
※ フルスケールの0.5%以内であれば調整の必要はありません。

7.同様に、校正ビームのCCW側の cm のピンに錘をぶら下げ、校正ビームを水平にします。

8.ダイナモメータの「CCW」つまみを回して、コントローラのトルク値が現在ダイナモメータに加わっているトルク値になるように調整します。



9.錘を外します。

10.ヒステリシスブレーキの残留磁化が発生しているため、これを除去します。
校正ビームを上下に動かしながら、徐々にブレーキ電流値を減らしていきます。

以上で校正は完了です。


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