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トルク計測に関するお問い合わせ

機器選定ガイド(応用編)

概要

選定ガイドの基本編に続く応用編です。
はじめに基本編で、トルク計 ・ ブレーキ ・ コントローラ ・ ソフトウェアの選定をしてください。
応用編では、下記の6つのステップに沿って、治具 ・ 安全装置やその他の機器選定を行います。

選定ステップ1:モータ固定台

モータの固定方法は主に2通りで、L型固定台でモータの取付け穴を用いるか、V型固定台でモータの外周を押さえて固定するかです。
固定したモータとの芯ずれを測って調整するための軸合わせ治具もアクセサリとして販売しています。

選定ステップ2:カップリング

弊社ではモータ・トルク計・ブレーキともにベースに固定する方式を推奨しています。
カップリングは、偏心と偏角を許容することができるダブルディスクタイプ(2自由度)が最も適しており、次にベローズやオルダムなど自由に動くカップリングが適しています。
ベース固定された軸間には、1自由度しかないシングルディスクカップリングは使わないでください。
カップリングの選定には、トルク、回転数、締結する軸径の仕様を確認します。

選定ステップ3:ベース板・スライドキー・ブレーキ固定台・トルク計固定台

弊社では数Nmの小型の装置にはT溝付きベースプレートPTシリーズをおすすめしています。Tスロットナットを用いて自由な位置に治具の固定ができます。
スライドキーがあるとトルク計やモータ固定台をベースに対して水平に移動でき、軸合わせ後のカップリング取付が容易になります。
また、複数台のトルク計やブレーキを載せ替えて使う場合も交換が作業が容易になる利点があります。
アルミフレームのテーブルを用意すると棚板に計測機器を配置でき、装置全体の設置スペースを小さくすることができます。

選定ステップ4:安全カバー、インターロック

安全カバーを堅牢にするほど装置の操作性が悪くなる傾向にありますので、安全性と操作性のバランスを考えて選定します。
インターロックボックスは装置全体の安全を管理するための上位の制御器です。
非常停止、安全カバーのロック/解除、モータ駆動用電源のON/OFF、各種の異常/正常の状態監視の機能があります。

選定ステップ5:電力計(計測オプション)

被試験モータやドライバ(モータ駆動回路)の電流・電圧・効率を測るには、追加で電力計を選定します。
電力計を選定するには、被試験モータをどのように回すか、どこを測るか、必要な電流・電圧・電力の仕様を確認します。

選定ステップ6:その他の計測オプション

モータのトルク・回転や電力計測の他にも必要な計測や制御の項目があるかを確認します。 例:温度計測、モータ駆動用電源の制御、合否判定など

PDFのガイドは、それぞれの選定ステップの詳しい解説となっていますので、ダウンロードしてご利用ください。

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